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リシャール・ミルの展示会に行ってきた。これが1本2億5000万円の腕時計だ

2017/10/29

超高級腕時計、リシャール・ミル(RICHARD MILLE)の展示会へ潜入してきた

先日心斎橋に「リシャール・ミル・サロン」をオープンしたリシャール・ミル。
平均価格帯が1500万円と言われる超高級腕時計ブランドですが、最近は急激にその価格帯が上がっており、もしかすると「5000万円くらい」が平均ではないか、と思わせるところも。
今回、コンラッド大阪で開催されたリシャール・ミルの展示会に招待いただいたので、その腕時計の一部を紹介してみようと思います。

これ一本で2億5000万円。ケースは全部サファイア・クリスタル

イキナリですが、これはサファイアクリスタルから削り出したというケースを持つモデル。
その価格はなんと2億5000万円くらい(ランボルギーニ・ウラカンが8台も買える!)。

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サイドやバックもサファイアクリスタル。
なおケースを固定しているボルトは1本あたり2万円くらいのコストがかかっている、とのこと。

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ちなみにフェラーリやランボルギーニに使用される(一部オプション)チタン製のホイールボルトでも1本あたり1万円くらいなので、いかにリシャール・ミルのパーツが並外れたコストを持っているかがわかります。

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こちらはカーボン製、1800万円

価格は1800万円くらい、積層カーボンのケースを持つモデル。
写真ではなかなかその加工の美しさが伝わりませんが、実物は心奪われるほどの素晴らしい仕上げ。

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リューズやプッショボタンも非常に手が込んでいることがわかりますね。

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裏面を見ても、その緻密な仕上げには驚かされるばかり。
特にローターの薄さは特筆モノですが、ローターはオーナーの行動特性に合わせてフラップを変化させ、最も効率よく巻き上げできるように変更できる、とのこと。

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リシャール・ミルの腕時計はいずれも自動車にモチーフを求めており、ベルトのスリットはスポーツカーのダクトをイメージしたもの。

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リシャール・ミルには珍しいラウンド型も

珍しいラウンド型、RM63-01 Dizzy Hands、1533万6000円ナリ。

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サイドは別パーツ。
ポリッシュ、ヘアライン、サンドブラストなど複数の仕上げが用いられていますね。
なおフェイスは微妙にラウンドしています。

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リューズもやはりスポーツカーのタイヤやホイールを連想させるもの。

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トゥールビヨン・ワールドタイマー、RM-58-01。
世界限定34本、価格は7344万円となっています。

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ドレスウォッチっぽい印象ですが、ケース直径は50ミリ、という巨大な腕時計。

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ダイアルを(その都市を示す位置へと)回転させると、時針がその都市の時刻を表す位置に動きます。
通常のワールドタイマーだとGMT針を自分で動かすか、ベゼルをその都市の時刻を表すポジションに回転させるかという操作になりますが、この「時針が動く」のは非常に珍しいですね。

ケースバックはラグと連続して「カーブ」を持っており、腕にフィットするように。
なお、ベルトについてもいくつかのサイズがあり、より曲率が高く、細い腕にもフィットするものがあるようですね。

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ハンズ(針)もサイドまでもが美しくポリッシュされており、全体的なパーツの精度の高さ、仕上げの美しさは比類のないもの。

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リシャール・ミルはとうてい手の出る価格帯の腕時計ではないものの、それを別世界のものとして捉えさせるのではなく、「なんとかして手に入れよう」「これを手に入れることができるように頑張ろう」と思わせる不思議な魅力を持つ腕時計で、だからこそ10年程度の短期間で「腕時計界の頂点」にまで上り詰めることができたのかもしれませんね。

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この魔力は実際に自分の目で見て、そして手に取ってみないと理解が難しく、ぜひ実物をチェックしてほしい腕時計。
正直言うと、200万円でロレックス・デイトナを買うより(いかなる犠牲を払おうとも)1000万円でリシャール・ミルを買ったほうがいいんじゃないかと思わせる腕時計でもあり、これまでの腕時計に対する考え方をひっくり返してしまうほどの破壊力を持っている、と思います。

なお、コンラッド大阪の美味しいデザートとコーヒーもご馳走になり、リシャール・ミル・サロン心斎橋さんにはお礼申し上げます。

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こちらはコンラッド大阪38階からの夜景。

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