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アンダーカバーが初めて自動車業界とのコラボとなる「トヨタ・アイゴX UNDERCOVER」を発表!ブランドのデザイン哲学である「異なる要素」が組み合わされる

アンダーカバーが初めて自動車業界とのコラボとなる「トヨタ・アイゴX UNDERCOVER」を発表!ブランドのデザイン哲学である「異なる要素」が組み合わされる

| アイゴは以前から「日本」を押し出したプロモーションを強力に推進している |

アイゴは日本では未発売、おそらくこのクルマを日本で購入、登録することは困難だろう

さて、先日よりティーザー画像が公開されていた「アンダーカバーとトヨタとのコラボによるアイゴX」が正式発表。

なお、アンダーカバーは日本のアパレルブランドで、1989年に高橋盾によって設立されていますが、これまでにもGUやリーバイス等、数々のパートナーとともにコラボレーションアイテムを展開していることでも知られます。

ただ、そんなアンダーカバーであってもこれまでリリースしたことがなかったコラボ製品が「自動車」であり、今回のUNDERCOVER x Toyota Aygo Xはアンダーカバーにとって初のコラボ自動車となっています。

Toyota-Aygo-Undercover (8)

もともとアイゴはポップカルチャー寄りのクルマ

なお、このトヨタ・アイゴはヤリスよりももう一つ小さいクルマであり、若者をターゲットとしているためかサブカルチャー寄りのマーケティングを行うことが多く、先代においては「日本風の」アニメーションを用いたプロモーションを行ったことも話題となっています。※アイゴは2005年から欧州にて販売されている、トヨタの最小・最廉価車

そして今回の公式フォトにおいても日本の風景を用いていて、つまりは「日本」を強く押し出したクルマ(でも日本では売ってない)ということですね。

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そんなアイゴでもあるので、アンダーカバーとのコラボレーションを行うということは「ごく自然な成り行き」だったのだと思われますが、グレーとブラックのカスタムペイント、赤いアクセント、そしてUNDERCOVERのスローガンを模した「CHAOS/BALANCE」のルーフステッカーで飾られる、という仕様を持つことに。

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このNDERCOVER x Toyota Aygo Xの発表は、パリで開催されたUNDERCOVERの2023年秋冬ウィメンズウェアのファッションショー(fragmentデザインのコラボレーションも発表された)と同日に行われ、高橋盾は「このクルマは私にとって初めての経験であり、トヨタが日本の革新的なブランドであることから、深い感情的な意味と意義を持っています。相反する2つの要素や世界を融合させることは、私にとってエキサイティングなことで、素材も色の塗り方も、洋服とのコラボレーションとはまったく異なります。街と調和しながらも、UNDERCOVERらしいデザインができたと思っています。私は毎日自分の車を運転していて、色が持つ意味を認識しています」と声明で述べており、そこにはちゃんとアンダーカバーらしさが含まれるもよう。

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トヨタヨーロッパのスタイリングデザイン責任者は今回のコラボレーションについて、「ファッションデザインとカーデザインは共通点が多いのですが、高橋盾は全く新しい色の見方や、日常のディテールをより面白く、意外性のあるものにするためのアイデアを教えてくれました。アンダーカバーがAygo Xの強いキャラクターをさらに拡大できることは分かっていましたし、高橋盾のファッション言語をクルマの開発プロセスにどう反映させることができるかを探ることに興奮しました」とコメントしており、これからのトヨタのカラーパレットになんらかの影響を与えるのではということも予見できますね。

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UNDERCOVER x Toyota Aygo Xは隅々までアンダーカバーだった

ここでUNDERCOVER x Toyota Aygo Xのディティールを見てみると、ルーフにはブランドのテーマでもある「CHAOS/BALANCE」のレター。

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これは混沌と整然さという異なる要素をミックスさせるという高橋盾のデザイン哲学に基づいたもので、それを表すかのようにダークな色調を持つボディカラーやホイールにはコーラルレッドが用いられることに。

さらにはパンクとクチュール、デジタルとアナログ、不適合と固定観念の打破といった意図がこのクルマには盛り込まれているといい、なかなかに刺激的な仕上がりを持つようですね。

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マットにも専用のタグが取り付けられ、やはり「カオス」「バランス」の文字がモザイク調にて再現されます(恐れ多くて踏めないので、もしこれが納車されたとしたら、すぐに普通のマットと交換し、このマットは大事に取っておくだろう)。

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Toyota Aygo X Undercoverは5,000台のみの限定生産になるといい、現時点では価格や購入方法についてはアナウンスされておらず、しかしもちろん大きな人気を呼ぶのは間違いなさそう。

ちなみに欧州ではこういった「ファッションブランドとのコラボ」が珍しくはなく、しかし日本ではほぼ見られないといった地域的相違もありますが、現地だとジバンシィ、ディーゼル、グッチ、ブルガリ、アルマーニ、ヴェルサーチェなどがクルマやバイクとのコラボレーションを行っていますね。

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