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BMWがEV普及に際し悲観的な意見。「2030年でも、ガソリンエンジンで走るクルマは85%」→一方VWは2030年には100%エレクトリック化の予定

投稿日:2018/10/18 更新日:

| 自動車業界内でもエレクトリック化に対する予想は異なる |

 

BMWがEVの普及について悲観的な意見を述べており、それによると「2030年時点で、もっとも悲観的な観測だと、85%のクルマがまだガソリンエンジンを積んでいる」とのこと。

BMWはいち早くエレクトリック化に先鞭をつけ、他社に先駆けてEVを発売。
しかもEV発売にあたっては工場やブランドを新設するという力の入れようで、当然ながら車種も「専用(i3とi8)」としての設定です。

つまりBMWはそれだけ「EVが主流になる」という観測を持っていたということになりますが(でないと投資してない)、そのBMWがこの数字を出してきたのはかなり衝撃的でもありますね。

なお、BMWはエレクトリック視点の「ピュアEVとPHEV」「ガソリン」という分類だと30:70、しかしPHEVにはガソリンエンジンが積まれることになるため、エンジン視点での「ピュアEV」「PHEVとガソリンエンジン車」という見方だと上述の15:85ということになる模様。

「先駆者」であるBMWにしかわからない事情も?

それでもBMWは「急激にEV化へと動いても対応できるよう」、モーターに必要なコバルト、バッテリー製造に必要なリチウムを大量に購入済みだとしており、さらにはバッテリー工場も準備中、としています。

現在EVに関わる動きは非常に流動的で、「急速にEV化が進むかもしれない」、ものの、BMWの悲観的な観測のように「やっぱりEV化の波は来ない」可能性も。
しかし自動車メーカーとしては、いざEVブームとなったときに乗り遅れることだけは許されず、そのための準備は(たとえ今はお金にならず、投資に過ぎないとしても)行っておく必要があるのでしょうね。

ちなみにBMWは「ロシア、オーストラリア含む、世界の殆どではガソリンエンジンは生きながらえる」としており、EV化が進むのは欧州と中国程度、という見解も示しています。

今のところ自動車メーカーによってもEV時代への対応は様々で、たとえばレクサスはEVにはほぼ無関心。
逆にメルセデス・ベンツ、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェはEV偏重という雰囲気があり、世の中がどう動くかによって大きく明暗が分かれることになりそう。

なおBMWは、これも急激に進めていた自動運転について、「やっぱり普及は難しい」というコメントを残しており、「実際に取り組んでみた」ものだからこそわかる肌感覚というものがあるのかもしれません。

BMWは自動運転の未来に不安。「個人向けとして自動運転は普及しないかもしれない」

エレクトリック化はメーカーによってこんなに違う

なお、自動車メーカー各社のエレクトリック化に対する対応はこんな感じ。
スーパーカーだと、フェラーリ/マセラティが2019年以降に発売するクルマはすべてエレクトリック、ランボルギーニは次世代モデルからハイブリッド化、という方向性を示しています。

もっともエレクトリック化に積極的なのはアウディだと思われますが、中期的にはラインアップの25-30%をピュアEVにする、としていますね。

アウディがエレクトリック化を加速。2020年までに3台の新型EV、2025年には自動運転車を投入

そしてメルセデス・ベンツは2025年までに全体の15-25%をエレクトリック化。

メルセデス・ベンツは2025年までに「全体の15-25%をエレクトリック化」。果たしてそう上手く行くかな?

トヨタは2025年までにすべてのクルマをエレクトリック化。

トヨタがついに宣言。「2025年(頃)までにガソリンエンジンのみで動く車を全廃」

ポルシェはかなり強気で、(ラインアップではなく)販売ベースで2025年までに50%をエレクトリック化。

ポルシェ「2025年に販売する車の50%以上をエレクトリック化」。バッテリーに何らかの技術革新があった模様

フォルクスワーゲンは2030年までに全車エレクトリック化。
つまり2030年以降の新車販売は100%エレクトリックということになりますが、BMWの場合は2030年に「30%だけがエレクトリック化」ということになり、相当な差異がある、ということがわかりますね。

VW「2025年までに80のエレクトリックモデル発売、2030年には全モデルにEV/PHEVを用意」

VIA:BMW Blog

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BMWはすでに2025年までのエレクトリック化計画を公開していますが、これは「2025年までに25ものエレクトリックモデルを投入するというもの」。
そしてさらに今回BMWはCar and Driverに対し、2025年には販売の15〜25%がエレクトリック化されたモデルになるだろう、と語っています。
なお、この「エレクトリック化」は必ずしもピュアEVを意味するのではなく、「プラグインハイブリッドも含む」数字。
ただし別のBMW幹部によると、「その数字は40%かもしれないし、10%以下かもしれない」とのことで、要はBMW自身も「状況を測りかねている」のだと思われます。

もしかするとEVはいつまでたっても普及しないかも

なお、PHEVやEVに関する状況はかなり不透明。
欧州だと下記のような感じでガソリンエンジンのみを動力源とする車の販売が禁止されますが、一方で消費者はアンケートを見るに「ほぼEVを購入するつもりはない」ようで、つまり「EVは思ったより普及しない」可能性も。 ・オランダ → 2020年に禁止
・ノルウェー → 2025年に禁止
・インド → 2030年に禁止
・フランス → 2040年に禁止
・イギリス → 2040年に禁止
・ドイツ → 2050年に禁止(検討中)

なお「EVが売れない」のはBMWが身をもって理解していることだと思われますが、バッテリー価格も思ったほど下がらず、このままだとちょっとEVを取り巻く環境は厳しそうですね。

そうなると問題は「EV関連に投資した投資が回収できない」ということになり、とくに多大な投資を行なっているポルシェはかなりヤバい、ということに。

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なお、それでも世界的には「エレクトリック化待ったなし」であるのは間違いなく、各自動車メーカーとも「エレクトリックモデルを発売せざるを得ない」のが現状で、BMWもエレクトリック化に自信があるわけではないものの、2020年に中国は瀋陽にて「iX3」の生産を開始する、と発表。
中国は政府の方針にて、一定台数以上を販売する自動車メーカーは「一定数のEVを販売しないといけない」ことになり、「売れようが売れまいが、EVを発売しないといけない」状況でもあります(よってトヨタ、ホンダとも中国にて急遽EVを発売している)。

 

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