| ポルシェはけっこう奇妙なプロトタイプを作っている |
ジュネーブ・モーターショーにて発表された「パナメーラ・スポーツツーリスモ」について「ポルシェ初のワゴン」と報じられていますが、ポルシェ自身が「いや違うね」という動画を公開。
これによると1987年のコンセプトカー「928H50」が「ポルシェ初のワゴン」としており、たしかに動画を見ると「928のワゴン版」。
928H50は928Sの車体後半を25cmストレッチしたもので、後部座席のレッグルームを20センチ拡大。
加えてヘッドライトもプロジェクター式となり、微妙に標準モデルとは異なる顔つきとなっています。
ポルシェはこれまでも911のオフローダー「パナメリカーナ」、928の4ドア版「989」など奇妙なコンセプトカーを製造しており、かなり昔から「色々なチャレンジを行っていた」ことがわかりますね。
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ポルシェが「レースから市販車に転用された技術ベスト5」を動画で公開。PDKは選に漏れる
ポルシェが最近続けて後継している「ベスト5」シリーズ。
これまでも「もっともレアな車」「もっともいい音を出す車」などのランキングを公開していますが、今回は「レースから市販車にフィードバックされた技術ベスト5」。
紹介するのはワルター・ロール氏で、実際にその技術が使用されたレースカーとともに紹介する形式となっています。
まず5位は「カーボンファイバー・レインフォースド・ポリマー」。
ポルシェは911GT1にてはじめてカーボン製モノコックを採用したとしており、その技術が今にも生きている、としていますね。
4位はモードスイッチ。
918スパイダーから採用されています。
3位はカーボンセラミックブレーキ。
2位はターボチャージャー。
917からのフィードバックだそうです。
1位はEパフォーマンスコンセプト。
919ハイブリッドに採用されているものですが、パナメーラにおいてはハイブリッドモデルが「シリーズで最も高いパフォーマンス」を発揮するに至っていますね。
なお、ぼくとしてはPDK=ポルシェ・ドッペルクップルングが入るかと考えていたのですが、ここでは選外。
いわゆるデュアルクラッチをレースに最初に使用したのはポルシェであり、市販車でも911GT3(991)では「PDKしか存在しない」ところまで普及したトランスミッションですが、今回の結果はちょっと予想外でした。