| オメガ・スピードマスター”ダーク サイド オブ ザ ムーン”に新作登場 |
オメガ・スピードマスター「ダーク サイド オブ ザ ムーン」に新作”アポロ8号”が登場。
これはちょうど2018年はアポロ8号が月の軌道を周回した50周年に該当するということで企画された記念モデル。
なお、スピードマスター・ダーク サイド オブ ザ ムーンそのものが”月の裏側(ダークサイド)を自らの目で見た初めての人類”であるアポロ8号のクルーが着用していた腕時計「スピードマスター プロフェッショナル」へのオマージュとなっています(オメガのページはこちら)。
ダーク サイド オブ ザ ムーンは価値が下がりにくいモデル
「ダーク サイド オブ ザ ムーン」=月の裏側、という意味になりますが、ダークさを表すためか「ダーク サイド オブ ザ ムーン」シリーズのケースはすべてブラックセラミック。
これまでも「BLACK BLACK」「SEDNA BLACK」「PITCH BLACK」「VINTAGE BLACK」といったシリーズが発売されていますが、いずれも価格は100万円前後、とオメガそしてスピードマスターにしてはかなり高価。
これは「セラミックのケースはロス率が高い」ことに起因していると言われますが、高価格であるためか販売数も少なく、よって中古市場への流通もごくわずか。
おおよそ(中古の)流通価格は80-70万円といったところで「オメガにしてはかなり価格が下がらない」シリーズでもありますね(基本的にオメガはかなり値が下がる傾向にある)。
ぼくは以前にスピードマスター・(自動巻き)を所有していたこともあって、しかしロレックスとオメガとの性能差に愕然としたことも。
当時、オメガ・スピードマスターと同時にロレックス・GMTマスターⅡも所有していたのですが、オメガは「よく動いた日には進んで、あまり動かなかった日は時間が遅れる」。
しかしロレックスGMTマスターⅡはその日動こうが動くまいが(ゼンマイの巻き上げがが残っている限り)、同じ日差で作動するのですね。
そういったことがあってぼくはオメガにはあまりいい印象を持っておらず(しかも売るときに安い)、しかし「ダーク サイド オブ ザ ムーン」シリーズだけは「ちょっと欲しい」とも考えています。
それでもやはり「オメガに100万円出すならロレックス・サブマリーナを買ったほうがいい」とも考えていて、スピードマスター・ダーク サイド オブ ザ ムーンの中古価格だとロレックス・エクスプローラーⅡも買えるということもあり、やはり「そっちのほうがいい」ということに。
よってダーク サイド オブ ザ ムーンの中古価格が50万円台に入ればいっちょ買うか、とも考えたりするのですが、意外や中古価格は下がらないようです。
新作ダーク サイド オブ ザ ムーン”アポロ8号”は価値がさらに高いモデル
オメガ・スピードマスター・ダーク サイド オブ ザ ムーン”アポロ8号”はこれまでにはない仕上げを持っていて、まず「スケルトンダイヤル(オメガとしても珍しい)。
ケースバックもシースルーで、ジム・ラヴェル操縦士の有名な言葉「We’ll see you on the other side」が刻印されています。
そしてもう一つの特徴はスケルトンダイヤルにあわせてキャリバー1869に装飾を施したことで、ブラックのブリッジやスケルトンではないダイアル部分を組み合わせて表裏ともに「月面」を表現。
アクセントカラーはイエローとなり、これはベゼル、ダイアルの「Speedmaster」文字、針、インデックス、そしてベルトにも採用。
ケースサイズは44.25ミリ、価格は104万円、発売は8月から。
オメガはシーマスターにもセラミックケースを採用
オメガは「スピードマスター・ダーク サイド オブ ザ ムーン」で採用した技術をほか製品にも反映させていて、「シーマスター・プラネットオーシャン」にもセラミックケースが存在。
こちらは「DEEP BLACK(ディープブラック)」と名付けられ、「PLANET OCEAN 600M OMEGA CO-AXIAL MASTER CHRONOMETER CHRONOGRAPH 45.5 MM」「PLANET OCEAN 600M OMEGA CO-AXIAL MASTER CHRONOMETER GMT 45.5 MM ボールド/レッド/ブルー/ブラック」の5モデルが展開されています。
なお、オメガはベル&ロス同様にインスタグラムに力を入れており、公式Instagramでは様々な画像を公開中。