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マクラーレンが”スピードテール”に18金エンブレムを用意。なぜ重い貴金属を使用するのか、進むハイパーカーのブランド品化を考える

| マクラーレンは他のスポーツカーメーカーとはやや異なる思想を持っている |

マクラーレンは伝説のスーパーカー「F1」後継として”スピードテール”を発売の予定ですが、そのスピードテールにはホワイトゴールドやプラチナ製のエンブレム(内側はカーボンファイバー)がオプションで設定される、とのこと。
これはマクラーレンが公表したもので、製造するのはイングランドはバーミンガムにあるジュエラー、「ヴォートンス(Vaughtons)」。

Vaughtonsはそのジュエラーとしての腕を買われてオリンピックの金メダルや各種スポーツのメダル、トロフィーを製作していることで知られますが、過去にアストンマーティンのエンブレムを製作した経験も。
アストンマーティンの「ウイング」エンブレムは形状が同じであってもそのモデルによって内側つまりインレイを変える場合があることで知られますね(限定モデルの場合)。

アストンマーティンがレース開催地ごとのエンブレム作成。手作業で作る動画を公開

マクラーレンは「金色」のエンブレムを許さない?

今回のマクラーレン・スピードテールについては、上述の通り素材はホワイトゴールドもしくはプラチナ。
かつてマクラーレンは、ゴールドが好まれる中東と中国向けに「ゴールドアクセント」を用いた720S、570Sを投入していますが、確認してみるとエンブレムのカラーは「シルバー」。

ドバイ向けに作られた1台だけのマクラーレン720S。エンンジンルームは金張り、マクラーレン創始者のメッセージも

つまりはマクラーレン上層部もしくはデザイナーが「いくらなんでもゴールドのエンブレムはイカン」と判断したということになりそうで、それが今回の「ホワイトゴールドはあっても、イエローゴールドはない」という(カラー面での)排他性に繋がっていそうですね。

マクラーレンも中国に媚びた限定モデル「570GT MSO Cabbeen Collection」を発表

進むスポーツカーのブランド化

マクラーレン・スピードテールは「マクラーレン史上、最速」を誇るとされるハイパーカーで、当然ながらパフォーマンス重視のスーパーカー。
これに「重量増加要因となる」貴金属を用いたエンブレムを装着する、というのはまさに「時代の要望」だと言え、もはやハイパフォーマンスカーはスポーツ性能よりも「所有する満足感」が重視される時代になったということを表しているように感じてなりません。

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たしかにこれだけ世の中にスーパーカーやハイパーカーが溢れかえった状態だと「パフォーマンス」だけでは競争に勝てず、何らかの付加価値が必要になり、さらにはオーナーも「何台もハイパーカーを所有している」状況だと思われるので、マクラーレンとしてもそのオーナーに「新しくそのクルマを買ってもらう」理由を与える必要がありそう。

更に現代においてスポーツカー、スーパーカー、ハイパーカーは「実際に乗ってそのパフォーマンスを楽しむ」というよりは「コレクション」「投機商品」としての側面が強くなっていて、それを考えても「スポーツカー、スーパーカー、ハイパーカーにも、走り以外の付加価値が必要」というのは納得ができますね。

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なお、アストンマーティン・ヴァルキリーは走りをダントツのトッププライオリティに掲げており、そのエンブレムは「数ミリグラム」しかないとされ、ポルシェのRSモデルにおいても軽量化のためエンブレムは「金属ではなくステッカー」。
これはこれでまた別方面での「付加価値」であり、それらのクルマを購入する人に満足感や愛着を感じさせる手法で(お金をかけたり、貴金属を使用すると付加価値が高くなるわけではない)、このあたり考え方はメーカーによって様々だと言えそう。

特にマクラーレンはもとより「カスタマイズ」を全面に打ち出しており、「その個人ごとのオーダーメイド」によって大きな利益を得てきたので、今回のゴールド/プラチナエンブレムはマクラーレンらしい、とも考えています。

アストンマーティン・ヴァルキリーの出力と重量が判明。「フロントのエンブレムは数ミリグラムしか無い」

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