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アウディR8を見てきた。よりアウディっぽく、より高級に、より精密に、よりスポーティーに

2017/07/30

実は初めて見る第二世代のアウディTT。
初代TTとの関連性を残しながらも第一世代と比べるとプレスラインが明確になり、そのプレスラインはA5にも通じる優雅かつダイナミックな印象があります。
各部の造形は初代と比べると複雑になっていて、今まで一本のラインで構成されていたものが三本になった、というくらい複雑に。

なおアウディR8はランボルギーニ・ウラカンとの兄弟車。
しかも「プラットフォームが同じ」という程度ではなく、シャシー、エンジン、トランスミッション、サスペンション、制御系など「ほとんどが同じ」。
ほぼ「ガワ違い」という程度の差異だと認識していますが、実際の乗り味はかなり異なり、そこは両社の考えかたの違いがよく表れている部分だと思います。

アウディR8のフロント周り。
画像で見るよりも凹凸が大きく、かなり立体的なデザインを持っています。
フロントバンパー下にある「ツノ(黒いのでわかりづらい)」のような突起もほかアウディの「S Line」バンパーに採用されるデザインとシンクロしており、(初代に比べ)細部において「アウディらしい共通点」が増えているようですね。

フロントグリルは洗いにくそう(ウラカンも同じですが、このメッシュが結構厄介)。

シートバックはボディカラー同色。

室内は相当に高級感があり、高い先進性を感じるデザイン。
ウラカンと比べてもセンタートンネルが大きく太く、囲まれ感がかなり強い印象です。
スイッチ類の質感も高く、さすがはスポーツモデルのフラッグシップ、という感じですね。
硬質なアルミ調のパーツもある一方、レザーで覆われたコンベンショナルな高級さも。

ホイールはマットグレーに切削加工。
シャープさと優雅さの同居する素晴らしいデザインだと思います。

エンジンルーム。
当然ですがウラカンと同じエンジンの配置(カバーが異なる程度)。
室内とエンジンルームとを隔てるウインドウはウラカンよりR8の方が大きいように見えます。

ウインドウモール上部はボディカラー同色。
ここがラバーだとちょっと興ざめしてしまうところで、そしてこういったところに気を使うのはさすがアウディ。

リアディフューザーの「巻き上げ」はウラカンよりかなり大きく、ディフューザー自体もかなり大きいようですね。
高級な仕上げが増える一方、視覚的に「スポーティーに」見せるという手法も見られます。

ヘッドライトの内部構造もかなり複雑に。

全体的に見てかなり繊細なデザインがなされており、ランボルギーニ・ウラカンのダイナミックさとアウディA8の緻密さとを併せ持ったかのような素晴らしい車で、価格(数字)だけを見るとかなり高価な車ではありますが、そのデザインや細部の仕上げ、質感を見るにコストパフォーマンスは相当に高い車である、と言えそうです。

エンジンはV10/5.2リッター(540馬力)、トランスミッションは7速デュアルクラッチ、駆動方式はクワトロ。
全長4425×全幅1940×全高1240ミリ、車体重量は1690キロ、価格は2450万円。
ウラカンに比べると500万円ほど安い価格設定で、それでもウラカンの標準装備にはない(オプション設定の)シートヒーター、マグネライド、パーキングセンサー、リヤビューカメラ、タイヤプレッシャーモニターなどが装備されており、かなりコストパフォーマンスが高い車と言えます。

重量についてウラカンより200キロ以上重くなっているものの、そのぶんホイールベースが長く(シート後部がちょっと長く物が置ける)、各部に制振/吸音材が多用されていることが理由だと思われます。
あわせてガラスも「防音」となるなど快適性を向上させた結果でもあり、これもR8特有の「付加価値」と考えられ、こういった日常性はR8の持つ大きな利点でもありメリットでもありますね。

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