| 来年には市販化され世界中へと出荷されることに |
ホットウィール(Hotwheel)は今年50周年を迎えますが、その記念イベントの一環として「レジェンド・ツアー」を開催しており、そこに参加した3,600台の中から一台のみを(1/64サイズのミニカーとして)製品化する、という企画を実施していた模様。
そして今回その「一台」が公開されており、それがこの「2JetZ」。
これは完全にワンオフで作られたクルマで(アメリカはこういった事ができるのが羨ましい)、そのオリジナリティ、人目を引くデザインが選ばれた理由だとホットウィールが説明しています。
細部に至るまでのこだわりが特徴
この2JetZは、その名称からもわかるとおり「ジェット機」しかも戦闘機をイメージしており、単座ということもあってその様子は車というよりはやはり戦闘機といった感じ。
ボディはまんま戦闘機風のリベット留めで、ウインドウも戦闘機の「キャノピー」風。
さらには戦闘機よろしく、マスコットも側面に描かれていますね。
さらには「RESCUE」等のコーションマークもありますが、「POLOT」「CO-PILOT」の文字があるところを見るに、これは単座ではなくタンデム式の二座なのかも(そのあたりはわかりにくいが、二人乗れそうにはない)。
なお、この2JetZのスペックは不明ではあるものの、エンジンは「600馬力以上」を発生するとのこと。
ブローオフが見えるのでターボチャージャーを装着していると思われ、エンジンは直6のようにも見えますがやっぱり判別が難しい状態です。
サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン(ショックアブソーバーはインボード式だと思われる。サスアームは翼断面を持っている!)、リアはマルチリンクのように見えますね。
なおブレーキキャリパーはイエローの対抗ピストン式。
サイドポンツーンも装備され、「NO STEP」の文字も。
サスペンションアーム他にはイエローとブラックのゼブラが巻かれ、これも雰囲気満点となっています。
全体的にみてかなりよく出来ており、重心がセンターに集められているところを見ても「相当な」手練の作品であることがわかりますが、おそらくは重量600キロ位だと思われ、それで「600馬力以上」を発生するとなると「パワーウエイトレシオ1:1」を下回っているかもしれません。
そういえばちょっと前に「プライベートジェット機をクルマに」改造してしまったショップが登場しましたが、アメリカ人にとって航空機とは”見果てぬ夢”なのでしょうね。