
| こう見えても設計はゼロからの完全オリジナル、しかし当時と同じスペースフレームにフォード製V8というパッケージング |
現時点では新型ACコブラの販売台数に制限があるとはアナウンスされていないが
さて、昨年12月にアナウンスされていた「現代版ACコブラ」が復活に一歩近づき、今回はその外装や一部のスペックが公開されています。
ACコブラはもともと、イギリスのACカーズへとキャロル・シェルビーが製作を依頼したクルマに端を発しており、1962年から1967年まで生産がなされていますが、現在「コブラ」の商標はシェルビーが有しているとされ、もともとのACカーズも1970年代後半に倒産しているので、このあたりの調整がどうなされているのか(現在のACカーズの母体や経営体制)はちょっとナゾ。
ただ、現在のACカーズのサイトを見るに、1901年からの歴史が記されているため、前体制のACカーズの経営や財産をどこかの段階で引き継いだものと思われます(※社史の中では1980年代にキャロル・シェルビーが復活させたコブラについては触れられていないようだ)。
新生コブラはこんなクルマ
そして今回発表発表された新生コブラについて、正式名称は「ACカーズ コブラ GTロードスター」。
つまりシェルビーの名は含まれず、ACカーズがシェルビーから”コブラ”の商標使用権を得ているのかもしれませんが、上述の通りそのあたりは不明です。
ただしそのスタイリングは「当時のコブラそのもの」で、しかしよくよく見ればLEDリングを持つヘッドライト、フラッシュマウントされたドアハンドル、カーボンファイバー製のフェンダーアーチやサイドステップ、現代風のドアミラーやホイールなど”今風の”ディティールを確認可能。

そのほか、昨年の情報公開も含めて明らかになっていることをまとめると、アルミ製スペースフレームシャシーとレース用にチューニングされたサスペンションを持ち、搭載されるエンジンはフォード製5リッターV8「コヨーテ」+スーパーチャージャー、最高出力/トルクは663馬力/780Nm、トランスミッションは6速マニュアルもしくは10速オートマチック、車体重量は1,500kg、0-100km/h加速はわずか3.4秒、最高速は278km/h(さほど高くない数字だが、加速重視のギアリングである可能性、そして空力的な理由によるものかもしれない)。
ホイールは前後とも21インチ、タイヤはフロント275/リア325という極太サイズです。

なお、車体そのものはスペースフレームにて構成され、これはまったくのゼロからの設計を持っており、開発にかかったのはおよそ3年。
このACカーズ コブラ GTロードスターはスピード、敏捷性、バランス、快適性、実用性を兼ね備えるとされ、ディティールが現代らしくなったといえど、そのプロポーションは1960年代にACカーズのテームズ・ディットン工場から出荷された車両とほぼ同じだとされています(実際には全長が少し長い)。

今回インテリアの画像は公開されておらず、しかし外装同様に「当時の雰囲気と現代ならではの先進性」とを巧みに組み合わせているそうですが、人間工学に基づいて大幅にディメンションが見直されることであらゆる体格のドライバーに対応するほか、アナログメーターとデジタル技術など、新旧をエレガントに融合させ、ドライビングエクスペリエンスを高めている、と紹介されています。
今回公開された画像はCGではあるものの、実車は4月に公開されるといい、ACカーズでは現在受注を受付けている状態です(英国本国での価格は285,000ポンド、現在の為替レートだと4560万円)。
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参照:AC Cars