■バイク/自転車

カワサキがピュアエレクトリックバイク「Ninja EV」「Z EV」、ハイブリッドモデルの「Hybrid EV」を発表!それぞれ2023年と2024年に市販予定

カワサキがピュアエレクトリックバイク「Ninja EV」「Z EV」、ハイブリッドモデルの「Hybrid EV」を発表!それぞれ2023年と2024年に市販予定

| 見た目はガソリンエンジン搭載のバイクに非常に近い |

ピュアエレクトリックバイクのバッテリーは取り外し式、外部での充電も

さて、自動車業界が急速に電動化へとシフトしている今、バイクにおいてもエレクトリック化の波が押し寄せており、EICMA 2022では多くのピュアエレクトリックバイクが発表されています。

そしてカワサキもまた、カーボンニュートラルへの取り組みを強化することを主眼として「Go with Green Power(グリーンパワーで行こう)」というテーマを掲げた展示を行うことに(もちろんこれは、カワサキのイメージカラーであるグリーンと、環境意識をあらわすグリーン両方の意味がある)。

カワサキは3台のエレクトリックバイクを発表

そして今回カワサキが発表したのが「Ninja EV」「Z EV」「Hybrid EV」で、これらは”企業の姿勢をアピールするだけ”のコンセプトモデルではなく、量産前提のプロトタイプであるといい、つまりは実際に市販されると考えて良いかと思います(2023年以降の市販をイメージしているようだ)。

ちなみにカワサキは2年前に「ハイブリッドコンセプト」を公開していますが、それが今回「形になった」ということになりそうですね。

カワサキがハイブリッド技術を開発中
【動画】カワサキがまたやった!バイク用ハイブリッドを開発し市販化を示唆。「航続距離が短い」電動バイクの問題を解決できるか

| 反面、「2つの動力源が」1台の中に存在し、大きく重く、高くなるのは間違いない | さて、カワサキが将来的なバイクの技術として「ハイブリッドシステム」を採用する意向を発表。現時点ではどういったバイク ...

続きを見る

現時点でこれら電動化バイクの全貌は明かされていないものの、Ninja EVとZ EVは見た目がガソリンエンジン搭載のバイクと大きくは変わらず(駆動力の伝達にもチェーンを用いるようだ)、しかし車体下部に取り外しが可能なバッテリー(3kWh)を2個搭載。

このバッテリーパックの重量は12kg(1個あたり)あるというので、実際には取り外しや持ち運びは容易ではないかもしれません。

1 (2)

なお、同じEICMAではオーストリア企業がピュアエレクトリックバイクを発表していますが、こちらは逆に「従来のガソリンバイクのデザインや構造、レイアウトを全く無視した」という新しいデザインを持っていて、現時点ではエレクトリックバイクに対する捉え方は各種各様(カワサキとしては、現在のバイクから意図的に乖離しすぎないようにしたのだと思う)。

この構造は完全に金田バイク!オーストリアよりSF感満載なピュアエレクトリックモーターサイクル「SENMENTI X」が発表されてボク歓喜
この構造は完全に金田バイク!オーストリアよりSF感満載なピュアエレクトリック・バイオマシン「SENMENTI X」が発表されてボク歓喜

| 今年のEICMAではエレクトリックバイクの出展が目白押し | このSENMENTI Xの加速はなんと3秒以下、航続距離は300km イタリア・ミラノで開催される世界最大のオートバイ国際見本市、EI ...

続きを見る

1 (1)

なお、これらエレクトリックバイクに関しては「短距離の移動」を想定しているといい、航続可能距離はさほど長くないのかも(価格と重量を抑えようとすると、どうしてもそうなってしまう。ここがエレクトリックバイクのツラいところでもある)。

カワサキはハイブリッドバイクも市販予定

そしてこちらは「ハイブリッドEV」ですが、上のピュアエレクトリックモデルよりも発売が遅れ、2024年から生産が開始されると紹介されています。

ピュアエレクトリックモデルとは異なりガソリンエンジンを有するので長距離走行にも対応し、さらにコミューターとファンライディングとしての性格も併せ持つようですね。

1 (3)

カワサキはカーボンニュートラルについて多角的に取り組んでゆくとし、このほかにも水素を燃料とするバイク(2030年代に実用化の予定)の開発を進めていること、2024年から2025年にかけて30〜35台の新しい内燃エンジン搭載のバイクをを世界中で発売すること(そのうち約半数はヨーロッパ市場に投入)についても触れています。

あわせて読みたい、関連投稿

【動画】いったいなぜ?カワサキがヤギ型ロボット「RHP ベックス」を発表。無駄に大きな角、ビカビカ光るLEDがカッコいい
【動画】いったいなぜ?カワサキがヤギ型ロボット「RHP ベックス」を発表。無駄に大きな角、ビカビカ光るLEDがカッコいい

| 自律歩行ができるほか、人が乗って「操縦」が可能 | 意外といろいろなシーンで活躍することになりそうだ さて、カワサキ(川崎重工)が国際ロボット展にてヒューマノイドロボット「RHP Friends」 ...

続きを見る

ほぼ50年ぶり!ホンダが「CL」のネーミングを復活させたスクランブラー、CL500とCL250を発売
ほぼ50年ぶり!ホンダが「CL」のネーミングを復活させたスクランブラー、CL500とCL250を発売

| これまた改造しがいのあるバイクが登場し、ボクの物欲を刺激する | 最近、気軽に足代わりとして乗れるバイクを物色中。これはちょうどいいかも さて、イタリアはミラノにて開催されるバイクの見本市「EIC ...

続きを見る

ドゥカティ・スクランブラーが第2世代に進化!より軽くなってハンドリングや扱いやすさが向上し、デザイン性やカスタム性も向上。ラインアップは3種類、127万円から
ドゥカティ・スクランブラーが第2世代に進化!より軽くなってハンドリングや扱いやすさが向上し、デザイン性やカスタム性も向上。ラインアップは3種類、127万円から

| 新型スクランブラーはその機能や性能、利便性に大きく磨きをかけてきた | すでに手放してしまったが、機会があればもう一度乗りたいのがスクランブラー さて、ドゥカティがスクランブラーの2023年ライン ...

続きを見る

参照:Kawasaki

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

-■バイク/自転車
-, , , , ,