| リモワは最近、そのスーツケースのラインアップを一新した |
さて、リモワのスーツケースを購入。
リモワは2016年にルイ・ヴィトンを筆頭とするLVMHグループに入っていますが、そこからシュプリーム(Supreme)やフェンディとのコラボ、つい最近ではクリスチャン・ディオールとのコラボも展開していますね。
そして120周年を迎えた2018年にはロゴを一新しており、現在のシンプルなロゴを採用しています。
リモワは一層高級ブランドへ
なお、もともとリモワは高級品というより実用品ブランドとしての生い立ちを持つものの、その頑丈さや「ひと目でリモワと分かる」特徴から富裕層からの高い支持を集めることになり、徐々に「高級ブランド」としての地位を高めることに。
その後LVMHへと吸収されることによって更に高級さを追求してゆくことになりますが、ショップについてもリニューアルが図られ、現在では「高級ブティック然とした」店構えを持つに至っています。
その後何度か製品ラインアップを変更していて、現行スーツケースとしては「ORIGINAL」「CLASSIC」「HYBRID」「ESSENTIAL」「ESSENTIAL LITE」「ESSENTIAL SLEEVE」というシリーズ構成へ。
今回購入したのは「ORIGINAL Check-in L」
今回購入したのは「ORIGINAL」ですが、これは以前だと「トパーズ」に相当するラインアップです。
さらにはサイズ構成もわかりやすくなり、手荷物としての機内持ち込みが可能な「キャビンS」「キャビン」「キャビン プラス」、そして預け入れ専用の「チェックインM」と「チェックインL」、さらにつづら箱っぽい形状を持つ「トランクS」「トランク」「トランク プラス」「トランクXL」というラインナップへ。
そしてこれは「チェックイン(Check-in)L」、つまり預け入れを想定した中では最大サイズということになりますが、幅51、奥行き27.5、高さ79センチとなり、合計157.5センチという寸法です。
なお、この数字には大きな意味があり、というのも多くの航空会社にて、国際線で預け入れが可能なサイズが158センチだから。
参考までに、この預け入れの上限については、多くの航空会社にてエコノミー、ビジネス、ファーストクラスとも共通で、ただし重量や個数についてはそれぞれのクラスによって差異が設けられています。
たとえばエコノミーだと一個あたり23kgまだ、ただしビジネスだと32kgまで、そして個数だとエコノミーでは2個、ファーストクラスでは3個までといった感じですね。
そしてこのチェックインLの容量は86Lに設定され、しかしちょっと前まではこの上にもう一つ大きな98Lサイズもラインアップされていたものの、このサイズだと預け入れが不可能なためか現在では販売が終了しています。
リモワ ORIGINAL Check-in Lの細部はこうなっている
そしてリモワ ORIGINAL Check-in Lの細部を見てみたいと思いますが、このカラーは「チタン」。
このほかにはおなじみシルバー、ブラック、ブルー、レッドがラインアップされています。
なお、このカラーはアノダイズド仕上げ(表面を酸化させてある)。
本体はジュラルミン、そしてコーナーはステンレス製。
「RIMOWA」は新ロゴ。
こちらは旧ロゴ。
旧ロゴ製品について、この部分は「内側のベルトを引っ張り出し、手提げバッグをここに固定できる」仕様となっています。
インナーのストラップ、内張りはこれまでのリモワとは異なり、内張りだとロゴの変更が行われ、そしてストラップが立体的に。
なお、キャスターの材質が変更され、今までの仕様に比べるとウィール部分が柔らかくなり、「静音」仕様となっているようですね(これだけでぐっと高級感が増したように思われる)。
ヒンジのリモワロゴも新しくなっています。
こちらは付属品。
取り扱い説明書やステッカーが付属しています。
ステッカーも新デザインに。
説明書は世界中の言語に対応。
なぜこのサイズを選んだのか?
「なぜ」このサイズのスーツケースを選んだのかということですが、ぼくはこれまでポルシェのスポーツカー(911やケイマン、ボクスター)に乗ることが多く、そしてそれらのトランクは狭いために大きなスーツケースを載せることができず、しかし現在はマカンに乗り換えたために大きなスーツケースを載せることが可能となったため。
今までも大きなスーツケースを用いて旅行に行きたかったものの、「ポルシェに載る」サイズのスーツケースしか使用できず、よって旅先で何かを買おうと思っても「スーツケースに入らず」泣く泣くあきらめたということもあったわけですね。
ただ、これからは大きなスーツケースを利用して思う存分モノを詰めることができるということになります。
他にはこんなリモワを使用している
なお、ぼくは他にもいくつかリモワを持っていて、まずこちらは「ポルシェリモワ」。
ポルシェ製スポーツカーのフロントトランクにすっぽり入るサイズで、おおよそ38Lくらい(ポルシェとリモワはパートナーシップ関係にあり、多数のコラボ製品を発売している)。
ポルシェのフロントトランクに出し入れしやすいよう、前面(ここがトランク収納時に天面になる)にハンドルが付いていることが特徴です。
フタがパカっと開く仕様を持っており、そしてフタには方向性があるために「向きを間違えないよう」ラッチのカラーが「片側はレッド、片側はブラック」という仕様です。
ちなみにカレラGTのセンターロックホイールのナットでは、左右間違えないように(右と左で)色を変えていましたが、ちょうどそれと同じ考え方ですね。
このスーツケースを持って海外のバス停やタクシー乗り場に並んでいると、「どこで買ったのか」とよく聞かれます。
こちらは別のポルシェリモワ。
やはりポルシェ製スポーツカーのフロントトランクに収まるように設計されており、おそらくはラインアップ中最大サイズです。
ポルシェ(911、ボクスター、ケイマン)のフロントトランク形状はやや特殊で、通常ラインアップのリモワだと効率的に収納できず、よって「ポルシェ専用」に設計されたリモワが(ポルシェから)多数発売されています。
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こちらもポルシェにあわせて設計された機内持ち込みサイズのリモワ(フロントトランクに2個入る)。
そしてこちらはかつての「トパーズ」。
68Lくらいだと思います。
こちらもトパーズ「ステルス」。
購入したものの、今まで使用する機会がないままに保管しています。
こちらもトパーズ・ステルス「ビューティーケース」。
本来は化粧品入れですが、腕時計ケースとして活用しようと考えています(内側をカスタムする予定だが、手を付けることができていない)。
リモワはリセールバリューが高い
なお、ぼくはスーツケースにおいてはゼロハリバートンではなくリモワ派。
かつてはゼロハリを使用していたこともあるのですが、重量が重く、しかしロックの強度が弱いためになんどか苦労したことがあり、そのためスーツケースについてはリモワ一択です。※逆にアタッシュケースはリモワではなくゼロハリを愛用
ちなみにリモワは多くのホテルにて修理が可能で、よって旅先で壊れても即日修理ができる場合があるため非常に便利(過去に2回ほど出先で修理したことがある)。
加えてリモワは(購入するときは高価であっても)売却時の価格が非常に高く、しかもベコベコでもそれなりの値がつくことが多いようです。
通常のバッグだと「年季が入っている」ものは敬遠されがちですが、リモワの場合は年季が入っている方が「旅行慣れ」しているように見られる可能性が高いからなのかもしれません(こういった傷や凹みは旅行でしか刻まれることがなく、そのためある意味では貴重なのかもしれない)。
実際のところ、ぼくも真新しいリモワを持つのはちょっと恥ずかしく、「あっ、コイツ今回の旅行のためにスーツケースを新調したな・・・」と思われるのが嫌だ、ということなのでしょうね。
ちなみにぼくは、リモワに入った凹みについて、自分で(裏から添え木をしハンマーで叩いて)修復するようにしています。
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