| 納車時期は完全に”未定” |
ランボルギーニ・ウルス内覧会にてチェックした実車を画像とともにお届けするシリーズ、最終編。
インテリアの操作系に加え、会場の様子やオーダー用内装サンプルを紹介して
ランボルギーニ・ウルスを見てきた(1)。その衝撃的な外観を画像にて
ランボルギーニ・ウルスを見てきた(2)。ウルスの細部はアウディ以上に凝っている
ランボルギーニ・ウルスを見てきた(3)。内装はこれまでのランボルギーニと一線を画している
ランボルギーニ・ウルスを見てきた(4)。内外装の気づいたところを画像にて紹介
インフォテイメントシステムはタッチパネル操作
ウルスに採用されるインフォテイメントシステムはタッチ式。
これはドライブモードの操作画面ですね。
こちらはエアコン操作画面。
今までのランボルギーニでは考えられなかったような進歩ですが、これも「フォルクスワーゲン」「アウディ」「ベントレー」「ポルシェ」「ブガッティ」という、数、質、技術、高級といった分野で強みを発揮するブランドを擁するグループに身を置くことのメリットだと考えています。
基本的な操作系や電装系はほかブランドから借りつつコストや開発期間を抑え、しかも単独で開発するよりは高レベルのものを遥かに安価に実装でき、その反面「ランボルギーニしかできないこと」、つまり運動性能にお金を時間をかけることができるようになるためで、ここはフェラーリやマクラーレン、アストンマーティンなどほかスポーツカーメーカーに対して、ランボルギーニが大きなアドバンテージを持つ部分だと言えるかもしれません。※アストンマーティンはここをカバーするためにメルセデスAMGと提携
内装はレザー、カーボン、アルミ調パーツがうまく組み合わされたもの。
それぞれのパーツのデザイン、画面に表示されるアイコンもランボルギーニらしく「ヘキサゴン」をモチーフとしたエッジの効いた形状を持ち、同じグループに属するベントレー、アウディ、ポルシェそれぞれのSUVとはまた違った印象があります。
電源を落とすともちろんセンターコンソールはブラックアウト。
ポルシェの場合は極力物理スイッチを廃して「タッチ式」へと変更していますが、ランボルギーニの場合は物理スイッチが残っており、それらのひとつひとつが「ランボルギーニらしさ」を主張しているようですね。
ダッシュボードやセンターコンソール、エアコンブロワーなど多くの部分にカーボンパーツが採用(オプション)。
トリムは(サンプルを見る限り)4種類ほど用意されているようですね。
ドライブモードを操作する「タンブーロ」はかなり巨大。
この部分だけ「パーツ」として取り寄せ、部屋にオブジェとして置いておきたいくらい。
内外装の選択肢はこうやって選ぶ
こちらはランボルギーニ・ウルスの内外装のオプションサンプル。
ボディパネル、カーペット、内装の素材やステッチがわかるものが「セット」となっています。
もちろんこれらサンプルだけではなく、ショールームにはディーラーには専用のコンフィギュレーター(タブレットでも動作する)もあるので、それを見ながら仕様を決めてゆくことになります(ランボルギーニのサイトで使用できるものよりも高度な設定ができる)。
会場では美味しいフィンガーフードやドリンクも。
こちらは頂いてきたお土産。
アンリ・シャルパンティエのフィナンシェ、ウルスの情報がまとめられた冊子、ウルスのデザインスケッチという豪華なもの。
なお現在日本では300-400台程度の受注があると思われますが、全世界でも相当数のオーダーを受けているとされ、今のところ納期は未定。
早い人だと「2年前から」オーダーを入れているそうで、今から注文したとして、ランボルギーニの生産能力(年間で3000台くらい)を考慮するとおそらく納車は二年後。
ただしランボルギーニは増産等の対策を行ったり、「世界で二番目の」市場である日本向けの割当を増やしてくれる可能性もあり、続報を待ちたいところですね。
3月にはさらに対象を広げた展示会を行うそうですが、その際にはより多くの注文が入ることが予想され、となると納車がさらにずれこむことになり、とにかく注文は早く入れておくに越したことは無さそう。
ちなみに来ていた人たちのウルスに対する関心は尋常ではなく、けっこうな数の人が注文した、もしくは注文済みと言った感じ。
相当に細かいところまでチェックしている人が大半で、「興味本位」というよりは「買うためにチェックしている」という雰囲気です。
こういった状況を見ても、しばらくウルスの人気は高い水準で継続しそうですね。
他の画像はFacebookのアルバム「ランボルギーニ・ウルス」にアップ中。