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ゼロハリバートンが「ちょっと昔風」のレトロな外観を持つスーツケース「クラシックアルミニウム」「クラシックライトウエイト」発売!これまでの問題点も改善されたぞ

2023/05/03

ゼロハリバートンが「ちょっと昔風」のレトロな外観を持つスーツケース「クラシックアルミニウム」「クラシックライトウエイト」発売!これまでの問題点も改善されたぞ

| ゼロハリバートンのハードスーツケースはこれまで「ロック」に問題を抱えていたが |

エースの権利取得以降、近代的になっていたデザインから「1990年代までのデザイン」に

さて、アポロ計画にて「月の石を持ち帰った」ことで知られるゼロハリバートン。

NASAに選ばれたのはひとえにその堅牢性と密閉性によるものですが、そのストーリーに惹かれて以来、ぼくが愛用するブランドの一つとなっています。

なお、2006年には日本のバッグ製造・販売会社であるエース株式会社がゼロハリバートンの商標と販売権を獲得しており、それ以降の商品企画はエースへと移っているのですが、エースはその際にイメージを大きく変えてしまい、(ぼくを含めて)多くのファンが悲しんだことと思います。

ちなみにこちらが「(当時)新しくなった」ゼロハリバートンのデザインで、見ての通り丸みを失い、角張ったデザイン、そして直線的なイメージに。

ゼロハリバートンはかつてのデザインに回帰する

そして今回、ゼロハリバートンが発表したのが「クラシックアルミニウム(Classic Aluminum) 3.0」「クラシックライトウエイト(Classic Lightweight) 3.0」。

これらは(一番上の画像の通り)かつてのゼロハリバートンのデザインを現代風にアレンジしつつ再現したデザインを持ち、ぼくとしては「これは手に入れておかねばなるまいな」と考えている次第。

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参考までに、こちらがエースに権利が移る前のゼロハリバートンのアタッシュケース(ぼくはスーツケースにはリモワを選ぶことが多いが、アタッシュケースはリモワよりもゼロハリバートンを選ぶことが多い。その理由は精密で堅牢だから。重いけど)。

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ゼロハリバートン Classic Aluminum 3.0はこんなスーツケース

そこで今回の新製品を見てみると、まずこちらはアルミ製の「Classic Aluminum 3.0 Carry-On Travel Case 33L 94402(154,000円)。

カラーはブラックに・・・。

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シルバーに・・・。

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サンセットゴールド(意外なことに価格は各カラー間で同じである。リモワだと色付きモデルのほうが高い価格設定がなされている)。

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サイズは高さ55センチ、幅37センチ、奥行き23センチ、重量は5kg、もちろん素材はアルミニウムです。

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ただし単なる「懐古調の製品」ではなく、現代ならではの装備も盛り込まれ、ハンドルは「オイルダンパー内臓のオートリターンハンドル」。

他のスーツケースのように「自動で戻らなかったり」「戻ったとしてもスプリングにてバタンと下品に戻ったり」せず、エレガントにゆっくり戻る、という仕様です。

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キャスターにはベアリングが内蔵されており動きもスムーズ。

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なお、ここで強調しておきたいのは、ロックがスーツケースの表面から一段奥まっていること。

これが何を意味するかについて説明しておくと、こちらは以前(2016年くらい)に購入したゼロハリバートンのスーツケース「ZR-Geo」ですが、これを見るとスーツケースの表面が平らになっていて、その上にロックが取り付けられていることがわかります。

そしてこの構造を持つスーツケースを旅行の際に預けると、他のスーツケースとガンガン当たってこのロックがポロリと取れることがあるんですよね(過去に3回外れた。確率からすると30%くらいなので低くはない)。

そうなるとスーツケースの開閉に支障をきたすことになり、よってぼくはこのスーツケースを使用していた際にはバンドを複数本巻いていたほど(輸送中にロックが壊れ、不意に開いても困るから)。

ただしリモワ(下の画像)の場合はロックがスーツケースの表面から奥に入っていて、万一の破損の可能性が非常に低くなっています(経験上、リモワのこの部分が破損したことはない)。

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ここがぼく自身「(自分の手で持つ)アタッシュケースにはゼロハリバートンを使用するが、預けることが多いスーツケースにはゼロハリバートンを使用しない」理由であり、しかし今回のクラシックアルミニウムではこの問題が解決されていて、よってぼくはこれを高く評価しています。※同じ容量であっても、ゼロハリバートンのほうがずっと重いということもある

なお、なぜゼロハリバートンが「重要なロック」をずっとむき出しにしていたのかは謎ですが、それはおそらく「製造コストがかかるから」かもしれません。

ロックを奥に取り付けるには、まずはケースの該当部分を凹ませねばならず、そしてその凹みが「スーツケースの上と下で」ちょっとでもずれていると閉じることができず、加えて開口部には(エッジの保護のため)トリムを装着することになるのですが、シェルとこのトリムをぴったりと結合させることもまた困難なのだと思われ、半端な技術でこれをやろうと思うと不良品が大量に出てしまうのだと思われます。

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ゼロハリバートン「Classic Lightweight 3.0 Cabin Travel Case」はこんなスーツケース。

そしてこちらが「Classic Lightweight 3.0 Cabin Travel Case」。

上の「クラシックアルミニウム」とどう違うのかというと、こちらのシェルはポリカーボネート製で、しかし見た目を(一部カラーでは)アルミっぽく加工しているわけですね。

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カラーは「ブラック」「ディープブルー」「ホワイト」「ヘアラインシルバー」。

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クラシックアルミニウムとの外観上の差異は「コーナーにプロテクターがないこと」。

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そして開閉が「ジッパー」ということ。

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もちろんサイズにも相違があり、クラシックアルミニウムは32L、かつ機内持ち込みサイズですが、このクラシックライトウエイトは63Lと82L。

ちなみに63L(M)の価格はヘアラインシルバーが105,600円、その他のカラーは94,600円。※82L(L)のほうは110,000円と99,000円

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なお、クラシックライトウエイトの重量は63Lサイズで5.2kgにとどまり、つまりクラシックアルミニウム(32L / 5.0kg)の倍ほどの容量を持つのに重量は同じくらいということになりますね。

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そう考えるとアルミ(ジュラルミン)製スーツケースを持つ理由が乏しいのですが、ぼくは単に「カッコいいから」という理由だけで「いかに重く、高価で、預け入れ重量オーバーの可能性があろうとも」アルミ製スーツケースを使用したいと思います。

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参照:Zerohalliburton

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