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登場10年のトヨタ・ランクルがマツダCX-5より売れているナゾ。なぜランクルは世界で愛されるのか?

2018/06/14

| なぜランクルは高価でも世界中で売れ続けるのか? |

東洋経済にて、「トヨタ”ランクル”が世界中で愛される理由」という記事が掲載に。
ランクルとは言わずと知れた「ランドクルーザー」ですが、1955年からこの名称にて販売されており、同一車名にて販売されるクルマとしては日本でもっとも長い歴史がある、とのこと。

なお「ランドクルーザー」の名は、「ランドローバー(地上の海賊船)」をに対抗するという意味で「ランド”クルーザー(巡洋艦)”」とトヨタの(当時)取締役技術部長、梅原半二氏がつけたもの、とされています。※おそらくランドローバーの「ローバー」は海賊というよりも”冒険””探査”の意味合いが強いと思われる

ちなみにトヨタのWEBサイトでは、その名称の由来について「英語のランド(Land)「陸」、クルーザー(Cruiser)は「巡洋艦」で「陸の巡洋艦」という意味」とありますね。

ランドクルーザーは価格や特殊性を考慮すれば驚くほど売れている

なおランドクルーザーは自販連が公開したデータによると、2018年5月には「販売ランキング30位」。
その台数は2,389台で、マツダCX-3やCX-5よりも売れていると言えばその凄まじさがわかると思います。
フェイスリフトを挟んだとはいえどランクル200の現行型は2007年、ランドクルーザー・プラドが2009年登場ということ、さらにその価格を考えると、これは驚くべき数字であり、「発売当初は売れても、その後すぐに息切れしてしまう日本車」の傾向にあてはまらない稀有なクルマ。

ランドクルーザーは「極限の地へ行き、生還できなければならない」

記事ではそのランドクルーザーの長い歴史から解説しており、その歴史は1970年登場のレンジローバー、1979年発売のメルセデス・ベンツGクラスよりも長く、そのルーツはジープBJにある、と紹介。

そして世界中で高い人気を誇る理由のひとつはその「信頼性」だと指摘。
これについては、トヨタがランクルに対して貫く「壊し切り」という試験があるといい、これは実際に壊れるまで走って走って走り抜く、というもの。
これは「トヨタ品質」というよりは「ランクル基準」とも言うべきもので、「クルマが壊れれば死に至る可能性がある」過酷な状況で使用されることに対する責任感から来るものだと言えそうです(トヨタいわく、”道なき道を行き来し、無事生還できることがランドクルーザーには求められる”)。

そしてもう一つの理由としては「最新の商品性」にあるとも報じられており、これはランドクルーザーはいったん発売すれば10年程度は継続販売されるため(現に今のランクル200は11年め突入)、”一歩も二歩も先んじていなければ時代遅れになってしまう”ことを想定して最新の環境性能や安全性能を満たした開発を行う、ということを例にあげています。
これはランボルギーニについても「一つのモデルの寿命(モデルチェンジまで)が10年」という前提に立ち、だからこそ20年先を見据えた製品を世に送り出している、と語っているのと同じだと言えそう。



中東でのランクル愛は常軌を逸している

なお、ランクルの最大の販売先は中東だそう。
記事ではランクルを使用した「サファリツアー」にも触れていますが、ぼくが実際にドバイでこれに参加し、現地の百戦錬磨のドライバー(お金が余っていて毎日砂漠を走って遊んでいる人や、ツアーで職業ドライバーをしている人)に話を聞いたところ、「砂漠ではランクル以外の選択肢はない」。

その理由としては走破性が挙げられますが、砂の上を走るとかでこぼこ道を走るとかそういったヤワな話ではなく、絶壁のような砂丘を登ったり降りたり、砂でできたコブの上をジャンプするようなスピードで走り抜けるような使い方をしているわけですね(傍目にはクルマを壊すために走っているように見えるほど)。
↓あまりに走りが過激すぎて映像がブレまくっており、ちゃんと記録できたのはユルい走りのものだけ

そういった「絶壁」を登れるのはメルセデス・ベンツGクラスでもレンジローバーでもジムニーでもなく、「ランクルしか無い」とのことで、実際にそういった砂の壁に挑戦して登りきれるのは見事にランクルだけ(たしかにヨーイドンで絶壁をのぼるレースを始めても、ランクルしか完走できない)。

そしてドバイの砂は「粉」のように粒が小さく、これが車体のあちこちに入ってくることになりますが、室内はもちろん、エンジン内部やサスペンション、その他駆動系の密閉性が高く砂の侵入を許さない(砂で壊れない)のも現地の人曰く「ランクルだけ」。

ドバイの砂漠には色々なオフローダーが集まるものの、バギーですら登れないような急斜面をゆうゆうと登ったり、かと思えばとんでもない速度で走ったり、他の車がついてこれないような急斜面でも楽に降りたりという姿を見るに、ぼくも「これはもうランクル以外の選択はないな」と実感することに(唯一ランクルに対抗できそうなのは日産サファリくらい)。

最後に記事ではランドクルーザー開発責任者のコメントを紹介し、これからもランクルが愛され続けることは間違いない、と締めくくっています。

「ランドクルーザーはお客様の命、荷物、夢を運んで、叶えるクルマであることが使命で、地球上で最後に乗るクルマであると認識して開発に臨むべし」。

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