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「テスラ・モデル3をキャンセルした人は23%」。これだけ待ってもまだ人々はモデル3を求めるという事実

2018/06/13

| テスラ・モデル3のキャンセルは23% |

テスラ・モデル3予約者の23%がすでに解約している、との報道。
モデル3は2016年3月31日に予約を開始しており、時差の関係で日本が最も速く予約できるということもあって、海外からわざわざ日本まで予約しに来たという猛者が現れたほどの人気車種。
実のところ予約開始後1週間で30万台の予約を集めたとも報じられており、この30万台がどれほどかというと、「それまでにルノー・日産が販売したEVを全部足しても26万5000台」とされており、要はとんでもない数ということですね。

予約総数は減ってない

ただしその後に生産が思うように進まないことが報じられると予約を取り消す人も増え、2017年8月時点では予約は518,000件から63,000件減って455,000件になった、と報じられています(解約がある反面、一日あたり1800件の予約が増えている)。

なお、テスラは最初から「解約を見越した上で」予約を受けており、そのために予約方法は非常に簡単で、予約金1000ドルを支払うものの解約時には返金を受けることが可能。
予約のハードルを上げて「予約が集まらない」よりは「解約が出ようとも気軽に予約をできる」ほうを選んだということになりますが、現代においては「他の人が購入している」ということが最大の広告となるので、テスラのこの手法は正しかったのだとも考えられます(予約が殺到し、そのため周りの人もそれを見て”テスラはすごい会社、もしくはクルマだ”という印象を持つことになる)

ちなみに予約するとそのモノに対して帰属意識が発生し、「すでに自分のモノになった」気になるのも事実。
よってモデル3を予約した人で「納車を待てない」人は同じテスラの「モデルS」に流れるといったケースも多いといい(8%もある)、ここまで見込んでいたのであればイーロン・マスクCEOは相当なキレ者だと言えそう。

ぼくはこの「23%」についてはかなり少ない数字だと捉えていて、というのも今でも30万台以上の予約を抱えていると報じられているため。
現在テスラ・モデルSの生産は「週に500台」程度ですが、それでも予約をさばくのには1年半は要するペースであり、グラフを見ると予約車の数は「減っていない」どころかむしろ増えているようですね。

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VIA:InsideEVs

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