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もしもシェルビーが新型車を発売したら?デザイナーがレトロフューチャーな「OTRコンセプト」発表

2018/10/11

| もしもシェルビーがニューモデルを発売したら? |

CGデザイナー、Antonio Paglia氏が「シェルビーOTRコンセプト」をレンダリングにて公開。
特徴的なブルーのボディカラーにホワイトのダブルストライプは「まんま」シェルビー。
微妙に80年代っぽいレトロなスーパーカー的雰囲気を持ちながらも(1969年のGT500っぽくもある)、各部はしっかり「現代風」となっています。

シェルビーとフォートとは深い関係にある

なお、「シェルビー」はもちろん「キャロル・シェルビー」氏の名から来たもの。
そしてキャロル・シェルビー氏は「シェルビー・マスタング」や「シェルビー・コブラ」の設計者として有名な人物で、国際モータースポーツ殿堂入りを果たした人物でも。

さらにキャロル・シェルビー氏は自らもレーシングドライバーとしてその能力を発揮し、F1参戦経験や、ル・マンでの優勝経験を持っています。

そんなキャロル・シェルビー氏ですが、レース引退後に自らの会社「シェルビー・アメリカン」を設立し、この際に「ACコブラ」を設計。
これはイギリスのACカーズ製シャシー、フォード製エンジンを積んだもので、ACコブラによってシェルビー・アメリカンはル・マンにて見事優勝を獲得しています。

そして当時「打倒フェラーリ」のためのレーシングカーを開発していたフォードから「エンジンつながり」で声がかかり、「フォードGT40」をシェルビーが再調整してフェラーリを打ち負かしたことでシェルビーとフォードとの関係はさらに強固なものとなりますが、もともとル・マン参戦の目的の一つが「フォードのモータースポーツイメージ強化」であったことから、ル・マンでの成功を市販車に反映させたいとフォードは考え、そこでシェルビーにマスタングのチューンを依頼してできたのがマスタング「シェルビーGT350」という流れ。

よって「シェルビー」はマスタングのグレードではなく「別のクルマ」ということになりますが(それをフォードが販売している)、フォードとしてはこれの成功によってもっと「シェルビー」モデルを増やしたいと考えるようになり、しかしキャロル・シェルビー氏自身は「レース」にしか興味はなく、フォードの期待する商業的な活動を受け入れることが難しかったようですね(エンツォ・フェラーリと同じようなタイプかもしれない)。

なお20世紀フォックスはマット・デイモンをキャロル・シェルビー役に据え、ル・マンにおけるフォードとフェラーリとの戦いを映画化する、と発表していますね。

VIA:Behance

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