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開通したばかりの「香港-中国」を結ぶ”広深港高速鉄道”に乗ってきた!

2018/11/11

| 新しいシステムだけに混乱も多数 |

さて、ちょっとした用事があり香港から中国へ。
今回中国へ入るのは2108年9月23日に開通したばかりの「広深港高速鉄道」。
これは香港側では「西九龍駅」、中国では広州の「南広州駅」とをつなぐもので、「広」はもちろん広州、「深」は中国の深セン、「港」は香港を表します。

香港から中国へと渡る手段としては飛行機、バス、フェリー、そして旧来の鉄道がありますが、この広深港高速鉄道は乗車時間が1時間程度、とかなり短いのが特徴。
目的地にもよりますが、この広深港高速鉄道はもっとも便利(最新なので当たり前か)だと言えそう。

なお、時を同じくして「香港とマカオ」とをつなぐ陸橋も開通し、香港は大きな変革の時を迎えていることもわかります。

まずは香港から中国へと行ってみる

この広深港高速鉄道のチケットの買い方ですが、日本含めて海外からでも予約が可能。
まずは予約した際の番号を持ってカウンターへゆきチケットを引き換えますが、カウンターは大きく分けて「翌日以降のチケット購入」「当日のチケット購入」「予約分の引き換え」という3つ。

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かなり多くの人が並んでいますが、間違えて他の列に並んでしまい、いざ自分の順番となった時に「ここじゃないよ」と言われて別の列に並び直すとかなりのタイムロスになるので、このあたり目的の列をちゃんと確認する必要があります。

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そしてチケットを購入(引き換え)したのちはセキュリティチェック。
ホール内にある表示に従ってセキュリティチェックを行いますが、これは飛行機に乗る時と同じようなもの。

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日本では考えにくいものの、中国では地下鉄や列車に乗る際でも手荷物検査や金属探知機による検査を受けることになります。

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セキュリティチェックを抜けたのちは香港の「出国」手続きを行いますが、あらかじめ自動化ゲート「e-channel」に登録しておけばこんな感じで簡単に通り抜け可能。

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そしてそこから今度は中国側へと「入国」手続きを行います。
同じ駅の中で「香港出国」と「中国入国」を行うことになりますが、香港の敷地内に中国の入管施設を設けた、つまり香港の中に中国が進出してきたということでこれは現地ではかなり問題に。

以前にも歩いて中国から香港に入ったことがありますが、その際はちゃんと「国境」を超えているので、今回とはやや事情が異なります。

なお、同じ施設内といえども香港側と中国側とでは完全に「雰囲気が異なり」、表示される文字のフォントが違ったり、働いている人の雰囲気も全く異なるのが面白いところです。

ちなみに開通したばかりということで(主に中国側の)混乱もあり、2時間前に駅についても乗車するのがギリギリ(間に合わないかと思った)というほどのカオスっぷり。
よって、当面はかなりな余裕をもって駅に向かうのが良さそうです。

その後は高速鉄道つまり新幹線に乗りますが、列車自体は上海など、中国における他の地域で走っているものとまったく同じですね。

列車に乗って国を超える場合、多くは到着してから「入国」手続きを行いますが、今回は列車に乗る前に入国手続きを終えており、そのため中国側に到着してからな何も手続きは必要なく、そのままホームに降り、改札を抜けるだけ、という簡単さ。
確かにこれは便利ではありますね。

今度は中国から香港へ入ってみる

そしてトンボ帰り状態ですが、中国から香港へ。
広州南駅はこんな感じ。
とにかく広い、という印象です。

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みんなどこに行くんだろうな、と疑問に思うほどの人、人、人。
この駅からは香港行きだけではなく、中国全土に向けての列車が出ているようですね。

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中央コンコースはこんな感じでやはり巨大。

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ここから新幹線に乗る方法などは以前にUPしたとおりです。

https://intensive911.com/?p=126623

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