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映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の撮影に使用されたカウンタックが競売に。「スコセッシ、ディカプリオ、ランボルギーニ」の相乗効果にて2.8億円の落札予想

2023/08/06

映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の撮影に使用されたカウンタックが競売に。「スコセッシ、ディカプリオ、ランボルギーニ」の相乗効果にて2.8億円の落札予想

| ランボルギーニ・カウンタックはいつでも映画で重要な役割を果たしてきた |

この「ビアンコ外装、ビアンコ内装」のカウンタックは全米でも12台しか納車されていない

さて、マーティン・スコセッシ監督の映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の撮影で使用された2台のランボルギーニ・カウンタック25thアニバーサリーのうちの1台がRMサザビーズ主催のオークションに出品予定。

ボディカラーはビアンコ・ポロ、そしてインテリアカラーもビアンコとなっていますが、この組み合わせを持つカウンタック25thアニバーサリーは米国ではわずか12台のみしか納車されなかったのだそう。

ランボルギーニ・カウンタック25thアニバーサリーはこんなクルマ

カウンタック25thアニバーサリーは1988年の「ランボルギーニ25周年」の折に発売されたカウンタック最終モデルであり、スタイリングを担当したのはのちにパガーニを創業するオラチオ・パガーニ。

オラチオ・パガーニは当時からコンポジット素材に対して強い関心を示しており、よってこのカウンタック25thアニバーサリーにもコンポジット素材が使用されていますが(ランボルギーニにとってはじめてコンポジット素材を使用したモデルとなる)、細部のデザインがリファインされ”連続性のある”ディティールが与えられています。

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バンパー下部、サイドステップ、Cピラー上の「弁当箱」、エンジンフードやリアバンパー等の変更が顕著となり、ダウンフォースが強化されたことによってLP400S以降のカウンタックにおける人気オプション、「リアウイング」の設定がなくなることに。

ただ、今回オークションに出品される個体にはリアウイングが装着されており、サイドマーカー、そしてカウンタックの美しさを台無しにしてしまう「5マイルバンパー」も装着済み。

ホイールはOZ製の新しいデザインが採用され、タイヤサイズはフロント225/50R15、リアでは345/35R15。

搭載されるエンジンは5.2リッターV12、出力はクワトロバルボーレと同じ455馬力、0−100km/h加速は約4.7秒、最高速は295km/hを誇り、1990年の生産終了までに657台が製造されています。

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おそらくは「破壊されなかったほう」のカウンタック25thアニバーサリー

このカウンタック25thアニバーサリーは劇中にて非常に印象的な使われ方をされており、(このカウンタックを所有する)レオナルド・ディカプリオがアルコールとドラッグによって体の自由が効かなくなり、しかしなんとか家に戻ろうとするシーンにて登場します。

レオナルド・ディカプリオはなんとか這ってカウンタックに近づこうとし・・

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階段から転げ落ちることに。

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頑張ってカウンタックに近づいて・・・。

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足でシザースドアを開いてなんとか乗り込むことに成功。

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そしてなんとか走り出すものの、もちろんこの状態でまともに運転できるはずもなく、自宅に戻るまでにベコベコになってしまうわけですね。

なお、出品前のレポートにはどのシーンで使用されたかの説明はなく、このシャシーナンバーKLA12722はおそらく「クラッシュしていないほう」だと見られています。

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オークションを開催するRMサザビーズによると、「スコセッシ、ディカプリオ、ランボルギーニ、そしてニューヨーク」という他に例を見ない組み合わせにより、落札価格は最高で200万ドル(現在の為替レートにて約2億8300万円)に達するだろう、とのこと。

レオナルド・ディカプリオがなんとかランボルギーニ・カウンタック25thアニバーサリーに乗ろうとするシーンはこちら

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参照:RM Sotheby’s

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