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資産としての購入はアリ?リシャール・ミルの腕時計に手を出そうかと考えてみる

2018/06/05

| リシャール・ミルの腕時計は資産たりうる? |

さて今日はリシャール・ミル・サロン心斎橋サロンへ。
新作が発表されたのでそのお披露目会ということになりますが、昨年11月のオープン時にはほぼ在庫がなかった状態も改善され、比較的展示される腕時計も豊富な状態。
それでも展示される腕時計は販売用ではなく「売約済」ばかりで、改めてそのおそるべき売れ行きには驚かされますね。※売約済みやそのほか購入者向けの特典などは撮影ができないので今回の写真は少ない

「億」超えも当たり前の腕時計

リシャール・ミル(Richard Mille)は「エクストリーム・ウォッチ」として知られ、その価格はおおよそ1000万円以上、そして1億円以上の腕時計も珍しくないというブランド。
ロレックス、パテックフィリップ、オーデマピゲなどほとんどのウォッチメゾンが時計職人による創立という経緯を持ち、腕時計製造技術をバックボーンとするのが特徴ですが、リシャール・ミルの場合はまず「コンセプト」ありきのブランドで、そのコンセプトを持つ腕時計に最適な素材や技術を使用して作るという方法。

よって特定技術や特定素材に依存しないブランドでもありますが、とにかく妥協しないことでも知られ、使用するチタンやカーボンにおいても「航空宇宙産業グレード」となり、ケースを固定する軸直径1ミリにも満たないチタンボルトは1本2万円ほどもする、とのこと。

よくリシャール・ミルは「ケースがチタンやカーボンなのにボリすぎ」と言われますが、それは同じチタンやカーボンであってもその「質」がまったく異なるためにボッタクリではなく、「どうしてもその価格」になってしまう、とも考えられます(同じ”牛肉”でも質によって価格が全く異なるように)。

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リシャール・ミルの腕時計は高い資産価値を持つ

そのとんでもないこだわりようはあちこちで語られているのでここで詳しく説明しませんが、ぼくが注目したいのはその「資産価値」。

リシャール・ミルは「多品種少量生産」となり、どんなに人気が出たモデルでも増産しないことで知られることに。
そして生産数が非常に少ないため、多くのモデルにおいて中古品が「新品以上」の価格を付けている状態で、ロレックス・デイトナと同じく「新品のメーカー希望小売価格が一番安い」ということになりますが、新品を正規販売店で買うのが一番安価に入手できる方法。

ただ、上で述べたように「店舗にあるのはほとんど売約済み」で、新品で購入しようにもタマがない状態。
新品で買おうと思えば長い長いウエイティングリストに名を連ねる必要があり、1年から2年くらい(場合によってはもっと)手元に届くのを待つしかないのが現状です。

こうなるとこれに目をつけるのが投機筋で、時々買い占めで問題となっている中国人、そして世界各国のマフィア、投資グループがリシャール・ミルの腕時計を仕込んでいるのか中古相場もかなりな勢いで上昇中。
つまり現在リシャール・ミルの腕時計は「投機商品」へと様変わりしていることになりますが、このあたりもまさにロレックス・デイトナと同じ。

ロレックス・デイトナは決して生産量が少ない腕時計ではなく、しかし流通の段階で「どこかが」価格を吊り上げていて、それが「どこか」の利益に。
そしてそれがまかり通る理由としては「価格が上がると信じられているから(多くの消費者は、デイトナは人気があると信じ、高く売れると考えて購入している)」。
この「信じられている」というのは非常に重要で、これがバブルの原因となるわけですね。
なお、ぼくがロレックス・デイトナをあまり好まないのはこういった状況があるからで、「健全な相場とは言えないから」。
デイトナはいい腕時計だと思いますが(だからこそ二回も購入した)、この状況においてはどうしてもデイトナが札束にしか見えず、購入してもすぐに(利益が出るので)売ってしまいたいという衝動に駆られることになるわけですね。

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現在はなんでも投機商品になりうる

ちなみに株式市場においてはかつて「その会社の将来性」「その会社の業績」で買われた時代もあったものの、今は「その株が上がると信じているから」という理由だけで(会社の内容を見ずに)買われることが多く、その「信じる」理由が「今現在株価が上がっているから」。
ビットコインはじめとする仮想通貨も同じで、「上がると誰もが信じている」ことが価格が上がる理由だと考えられます。

つまり現在の金融市場は理論ではなく感情で動いているということになりますが(理論で動くのであれば、経済学者は皆お金持ちになれる)、リシャール・ミルの腕時計もそれに近い状況なのかもしれません。

リシャール・ミルは「独立系」腕時計メーカーではあるものの、2001年設立という振興ブランドにも関わらず、すでに「超一流」ブランドに仲間入り。
よってこういったブランドを放っておくわけはなく、多くのブランドグループが買収を持ちかけるもののリシャール・ミルは頑としてこれを拒否。
理由はただ一つ、「大手の傘下に入るとやりたいことができなくなるから」。
つまり作りたくないものを作らされたり、売れ筋に特化したラインアップを強要されたりすることになり(このあたりフォードとキャロル・シェルビーとの衝突をイメージするとわかりやすい。もしくはディズニーに買われたスター・ウォーズか)、それが嫌だということなのでしょうね。

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そう考えるとリシャール・ミルの(セカンダリーマーケットでの値上がり)状況は今後も継続されると思われ、たとえ高価であっても、他ブランドの腕時計を購入するよりも「失う金額が少なく」、もしくは得られる利益が大きく、資産として購入するのもアリなんじゃないかと思ったり。

要は株式や仮想通貨よりもリターンが大きいんじゃないかということですが、リシャール・ミルの相場は「下がりにくい」とも考えていて、その理由としては「超高級マーケット」に属している、ということ。
不況時に最もダメージを受けるのは、超高級マーケットではなく普及価格帯の製品だとされますが、これは歴史が示す通り。
「ダンヒル」創業者は米国視察に出た際、ちょうど世界恐慌を目の当たりにすることになり、市民が生活できなくなるほどの不況下でもティファニーはじめ高級宝飾店には富裕層が列をなしているのを見るにつけ、「どんな状況でも超高級マーケットは縮小しない」と判断し、ダンヒルを高級ブランドに育てようと決意した、と言われますね。

そういった事情を鑑みるに、動機が不純ではあるものの、リシャール・ミルに手を出してみようかと考えています。

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