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ランボルギーニ・ウラカンの異音対策。内装の内張を外して制振・防音・吸音を行ってみた

2017/05/06

さて、先日よりちょっと悩まされているランボルギーニ・ウラカンの異音。
どうやら発生源は一つではなく、複数から出ているようです。
リバイズさんにてウエザーストリップ、ランボルギーニ大阪さんにてウインドウのキャリブレーションを行っていただき随分改善したものの、まだ何か音が出ている模様。

そこで走行中など異音が発生する状況で内装を触ってみたりして発生源を探してみますが、正直「ここだ」というのは究明が難しく、対策に困っているのが現状。

それでも放っておくわけにも行かず、いくつか候補をピックアップし、一番可能性が高いのは内張とウエザーストリップとの隙間。
ここのゴムと内装とが擦れて音が出ているんじゃないか、ということですね。
ウラカンのようなスーパーカーはサイドウインドウの圧着力が強く(高速走行を考慮)、そのためウインドウはかなり強い力でウェザーストリップを押し付けることになり、それが原因でウインドウ→ウエザーストリップ→内装と圧迫され、音が出ているんじゃないかということです。

この部分についてはとりあえずクッションテープを隙間に貼って様子見ですが、内装とウェザーストリップとの隙間が狭く、かなりテープを貼るのには苦労。
かつ、上を向いて作業する必要があり(内張を外さない限り)、姿勢的にもかなり辛いですね。
ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の天井に絵を描くときに相当に苦労したという話を読んだことがありますが、ほんのちょっと上を向いて作業するだけもこれだけ疲れるので、ミケランジェロはよっぽど辛かったんだろう、と思いながら気を紛らわせて作業を続行。

さらにウラカンの内張自体は非常に薄く、これはおそらく軽量化を意識した部分だと思われます。
ウラカンと基本構造を同じくするアウディR8は(多少ウラカンより全長が長いといえど)ウラカンよりも150キロくらい重量が重くなっていますが、そのうちの多くは遮音材や制振・防音・吸音に関するものがあるんじゃないかと推測。

そんなわけで制振・防音・吸音を考えてみますが、そこで用意したのが下記の部材。
ゴムのスポンジ、制振シート、ミクロンウール、そして上述の隙間に貼るテープ。
ミクロンウールはカーオーディオの吸音に使用するので、以前に購入したものが余っていたものですが、そのほかは全てオートバックスでも売られています。
カーオーディオコーナーにゆくとエーモン工業から発売されている製品が置かれていると思いますが、製造元は住友3Mなどしっかりした製品なので(販売元がエーモンというだけ)これらを使用しておくと(オーディ的見地はさておき)まず大丈夫。

制振シートはこんな風にカット(あらかじめ貼る場所の検討をつけておき、それに見合ったサイズにカットする)。

それを内張の内側に貼ってゆきます。
なお内張はファスナー(樹脂のメス側に金属のオス側を差し込む)で固定されていますが、この金属パーツもわずかに隙間があるだけで音を発するので、オス側にはテープ、メス側の周辺にも制振材を貼っておくと一般的に異音対策になることが多いですね。

貼る時にはヘラを使用(しっかりと制振材を圧着するため)。
なお、制振材は温まっている方がより密着するので、作業は天気の良い日を選び、制振材を日に当てておくと良いと思います。
できれば車も日に当てて各パネルなどを温めておいた方が良さそうです(それが難しい場合はドライヤーで温める)。

なお作業する際は地面に膝をつくことが多く、膝が痛くなるのでぼくはいつもこういったパッドを使用しています。

今回の作業による効果がどの程度あるのか、作業前にこれを知ることは難しかったので詳しく画像を残していなかったのですが、どうやら上記一連の対策は効果覿面。
今のところ異音は収まっており、もうちょっと様子を見る予定(また発生するかもしれない)。
現在は運転席側だけの作業ですが、頃合いを見て助手席側も作業を行おうと考えており、その際に詳細を画像で記録し、改めてアップしたいと思います。

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