| ワゴンボディはルーフが長く空力的には有利だと言われるが |
CGアーティスト、Yasyd Design氏が「パガーニ・ウアイラ・シューティングブレク(ワゴン)」のレンダリングを製作。
これはなかなかに良くできた作品だと言え、ルーフラインを無理なく延長しているように思います。
なお前後フェンダーはリバティーウォーク風の「オーバーフェンダー」が装着されていることもわかりますね(ただしリベットは打ってない)。
スポーツカーとワゴンとは縁遠いわけではない
パガーニはもちろん今に至るまでワゴンを制作したことはなく、しかしパガーニは顧客の要望にあわせて様々なエアロパッケージを用意しており、「無い」とも言えないのもまた事実。
ちなみにアストンマーティンは過去に「V8」をベースにワゴンボディを持つ「スポーツマン」をリリースしたことがありますが、かつて「スポーツ」は狩りをあらわした、と言われます。
そういった流れもあって現代でもアストンマーティンは「ヴァンキッシュ・ザガート」シリーズにシューティングブレーク(ワゴン)を用意しているのだと思われ、よってスポーツカーとワゴンとは「無縁ではない」ということもわかります。
こちらはリアから見たイラストですが、ルーフ後端には「フラップ」が見られ、これはウアイラのフロントにも装着されるデバイスであり、ちゃんとこれを再現した、ということになりますね。
さらには「クワッドテールパイプ」も再現されているものの、この位置にテールパイプがあれば、そしてそもそもウアイラはミドシップなのでリアゲートが機能するのは難しそう。
ただ、室内空間にほぼモノを置くスペースの無いウアイラに、たとえ狭いと言えども室内(シートの後ろに)に収納場所が増えるのはありがたいことで、欧米だとウアイラで「旅行したい」という人もいくばくは存在するであろう可能性を考えると、やはりこの「ウアイラ・シューティングブレーク」は意外と需要が高いのかもしれません(ただ、エンジンを「フタ」で覆ってしまうことになるので放熱の問題はありそうですが)。
そしてこちらは同じくYasyd Design作、ポルシェ918スパイダー「シューティングブレーク」。
こちらもやはりミドシップカーのワゴン化ですが、ルーフましたらアグレッシブなテールパイプが出ていることがわかります。
ちなみにポルシェは過去に「928」をワゴンに仕立て上げたことがあるほか、そ現代でもパナメーラ・スポーツツーリスモを発売したり、「タイカン」にもクロスツーリスモを投入することは公表するなど、やはりポルシェもワゴンと無縁ではない、ということになりますね(ただ、パナメーラや928はフロントエンジンなのでワゴン化は比較的容易)。
VIA:Yasyddesign