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ランチアが「ランチア・コンセプト」を公開すると予告!現時点ではイプシロン、デルタ、フラッグシップの3モデルの登場が確定しているが、やっぱり「ストラトス」を期待したい

2023/03/04

ランチアが「ランチア・コンセプト」を公開すると予告!現時点ではイプシロン、デルタ、フラッグシップの3モデルの登場が確定しているが、やっぱり「ストラトス」を期待したい

| ランチアは現在の「コンパクトカー路線」「小さな高級車路線」から大きく方向転換を図ろうとしている |

ただし現時点では「スポーツ」路線は視野になさそう

さて、ランチアは116年の歴史を持つ由緒あるブランドですが、今回「4月に開催されるミラノ・デザインウィークにて”ランチアコンセプト”を発表するとアナウンス。

ランチアは3台の新型車発表を予定しており、このランチア・コンセプトはその中の一台の可能性もありますが、それとは逆に、これらとは全く関係のない、文字通り未来の方向性を示唆するにとどまるコンセプトカーである可能性も否定できません。

ランチアはすでに「Pu+Ra Zero」を発表済み

なお、ランチアはこれに先立って「Pu+Ra Zero」なるデザインコンセプトを発表していて、しかしこれはクルマというよりも「芸術作品」。

タイヤ等、クルマとして成立する要件(パーツ)を持たない作品ではありますが、もしかするとこのPu+Ra Zeroが「クルマとしての体をなした状態」となり、これが新しく公開されるランチア・コンセプトという可能性も。

Lancia-PuRa-Zero-15

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なお、発表の場としてミラノ・デザインウィークを選んだのも新生ランチアらしいところで、というのもランチアはイタリアの高級家具ブランド、カッシーナとのコラボレーションも発表しており、「イタリアのリビングルームや家具デザインにインスパイアされたエレガントな雰囲気を再現し」「サステナブルな素材を使用する」ことをアナウンスし、自動車としての走行性能を追求するよりも「高級品としての性質」「ファッション性」を高めようとしているように思われるため。

ちなみにですが、ポルシェ、ランボルギーニ、ベントレーは昨年初めてマイアミにて開催されたアート・バーゼルに出展していて、その理由としては「新しい顧客とのコンタクトポイントを創出するため」だと説明されています。

参考までに、こちらはレンダリングアーティストによって制作された「Pu+Ra Zero」をクルマっぽくしてみたCG作品。

このPu+Ra ZeroはフロントにY字型ランプ、しかしリアはランチア・ストラトスにも似たテールエンドに丸型ランプを持っており、「ランチア・ストラトスの再来」を予感させるデザインを持っています。

Lancia-PURA-Stratos (3)

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ランチアの「3車種」とは?

ランチアが「3車種」の発売を計画していることは上で触れたとおりですが、まっさきに登場するのは2024年の新型イプシロンで(現在のランチアのラインアップは、驚くことにイプシロンのみである)、これはピュアエレクトリックパワートレインを搭載し、Pu+Ra Zeroコンセプト風のノーズ、そしてライティングエレメントを装備すると言われます。

Lancia-PuRa-Zero-13

さらに2026年には新しいフラッグシップを投入すると言われ、しかしこれはどんなクルマになるのか全く不明(ランチアはもともと高級車メーカーであり、親会社であるステランティス傘下にある他ブランドのバッジエンジニアリングにて、高級サルーンを発売してくるのかもしれない)。

その後2028年には待望の新型デルタが登場し、やはりピュアエレクトリックパワートレインを採用するものの、どんなクルマになるのかは現時点では何ら情報がもたらされていないまま。

つまり今のところ、投入される3車種についてはある程度素性がわかっているということになり、そしてこれらの中には「ランチア・コンセプト」らしきものは含まれていないように思われ、となるとやはりランチア・コンセプトは「今後の方向性を、さらに具体的に示すにとどまる存在」なのかもしれませんね。

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