コンコルソ・デレガンツァ京都2019には現行ランボルギーニも勢揃い
さて、京都は二条城にて開催された「コンコルソ・デレガンツァ2019京都」。
総勢50台ものクラシックカーが一同に集いますが、会場には現行のランボルギーニ各モデルも。
ここではアヴェンタドールSVJ、ウルス、ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダーが展示されています。
いつの時代もランボルギーニの「J」は特別なモデル
そんな中で今回紹介するのはランボルギーニ・アヴェンタドール史上最強モデルの「SVJ」。
「SVJ」とは「スーパーヴェローチェ・イオタ」を指しますが、「ヴェローチェ」はイタリア語で速度を意味します。
「J」はイタリア語で「イオタ」と読むそうですが、もともとはFIA競技附則J項にちなんでおり、これに沿って作られたのが1969年の「イオタ」。
このイオタはいわばランボルギーニのスペシャルモデル、しかも究極のモデルの代名詞的な意味合いも持っていて、よって「SVJ」の「J」は1969年の「イオタ」へのオマージュだということになりそうですね。
そして今回展示されていたのが、発表時のマットグリーンを身にまとうランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ。
アヴェンタドールSVJからはランボルギーニのデザイナーがスイッチしていて、そのためにこれまでには見られない手法が随所に見られます。
正確に言うならば、新デザイナーのMitja Borkner氏は、コンセプトカー「テルツォ・ミッレニオ」が初仕事。
たとえばこういった「フロートしたパーツ」もその”新しい手法”の一例ですね。
ホイールはセンターロック、そしてセンターキャップはカーボン。
サイドステップもカーボン製、そしてウイングレットつき。
ドアミラーもカーボン製。
限定であることを示すプレート。
ムルシエラゴやガヤルド前期あたりまでこの「限定シリアルプレート」はリアクォーターウインドウ付近にあったものの、最近の車両ではこのプレートが左フロントの「三角窓」付近に。
アヴェンタドールSV、アヴェンタドールSに比較しても巨大化したリアフェンダーのエアインテーク。
つまりアヴェンタドールSVはそれだけエンジンの発熱量が大きいということになります。
Cピラー内のエアインテークもカーボン製。
リアフェンダーを上下で分割するデザインもアヴェンタドールSVJで初めて採用されたもの。
この「SVJ」文字はオプション扱いですが、ペイントもしくはデカールの二種類が選択可能です。
特徴的な形状のリアウイングもカーボン製。
やはり新しい形状のリアディフューザーもカーボン製。
ウイングのデザインそのものも新しくなっていることがわかります。
そしてリアウイングはクイックリリース(エアロキャッチ)。
つまり開閉式ではなく、「取り外し式」。
安全のため、取り外しには二名いたほうが良さそうですね。
ほかの画像は「Concorso d'Eleganza Lamborghini Aventador SVJ」に保存中。