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ボクは結局、オーダーしたフェラーリ296GTBにどういったオプションを装着したのか?そしてその理由とは【ボディ/外装編】

2022/10/01

ボクは結局、オーダーしたフェラーリ296GTBにどういったオプションを装着したのか?そしてその理由とは【ボディ/外装編】

| フェラーリにはとんでもない数の選択肢がある |

そういった中で、自分の思い通りのフェラーリを作り上げるのは難しい

さて、ふと「よく考えると、オーダーしたフェラーリ296GTBのオプション詳細について紹介していなかったな」と気づき、ここで装着したオプション、そして装着しなかったオプションの詳細そして理由などを述べてみたいと思います(これまでリストとしては挙げていたものの、詳細については触れていなかった)。

なお、オプション価格はぼくがフェラーリ296GTBをオーダーしたときのものなので、今は少し値上がりしているかもしれません。

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フェラーリ296GTBのボディカラーについて

まずはフェラーリ296GTBのボディカラーについてですが、御存知の通りぼくが選んだのは「アッズーロ・ディーノ(Azzuro Dino)」。

これはぼくの中では「ディーノ(206/246)に採用されていたブルー」という解釈だったのですが、調べてみると1967年にディーノが登場する前からフェラーリのクルマに設定されていたようで、よってこの「ディーノ」とは、クルマのディーノではなく、エンツォ・フェラーリの息子であるディーノ(アルフレッド)を直接指していたのかもしれません(車両の方のディーノも、アルフレッドの愛称から取られている)。※アッズーロとは、イタリア語で「青空」といった意味である

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少なくとも1964年には存在していたようだ!

それはともかくとして、このブルーはフェラーリとしては世にも珍しい「ソリッドのブルー」であり、488スパイダー登場の際に設定された「ブルー・コルサ(メタリック、下の画像)」とも異なる色味であって、現代のフェラーリのイメージとはかけ離れた色。

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ただ、以前にムゼオ・フェラーリ、ムゼオ・エンツォ・フェラーリを訪問した際には意外や多くの(しかも色々な色味の)ソリッドブルーのフェラーリが展示されていて、フェラーリによるとかつて「ブルー」をトレードマークの一部として使用していた時期もあるそうなので、ブルーといってもフェラーリとは縁遠いものでもなく、むしろ初期のフェラーリとは密接な関係にあったのではないかとも考えたわけですね。

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実際のところフェラーリの「ブルー」には相当な種類があり、「水色」から「ネイビー」まで文字通り数え切れないほどのカラーがあるわけですが、ぼくが当初気になったのは「水色」。

ただし、このカラーは日本の気候風土の中で見たときに「ちょっと淡すぎるか・・・」と考え、しかし「鮮やかな」色を選びたかったということもあってネイビー系も避け、かつぼくはメタリックも好きではないので、このアッズーロ・ディーノへと落ち着くこととなっています。

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なぜフェラーリに「ブルー」だったのか

なお、そもそもブルーを選んだ理由は「比較的ブルーが好きだから」という理由もありますが、特にぼくの中でブルーがトッププライオリティというわけではなく、好きな色の順番としてはブラック、ホワイト、レッド、イエロー、オレンジの次くらい。

ただしフェラーリ296GTBに(ぼくの視点で)似合うかどうかを考えた際、ブラックやホワイトはおそらく多くの人が選ぶであろうと考えられ、それはレッドも同様で、イエローも他の人と被る可能性が高く、しかしオレンジは296GTBにあまり似合わないかもしれないと考え、そこで「一番(ぼくが)296GTBに似合っている」を考えたのがこのブルーだったわけですね。

「似合うか似合わないか」で言えば、やはりレッド(ロッソ)系が一番似合うとは考えているものの、それだとやはり普通すぎますし、ぼくは天の邪鬼なので、世の中のイメージが「フェラーリ=レッド」なのであれなそうでない色を選びたく、しかしまったくフェラーリと関連性がないカラーを選ぶことも(フェラーリに対する敬意から)できず、よって「一見してフェラーリらしくない、しかし実はフェラーリらしい」このカラーに落ち着いた、ということに。※ぼくはウンチク好きなので、なにかと選ぶもの、選んだものに理由をつけたがる

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アッズーロ・ディーノのオプション価格は323万円

ちなみにこのブルーは標準のオプションの範囲では選択ができず、「ヒストリカルカラー」というスペシャルオプションのたぐいとなり、その価格は3,229,717円。

こういった高価なフェラーリのボディカラーとしては、「ビアンコ・イタリア」や「ジャッロ・トリプロ・ストラート」等があり、かつては「誰がボディカラーにそんな大金を払うんだろうな・・・」と考えていたものの、まさか自分がそうなるとは思わなかった、という感じです。

フェラーリ296GTBのボディカラーについて、標準のボディカラー(16色)だと追加費用無しの0円、「追加色」だと、569,800円、「スペシャルカラー」「クラシックカラー」だと1,139,600円。

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よってぼくが選んだのはもっとも高価な部類ということになりますが、恐ろしいのは「さらに上の、テーラーメイドなるカスタムオーダー」が存在すること。

こちらはさらにカラーの自由度が高まりますが、そのぶん価格もズドンと上がってしまうことになります(どれくらいになるのか想像もつかない・・・)。

ちなみにですが、フロントフェンダー上のシールドエンブレムは「標準」装備で、この標準仕様だとエナメルと金属仕様の立体エンブレムをはめ込むという構造を持ちますが、クラシックフェラーリのように「ペイント」仕上げへと変更することも可能です(ちょっとエンブレムのサイズが大きくなる)。

この「ペイント」エンブレムはたしか160万円くらいと聞いたような記憶があり(BMWのバイクが買える・・・)、なかなかに魅力的ではあるものの価格面において断念。

よって、このオプションを実際に選んだ人に対しては畏敬の念を感じます。

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ストライプ(リバリー)を入れようかどうしようか迷ったが

なお、フェラーリ各モデルにはストライプなどのリバリー(グラフィック)を入れることも可能。

ストライプの種類は多種多様で、一色や二色、さらにはイタリアンカラー、さらにはストライプの幅などに多くのバリエーションがあり、非常に人気の高いオプションです。

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これらについては職人がマスキングを行ってストライプをペイントするのですが(ステッカーを貼るのではない)、その段差を消すためにクリアーを塗っては削り、という作業を繰り返すためにコストが高くなってしまい、150万円〜250万円くらいはかかるもよう。

ぼくはストライプが大好きなので「入れてみようか」と思ったものの、もし仕上がりが(技術的な意味ではなく、カラーのマッチングという意味で)思ったようなものでなかったら取り返しがつかないことになってしまうと考え、今回はリスク回避で見送ることに(今後フェラーリを何台か注文するうち、雰囲気がつかめてきたときにストライプを入れようと思う。何台かフェラーリを注文しないと、思った通りの仕様を実現できそうにない)。

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これらストライプ(リバリー)含め、そのオプションの大半は(ぼくらが接続する)オンラインコンフィギュレーターでは出てこず、フェラーリ正規ディーラーに備え付けのコンフィギュレーターでしか見ることができないので、仕様の決定に悩む場合や、こんなことはできないだろうかと考えた場合、迷わずディーラーに相談したほうが良いかと思います。

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このほか、296GTBの外装に関わるものだと「エクステリアカーボンコンポーネント(フロントスプリッター、サイドステップ、リアディフューザーがカーボン製に変更される)」がありますが、これについては価格があまりに高額であること、そしてホイールをマットブラックとしたので、(グロスにしろ、マット仕上げにしろ、ちょっとグレーっぽく見える)カーボンパーツよりも標準仕様のセミグロスブラックのほうが全体のマッチングがいいんじゃないかと考えた(自分にそう言い聞かせた)こと、そして(ボディカラーに)ヘリテージカラーを選んだのに合わせインテリアにも昔っぽい(1970年代っぽい)カラーを選んだこともあって「(1960-1970年代のフェラーリに採用されていなかった)カーボンはあまり合わないかもしれない」と考え、装着を見送っています。

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ちなみにテールパイプはオプションの「ブラック・セラミック・コーテッド・パイプ」を選択しています(標準だとシルバーで、チタン製オプションもある)。

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このほか、フェラーリ純正にてプロテクションフィルムも用意されているのですが、色々と話を聞く限りでは、どうも純正のプロテクションフィルムは「ざっと」したものであり、日本で貼ったほうが仕上がりが美しいとのことなので、こちらは国内にて施工を行う予定です。

フェラーリ296GTBの外装にはこういったオプションがある

そしてこちらはフェラーリ296GTBのオプション(の一部)。※価格は変動するので、あくまでも参考程度で

この他にも様々なオプションが(ディーラー備え付けの専用カーコンフィギュレーター内に)存在するものと思われます。

なお、「*」が頭についているのは今回ぼくが装着したオプションです。

フェラーリ296GTBのオプション(外装関連)

  • *カラードブレーキキャリパー 0円

  • *カーボンエンジンカバー 0円

  • *エンジンルーム ドライバーズサイン 100,000円

  • *スクーデリア・フェラーリ・フェンダーシールド 0円

  • チタンエキゾーストパイプ 226,800円

  • *マットブラック エキゾーストパイプ 154,000円

  • カーボンファイバー フロントスポイラー 693,000円

  • カーボンファイバー アウターシルカバー785,400円

  • カーボンファイバー ボンネットフレーム 756,000円

  • カーボンファイバー エンジンルーム・フィルターボックスカバー 492,800円

  • カーボンファイバー リアディフューザー 1,078,000円

  • カーボンファイバー マットカーボン 385,000円

  • カーボンファイバー ホイールセンターキャップ 77,000円

  • カーボンファイバー トランクエリアインサート 616,000円

  • カーボンファイバー トランクボウルエリア・カーボンインサート 616,000円

  • ボディカラー(標準) 0円

  • ボディカラー(追加色) 569,800円

  • ボディカラー(スペシャルカラー) 1,139,800円

  • ボディカラー(クラシックカラー) 1,139,800円

  • *ボディカラー(フェラーリ ヒストリカルカラー) 3,229,717円

  • イタリアンフラッグバッジ 120,000円

  • リバリー(ストライプ) 価格はそのパターンによる

  • スクーデリア・フェラーリ・エンブレム「ペイント」 160万円くらい?

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