人生の転機というか、ちょっとしたきっかけのようなものってありますよね。
それは良いことであったり、そうでないことであるかもしれません。
ぼくにも今思い返すといくつか転機があったなあ、と思うのですがあまり良くないほうの転機で心に残るのは,高校入学当初のことです。
当時ぼくは神童として有名で、100点意外の点数は見たことが無いという状態であったのですが、そのまま高校へ進学するわけです。
高校ではあまり教師に恵まれず、特に数学の教師に関しては「はずれ」であったと認識しています。
入学当初から神童っぷりを発揮して教師ですら解くのに時間のかかる問題を一瞬で解いてしまう生徒であったので、数学の教師にとって、ぼくは面白くない存在だったのでしょうね。
そこから教師の様々な嫌がらせにあい、すっかり数学が嫌いになってしまったぼくは、文系にシフトしてしまいます。
今思うのは、もしあのときぼくが数学を選んでいたら,今どうなっていただろう?ということです。
中学校までは数学に対して特に才能を発揮していたので、中学校の頃の友人で高校からは別の学校に分かれた人たちは、高校においてぼくが文系にシフトしたことに大して非常に意外に思ったようですし、そこを起点にぼくの人生は方向性が変わってしまったように思います。
まあ方向を決定したのは自分なので後悔してはいませんが、教師というのは多感な時期を過ごす生徒の一生をも左右しかねない存在である、と今更ながら思ったりするのです。