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ポルシェGT部門のボス「ほかラインアップがエレクトリック化しようとも、GT系はそれに従わない。ガソリンエンジンを守り、ピュア、そしてハードであり続ける」

投稿日:2019/06/28 更新日:

| それでこそ我らがポルシェGT部門 |

ポルシェは現在全力で「エレクトリック化」を進めていますが、ポルシェのハードコアモデルを担当するGT部門のボス、アンドレアス・プルニンガー氏が「GTモデルにはエレクトリック化はあてはまらない」とコメント。

この理由としては、ポルシェの「GT」と名が付くクルマは、911GT3しかり、ケイマンGT4しかりモータースポーツと密接に関係があり、そのレギュレーションの関係上、エレクトリック化を独自に進めることはできない、ということのようです。
逆に、FIAが「今後のGT3クラスはハイブリッドもOK」もしくは「ハイブリッドのみ」ということになれば、ポルシェはそちらに向かう、ということになりますね。

フォルクスワーゲンは意向に従わないブランドは即刻切り捨てる

なお、ポルシェ属するフォルクスワーゲングループはグループ挙げてエレクトリック化を進めていますが、エレクトリック化にマッチしない、そしてエレクトリック化することで存在意義を失ったり魅力を欠いてしまうグループ内のブランド、つまりランボルギーニとブガッティを売却するのではというウワサも出ているほど。

つまりそれくらいフォルクスワーゲングループはエレクトリック化に集中していて、この方向に従わないブランドは容赦なく切り捨てるということなのかもしれません。

よってポルシェもVWの意向を反映してエレクトリック化を進めているとも考えられ、しかしポルシェの歴史はモータースポーツの歴史だということもでき、実際にポルシェは「ル・マンでもっとも多くの勝利をあげたメーカー」。

今後、長い時間をかけてモータースポーツもエレクトリック化してゆくとは思われるものの、現時点でポルシェが「ガソリンを完全撤退し、エレクトリック化を行う」とモータースポーツでの活躍の場がなくなってしまいポルシェの存在意義も失われてしまうので、長期的に考えるとそれはブランディング的に「よろしくない」とも言えそう。

つまり、いつの時代もポルシェはモータースポーツや市販車のパフォーマンスにおいてNo.1でなくてはならないということになり、よってGT部門のクルマも「モータースポーツの傾向と歩調をあわせる」必要があるのでしょうね。

そういった意味ではポルシェ、フォルクスワーゲングループの重役も「GT部門だけはエレクトリック化を先延ばしでもやむをえない」という認識があるのだと思われます。

なお、アンドレアス・プルニンガー氏はポルシェが「ハイブリッド、ピュアエレクトリックカー、ハードコアで典型的なスポーツカー」という3つの柱を持つことは正しいと主張しており、ポルシェ創業者が「最後に地球上で生き残るクルマはスポーツカーだ」と発言したことを引用し、「自分もそのとおりだと信じている」とコメント。※つまりアンドレアス・プルニンガー氏はエレクトリックカーはスポーツカーではない、またスポーツカーたりえないと考えている

そういった意味では「GT部門で(エレクトリックではない)ピュアスポーツカーを作り続けること」はポルシェにとって必要なことだとも言え、今後も(FIAのレギュレーションが変わらない限り)純粋にガソリンエンジンのみを動力源として走るポルシェの「GTモデル」の未来は安泰だと考えて良いのかもしれません。

一方でポルシェは新型911にハイブリッドモデルを登場させる

ポルシェのGT系がガソリンエンジンを守り続ける一方、通常の911系にはエレクトリックモデルが登場予定。

現行992のモデルライフ後半に911「PHEV」が設定されると思われますが、これについて、以前オリバー・ブルーメCEOが「911プラグインは非常に強力なパフォーマンスを持った車になる」と発言。※一説によるとフェイスリフトを待たずに登場するという話も

加えて「過去最もパワフルな911となり、700馬力以上も可能だ」とのこと。
つい最近までポルシェは「スポーツモデルにハイブリッドは向いていない」としていたものの、いきなり「PHEV化で700馬力」という方向へと転換したことに驚かされ、やはり何らかの技術的ブレイクスルーがあった可能性も。

加えて911プラグインハイブリッドでもフラット6ターボを継続採用するとしており、パナメーラ4Eハイブリッドと同じ136馬力モーターとの組み合わせになる、とも語っています。
さらに現在装備される「一定時間、ブーストアップされる」スポーツ・レスポンス・ボタンのように「エレクトリックパワーによる加速ブースト」ボタンも装備されるようですね。

現段階において、911プラグインハイブリッドが911のラインナップにおいてどのポジションを占めるのかは不明であるものの、パナメーラやカイエン同様に「911でもトップレンジ」に君臨するのであれば、これはちょっとした一大事かもしれません(現段階でも、911には”ターボ系””GT系”という2つのフラッグシップが存在しますが)。

なお911プラグインハイブリッドのプラットフォームは新型911専用となり、つまり718ボクスター/ケイマンには使用されない、とも。
コストを考えると、ガソリンエンジンモデルとプラグインハイブリッドとでプラットフォームを作り分けることはないと思われるため、新型911(992)は最初からPHEVを想定した設計がなされているということになり、「次期」718ケイマン/ボクスターにはまた別のプラットフォームが与えられるということを意味することになりそうです。

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