| ポルトフィーノは「間違いない」クルマだった。ローマがさらに素晴らしいのも間違いない |
現在、フェラーリ・ローマを購入しようかと検討中(全然価格はわからないのですが)。
ぼくはフロントエンジンのフェラーリが大好きで、現在のフェラーリのラインアップだと「GTC4ルッソ」「ポルトフィーノ」がお気に入り。
とくにポルトフィーノには大きな衝撃を受け、かなり真剣に購入を迷ったという過去があります(納車までの待ち時間が長く、納車された頃には次期モデルへとスイッチしそうだったので注文を断念)。
そしてローマが「ポルトフィーノのクーペ版」であれば、まずそのフィーリングの素晴らしさは間違いなく、これに加えてクーペボディの堅牢さ、先進的なインテリアが加わるとなると「買うしかない」一台であるのは間違いのないところ。
なお、フェラーリの場合、(ぼくが一見だからか)発表前の受注は行わず、発表後から注文を開始する、とのこと(ディーラーによって差はあると思う)。
よって、発表されて実車が配備されてからになると多数の注文が集まってしまい、結果的に「一番待たされる」ことになるのかもしれません。
そのため、現在のように「ローマが発表された今」、そしてデモカーが配備されていない”様子見”の今の状態がフェラーリを注文すべき「ベストなタイミング」なのではないか、と考えているわけですね。
ミドシップレイアウトだとランボルギーニのデザインのほうが好みだ
ぼくがフェラーリについて「フロントエンジン」だと考えているのは、まず、そのルーツがフロントエンジンにあるため(エンツォ・フェラーリがフロントエンジンを好んだ)。
そしてフェラーリに対しては「エレガント」なイメージをぼくは抱いていて、それはランボルギーニの「エクストリーム」とは正反対。
よってフェラーリを購入するのであれば、よりエレガントなモデルを選びたい、と考えているのですね。
なお、ランボルギーニの場合はその逆で、乗るならばミドシップ。
発祥はGT350というフロントエンジンではあるものの、ランボルギーニのイメージを形成したのは「市販車初の大排気量ミドシップ」であるミウラであり、その後のカウンタックが方向性を決定づけたと言えます。
そしてランボルギーニはフェラーリのミドシップにはない「ルーフの低さ」を持っていますが(ウラカンは488GTBより5センチくらい低い)、これによってフロントフードとフロントウインドウとの「角度的段差」がなくなっていて、ぼくはこのラインを愛してやまないわけですね。
フェラーリのミドシップについては、北米市場の要望に対応する形により、360モデナから「ルーフが高くなった」と認識していますが、これによってF355の全高1,170ミリから360モデナでは1,212ミリ、F430では1,215ミリ、458イタリアでは1,213ミリ、488GTBでも1,213ミリ、そしてF8トリブートでは1,206ミリ。※F8トリブートで久々に低くなったのは特筆すべき点
対するランボルギーニ・ウラカンは全高1165ミリで、しかしこちらも当然最大の市場である北米からの(ガヤルドからのモデルチェンジに際して)ルーフを高くしてほしいという要求があったそうですが、当時のデザイナーであったフィリッポ・ペリーニ氏は断固としてこれを拒否し、この低さを守ったと言われています(ウラカンの全高はガヤルドと同じ)。
よってミドシップモデルのスタイリングに関してはフェラーリよりもランボルギーニのほうが(あくまでも個人的判断において)好みであり、これが「ミドシップモデルだったらランボルギーニ」だとぼくが考える理由です。
フロントエンジンレイアウトだとまた事情が異なる
ただ、フロントエンジンモデルについては、そのデザイン上「ロングノーズ」になるということからも”ボンネットとフロントウインドウとの角度的相違”については気にしておらず、つまりルーフの高さもさほど気にしていないわけですね(それでも低いほうがいいとは考えている)。
むしろフロントエンジンの場合はフロントウインドウの取り付け位置(下端)を後退させてノーズの長さを強調したほうが格好良く見える場合もあり、BMW Z3(昔乗ってた)はその典型だと言えるかもしれません。
そして今回のローマは「まさに優美」としかいいようのないデザインを持っていて、かつ「テクノロジー」を感じさせるディティールが満載。
加えてインテリアにおいてはほかの自動車メーカーと比較しても高い先進性、インターフェースを持っていて、これもまたぼくの心の琴線に触れるわけですね(ぼくは懐古趣味ではなく、テクノロジー派)。
ちなみに近年のフェラーリにおいて、ぼくがもっとも惹かれるのは「モンツァSP1/SP2」。
ぼくは本来さほどロングノーズが好きなわけではないのですが、モンツァSP1/SP2、ローマについては非常にバランスがいいと考えています。
なお、可能であれば、(モンツァSP1/SP2のような)横方向のストライプをボンネットに入れたいものですね。※これは以前からの憧れ、これが似合うのはフェラーリとジャガーしか無いと考えている
困るのはカラー選択で、現時点での有力候補はイエロー(ジアッロ・モデナ)かパールホワイト(ビアンコ・イタリア。オプション価格が高い・・・)。
ホイールは(イエローの場合)グロスブラック(純正では用意されないと思うので、納車後に塗るしかない)、パールホワイトの場合はマットゴールドを希望。
インテリアについてはノープランですが、ローマに採用されるデバイスからするにクラシカルよりも先進的、もしくはモダンといったイメージを優先するほうがいいのかも(ブラック基調にイエローもしくはホワイトのアクセントとか)。
なお、跳ね馬(プランシングホース)はボディカラー同色に、そしてFerrariエンブレムはグロスブラックに塗りたいと考えています。
一番の問題は金銭面だ
そして一番の問題は「金銭面」ですが、たとえば今注文してローマがやってくるのが2年後だとすると、それまでに「株で稼げばいいか」と安易に考えたり。
ぼくは株式へとけっこうな額を投資していますが、とくにパフォーマンスが高いのが「フェラーリ株」。
フェラーリ上場直後から買い集め、下がったところを狙っては買っているので(今年夏の暴落そして円高時は大きなチャンスだった)けっこうな利益が出ていて、これを繰り返せばなんとかなりそうだ、とも考えています。※お金を借りてでもやる価値はある
「フェラーリ株の利益でフェラーリを買う」というのもまた面白いのかもしれません。
フェラーリに乗らずに死ぬ気はない
なお、ぼくは基本的に「ポルシェとランボルギーニ派」ではありますが、同時に「フェラーリに乗らずに死ぬことはできない」とも考えています。
そしてローマはおそらくタイミング的にちょうどよく、今注文して2021年頃にクルマがやってくるとして、その後2024−2025年頃に登場するであろう「ランボルギーニの新型V10、もしくは新型V12モデル」まで乗るにはかなりいい選択。
ただ、ローマをここで増車せずに「自然吸気V12エンジンのみで走る最後のランボルギーニ」であるアヴェンタドールSを、ウラカンを売りに出して購入するという選択肢も残されていて、もうちょっと悩んでみたいと思います。