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ミニ・クラブマン/クロスオーバーJCWはフェイスリフトでBMW X2 M35iの300馬力エンジン搭載?現在の231馬力から大幅に出力アップか

2019/02/17

ミニ

BMWとミニとの共通化が進む。今後はプラットフォームも共有

ミニが「クラブマン」と「クロスオーバー」のJCWモデルに対し、フェイスリフト(マイナーチェンジ)の機会にてBMW X2 M35iに搭載する2リッター4気筒ターボを与える、というウワサ。

すでにクラブマンはそのフェイスリフトモデルが目撃されており、その外観があまり変わらないであろうことが確認されているものの、「最大の変化はその中にある」ということになりますね。

新型クロスオーバー/クラブマンJCWは一気にポルシェ並の戦闘力を獲得

BMW X2 M35iは302馬力を発生し、4WDシステム(xDrive)と8速ATにて0-100キロを4.9秒で駆け抜けますが、新型クロスオーバー、クラブマンJCWはこれと同じ装備を持つとされ、となると現行の231馬力から大きくパワーアップを果たすことになりそう。

なお、これまでBMWはミニ含めてそのラインアップでは「ヒエラルキー」を重視し、プラットフォームやエンジン、トランスミッションを使い分け、「機能的な差」を演出していたのが特徴(これはBMWに限ったものではありませんが)。

ですが最近だと、7シリーズに投入したプラットフォーム「CLAR」を5シリーズそして3シリーズにも投入し、つまりこれらが「兄弟車」に。
加えてエンジンやトランスミッションの数も絞って各シリーズにて共通化を測っているのが現状です。

これはもちろん開発や製造コストを下げるためで、ということは「シリーズ間において、その差異は主に見える部分」ということになりますね。

ただし現代ではクルマが購入される要素の多くは「デザイン」であって「走行性能」ではなく、よってこのBMWの手法は時代に即したものだと考えられます。

加えて、クルマそのものが電子制御化され、たとえ同じコンポーネントを使用していたとしても「プログラム次第で」いかようにも性格の変化をつけることができるようになった、ということも関係しているのかもしれません(物理的な作り分けをしなくても良くなった)。

そんな流れもあって今後BMWとミニも共通化される部分がどんどん増えることになると思いますが、実際に次期BMW1シリーズはミニと同じプラットフォームを使用して「FF化」されると言われ、それを鑑みると「エンジンの共有化」もごく自然なことだとも言えそう。

なお、ミニ3/5ドアハッチバックについて、このエンジンが搭載されるのはフルモデルチェンジまで待つことになりそうで、というのも現行の車体にこのエンジンを搭載するのは困難であり、そして次期ミニ3/5ドアハッチバックも新型BMW 1シリーズと同じプラットフォームを持つ可能性があるとも考えていて(でなければ他社と共同開発したコンパクトカー向けのプラットフォーム採用)、BMWとミニとの共有化の流れはどんどん加速することになりそうですね。

VIA: Motoring File

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