| これまた改造しがいのあるバイクが登場し、ボクの物欲を刺激する |
最近、気軽に足代わりとして乗れるバイクを物色中。これはちょうどいいかも
さて、イタリアはミラノにて開催されるバイクの見本市「EICMA」が開幕し様々なニューモデルが発表されています。
そこで今回気になったのがホンダの発表した「CL500」と「CL250」。
これはレブル500をスクランブラースタイルに仕立て上げたモデルですが、およそ50年ぶりに復活した「CL」となっています。
ちなみにホンダは1970年代に「CB」「CL」といったラインアップを展開しており、このCLはCBに対してハンドルバーやタイヤを「ちょっとだけオフロード」仕様へと変更し、かつハイマウントエキゾーストパイプを装着したスクランブラー仕様(CL50からCL450までが存在した)。
しかしながら1970年代なかばにCL200とCL360の生産終了をもって姿を消してしまい、今回のCL500の発表まで”欠番”となっていたわけですね。
ちなみにこの「スクランブラー」はドゥカティほか欧州のバイクメーカーが熱い視線を注ぐカテゴリでもあるのですが、なぜか日本のバイクメーカーはこれまでスクランブラーに本腰を入れておらず(ネイキッドは日本でも人気だが、ちょっと路線がちがう)、しかし今回ホンダがCLを復活させたことで、ヤマハ、カワサキ、スズキといったほかメーカーもなんらかの動きを見せる可能性もありそうです。
現代のCLは「アーバンネイキッド」
そしてホンダによると、現代のCLとは「レトロな魅力と最新の装備や技術を融合した、まったく新しいタイプのモダンなアーバンネイキッド」。
なお、今回EICMAで発表されたのはCL500のみで、こちらはレブルL500やCB500シリーズに搭載された471cc水冷パラレルツインを用いており、しかしフューエルマッピングの変更と吸気系の見直しによって最高出力46馬力/43.4Nmを実現しています。
車体についてもレブルとは若干異なり、ハイマウントエキゾーストパイプはもちろんのこと、スプロケットはレブルより1つ歯が多い41枚を採用し、フロントサスペンションにはトラベル5.9インチの41mmフォーク(レブルは4.8インチ)、後方にはトラベル5.7インチ(レブルは3.8インチ)のプリロード式アジャスタブルショックが装備されています(タイヤはフロント19、リア17インチ)。
ブレーキだとフロントに310mmのフローティングディスクローターを2ピストンキャリパーにて挟み込み、リアだと240mmのローターを1ピストンキャリパーで制動することに。
2チャンネルABSが標準装備され、ホンダによれば、2輪の制動圧をバランスさせることで、舗装路でも未舗装路でもしっかりとしたブレーキングを実現しているといいます。
そのほかの装備だとホンダのバイクらしくフルLED灯火類、デジタルメーター等がアナウンスされていますが、ホンダ純正アクセサリーからも大量にパーツが投入される予定だそうで、カスタムの幅が広がるのは嬉しいところですね。
現時点ではCL500の日本国内発売や価格について言及されておらず、しかしホンダによれば「近いうちに発売を予定」。
車体カラーはグリントウェーブブルーメタリックとマットアーマードグリーンメタリックの2色構成となる予定です。
CL250も国内にて情報公開
そしてホンダはCL500のEICMAでの発表に合わせ、国内にてCL250の情報をリリース。
もちろんレブル250のスクランブラー版ということになり、CL500同様にレブルとは大きく印象が異なります。
タイヤサイズはフロント19インチ、リア17インチなのでCL500と変わらず、見たところ(ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+のような縦2連の)マフラーデザインも同じようですね。
レブルと同じくエンジンやエキゾーストまわり、補機類がブラックアウトされているために凝縮感や重厚さを感じさせてゴツく見えるのも視覚的な特徴。
ちなみにこちらはホンダの純正アクセサリーを装着した「クロススタイル」なる仕様で、その雰囲気が大きく変わっていることがわかります。
今後は「トラッカー風」など様々なオプションが用意されるかもしれませんね。
ホンダCL500のプロモーション動画はこちら
参照:Honda