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こんなコンセプトカーもあった。「オールアルミ」表現のため全身ポリッシュ仕上げの「アウディASFコンセプト」

2017/12/21

アウディが1993年に発表した「ASFコンセプト」。
「ASF」とは「アウディスペースフレーム」の略で、アウディがアメリカのアルコア社と開発を進めてきた軽量プラットフォームを指し、アルミの押出材と鋳造パーツ、外板にもアルミを使用した構造と当時は定義されています(アウディによる解説はこちら)。

このASF=オールアルミを表現する手段として車体の外装パーツを「ポリッシュド・アルミ(もしくはそれ風に)」にて仕上げたものが「ASFコンセプト」。

当時は「オールアルミ」がそれほどまでに珍しかったということになり、オールアルミを視覚的に表現することは(プロモーション上)大きな意味があった、ということですね。

アルミはスチールに比べると軽量ではありますが、同じ厚みを持つ「板」の場合はアルミのほうが強度が低く、強度を確保するためには厚みを増す必要も。

そのため「鉄の1/3の重量」と言われるアルミを使用しても鉄の1/3の軽さに仕上がるわけではなく、それでも1994年に発売された初代A8において、そのボディ(骨組み)は249キロとされており、「従来の素材とスチールで」製造するのに比べて40%も軽量(重量にして110kg)に。

なお、アウディで「オールアルミ」構造を持つのはA2と初代R8、第2世代のTT。
R8について第2世代は「アルミとカーボン」とのハイブリッド、第三世代のTTについては「スチールとアルミのハイブリッド」。

「アルミとカーボン」を採用する第二世代R8はともかく、「オールアルミ」から「スチールとアルミ」となったTTは一見すると「(コスト重視のための)退化」のように見えなくもありませんが、これは「スチールの可能性が拡がり、必ずしもアルミを使用する必要がなくなった」ことが構造変化の理由。

A8登場以後は「アルミフレーム」が各メーカーの間でもてはやされましたが、その中でもポルシェは頑なに「スチールにはまだ可能性がある」として安易なアルミ化を行わず、とことんスチールを追求(それでも補助的に使用するアルミのパーツは増えている)。

現実的にポルシェの車はどんどん強靭に、そして軽くなっているのでポルシェの見立ては正しかったということになりますが、第三世代のTTにおいても「スチールに戻っているのに」オールアルミの第二世代TTより50kg化されており、「(鉄という、アルミよりも重い)素材の特性を、技術革新がひっくり返してしまった」例とも言えます。

そういった意味では当初「オールアルミ」を指していた「ASF」は現在ではその意味を拡大しており、「複合素材を使用した軽量フレーム」を意味するように。

近日中に発表されるであろう四代目A8においては、アルミのほかにマグネシウム、カーボンも仕様されてさらに軽量になる、とされており、(二代目、三代目まではオールアルミ構造が貫かれている)今後もさらに「技術の進歩によって」今までできなかったことが可能になる、と考えて良さそうですね。

VIA:Motor1

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