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ランボルギーニ・ウラカンのインプレッション(200kmほど乗った印象)

2015/05/03

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まだ数百キロ程度しか乗っていませんが、ランボルギーニ・ウラカンの印象。
なんだかんだでガヤルドとは相当に異なる車だと思います。

電子制御が介入する部分が多く直接的な部分が減っていることがその理由だと思いますが、ぼく的には扱いやすくなっているのでウエルカム。
そしてこの制御が優れており、ちょっと乗っただけでも「壊れる感じが全くしない」という安心感があります。
ぎこちないところ、不安定なところがなく、常に均一の反応を示す、ということですね。

排気音は先日述べたとおりですが、音量は大きく感じられるものの、音質はずいぶん変わっています(室内で聞く音について)。
ロードノイズについては、タイヤの幅や接地面積が拡大したことに起因するのか、けっこう大きめですね。
総じて、運転はしやすくなっているものの、車内に入ってくる音はけっこう大きくなっています。

タイヤ直径が大きくなっていることで、ゴツゴツした路面からの衝撃が減り、段差越えの際の衝撃が小さくなっていますが(とくに高架道路の継ぎ目が連続する場面では乗り心地が大きく改善)、ダンピングレートはかなり高めで、かつサスペンションストロークもかなり短めであり、総じて硬めの足回りと言えるでしょう(超高速域でのパフォーマンスに集中していると考えられる)。

反面ボディ剛性や各部の取り付け剛性はかなり向上しており、そのためサスペンションがしっかり動くので、超ハードなセッティングながらもさほど不快という印象はありません。
安定感は特筆すべきものがあり、高速道路のカーブにおいてもまったく危なげなところが無いように思います。
スピード感が希薄なのも特徴で、時速100キロ程度で走行していても、感覚的には40-50キロくらいで走っているかのような印象を受けますね。

なお、ガヤルドでは典型的であった、「タイヤが暖まっていない時に大きくステアリングを切るとボリボリと音/衝撃が出る」事象はウラカンでは鳴りを潜めており、最近の気温(20度前後)では発生しないようです(気温が低い時の試乗では、わずかに音が出ていたように記憶している)。

路上を走行していると、ガヤルドよりアグレッシブになったスタイリングのせいでガヤルドに乗っていた頃よりも視線を感じるような気もしますが、比較的女性や子供のほうが(成人男性よりも)興味を示していることが多いようですね。

ウラカンはアイドリングストップを備えますが、再始動の時の音は(V10が目覚めるので)当然ですがけっこう大きめ。
運転していれば、ブレーキペダルをリリースした時にエンジンが再始動するなど理解できますが、助手席の人にとっては「何の前触れもなしにV10が吠える」ことになるので、ちょっと驚くこともあるようです。
アイドリングストップはオフにできるので、助手席に人を乗せる時などはオフにしておいたほうが良いかもしれませんね。

なお、まだ慣れないこともありますが、ガヤルド時代から時々やってしまうのが「アクセル空振り」。
クラッチ保護のために停車すると「N」に入れるわけですが、いざ発車しようとしてNレンジに入れているのを忘れ、1速に入れているものと勘違いしてアクセルを踏んでしまう、というものですね。
ウラカンでもさっそくやってしまい、普通にスタートしようとアクセルを踏んだのですが1速に入れ忘れており、あまりの吹けあがりの軽さ(ガヤルドとは全く異なる)もあって一気に5000回転ほどまで空ぶかししてしまい、自分でも驚く事態に。
後ろや周りにいた人のほうがもっと驚いたと思いますが、これは今後、とくに気をつけたい部分です。

また気付いたことがあれば随時公開したいと思います。

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