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新型ポルシェ911は見えない部分の進化が大きい!「冷却効率14%UP」「ステアリングレシオ11%クイック」「サスペンションは15%ハード」など

投稿日:2018/12/24 更新日:

いつの時代も最新の911が最良の911

ポルシェが新型911(タイプ992)を発表したのち、本社にてそのカットモデルを展示。
ポルシェは新型車を発売するとそのスケルトン構造を公開することが多く、しかしカットモデルの展示は比較的珍しい、と考えています(スケルトン構造は、カタログやウエブサイトでも紹介されることが多い)。

今回のタイプ992についてはとくにタイプ991からの変更点が多く、ポルシェとしてはその変更点をアピールする必要がある、と考えたのかもしれませんね。

新型ポルシェ911の構造、各ユニットはこうなっている

新型ポルシェ911は広い範囲に及び設計が刷新されているはずですが、ポルシェからは言及されていない部分も数多くある模様。
ここでそのコンポーネントの一部を見てみましょう。

新型ポルシェ911のパワートレーンはこうなっている

まず最初に登場するポルシェ911カレラ、911カレラSのパワートレーンは3リッター・フラットシックス・ツインターボ。
これについては991世代からのキャリーオーバーとなりますが、911カレラSでは「23馬力アップ」と大幅な出力向上を果たしています。

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ポルシェは「燃費向上の無いパワーアップは行わない」を信条としており、燃費性能も同時に引き上げられいているのは間違いなさそう。

ちなみに992に採用されるエンジンの型式名は「9A2 Evo」。
991.2に比べて鋳鉄製のエキゾーストマニホールドは形状が変更され、ターボチャージャーも大きくなってウエストゲートは電動式に。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/32519135078/in/dateposted-public/

過給圧も高められ、最大トルクを発生する回転数も1700-2300回転、とより広い範囲に渡ります。

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なおインタークーラーの位置は変更され、これまでのリアバンパー内サイドからマフラーの真上に。
エンジンの熱による影響を受けるものの、ここだと「より大きな容量の」インタークーラーを設置できること、冷気を確保しやすいことがその理由だそう(14%冷却効率が向上している)。
なお、これによってロールセンターも改善しているものと思われます。

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▲隙間がないほどびっしり詰まっている

なお、パワーアップ以上に向上したのが「加速」。
911カレラSでは3.5秒、911カレラ4S運動では3.4秒という数字ですが、スポーツクロノパッケージを装着するとなんと3.3秒と3.2秒へと短縮でき、この「3.2秒」というのはランボルギーニ・ウラカンと同じタイムです。

新型911のシャシーとボディはこうなっている

新型911は先代に比べてさらに「長く」なり、なんとシボレー・コルベットよりも長い、とのこと(にわかには信じられない)。
もちろんそのぶん重量も増加していますが、その増加幅はサイズ拡大に比べると「まだまだ小さい」ようですね。

そして新型911は重量増加の他に様々なデバイスが追加されており、その分さらに重くなるはずですが、それらを吸収して重量増加を最小限に抑えているのが新型プラットフォームだと言えそうです(先代である911に比べてプラットフォームだけだと5%の軽量化、その前の997比では11%の軽量化を達成している)。

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この軽量化には「アルミ使用部分の拡大」が貢献しているとされ、アルミは7%増加し、反面冷間圧延板(スチール)の使用は37%まで低下。

ポルシェはこれまでずっとスチールの可能性を追求しており、流行に乗って「フルアルミ化」を避けてきましたが、むしろオールアルミを推進してきたアウディが最近「スチール」へと回帰していることからも「ポルシェの先見性」を見て取ることができます。
ちなみにボディ剛性は5%アップしている模様。

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新型911のサスペンションはさらに締め上げられた

新型911のスプリングレートは標準(PASM)、そしてスポーツシャシーともに引き上げられ、フロントは標準シャシーで15%、スポーツシャシーでは18%、リアだとそれぞれ14%と23%固められることに。
ダンパーはビルシュタイン製で、PASMの制御ソフトウエアはポルシェ内製、とのこと。

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新型911のステアリングレシオはよりダイレクトに

新型911に採用されるステアリングラックも大きく進化し、991世代同様に「電動パワステ」を採用しながらもそのレシオは11%ダイレクトに(リアホイールステアリング装着モデルは6%)なり、15:1へ。

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新型911のブレーキはさらに容量アップ

新型911カレラSのホイールサイズは「フロント20、リア21」の前後異径サイズ。
これによる恩恵のひとつは「ブレーキディスクを大径化できる」ことで、911カレラ4Sだとリアのブレーキディスクが(991の13インチから)13.8インチへと大径化。

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なお、ポルシェはブレーキペダルそのものを軽量化したほか、ペダルの踏み代を短くすることでよりダイレクトに、そしてフィーリングを改善した、と述べています。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/32519134648/in/dateposted-public/

新型911のエンジンはより「前に」

そしてすでに報じられたとおり、新型911のエンジンは「より前」に。
これによって重心がより中央に近づきいたとしていますが、エンジンマウントもこれまでより固められ、より応答性が高まっているようです(もちろんダイナミックエンジンマウントも健在)。

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この他にもまだまだ数多くのトピックがあると思われるものの、おおよそハイライトはこんな感じ。
早ければ日本にも1月に新型911が入ってくると言われますが、「早く自分の手でステアリングホイールを握ってみたい」クルマでもありますね。

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