| レクサスは今後スピンドルグリルを3D化したり車体構造に取り入れることになりそうだ |
レクサスがアート&ファッションマガジン、ドキュメント・ジャーナル15号の企画にて、「月におけるモビリティ」と題した一連のスケッチを作成。
これらスケッチを作成したのはトヨタの欧州におけるデザイン拠点「ED2(Toyota European Design Headquarters)」。
プロジェクト名は「ルナ・デザイン・ポートフォリオ」と名付けられていて、これが始動したのはちょうどコンセプトカー「LF-30エレクトリファイド」のデザインを行っていたとき。
よって、今回発表された「宇宙のレクサス」はLF-30エレクトリファイドとデザイン的に大きなつながりを持つようですね。
レクサスLF-30エレクトリファイドはこんなクルマ
そこでレクサスLF-30エレクトリファイドですが、「2030年をイメージした」コンセプトカーで、名前からもわかるとおりに完全エレクトリック。
現在の技術の範疇を大きく超えたデバイスを装備します。
なお、「ピュアエレクトリック」ということで吸気のためのグリルが必要なく、そのために「グリルレス」となっていますが、もちろんレクサスがスピンドルグリルを捨てるはずはなく、「車体と一体化した立体スピンドルグリル」へと昇華させたことがデザイン上の特徴。
レクサスLF-30エレクトリファイド発表!2030年のレクサスをイメージした、「ガソリン車では不可能なレベルに達した」高級EV
レクサスの「月面計画」はこうなっている
そこでレクサスの公開したルナ・デザイン・ポートフォリオ。
まずこちらは「レクサス・コスモス」と題された作品で、正面から見ると、船体断面が「スピンドル」形状に見えます。
宇宙空間における輸送船という位置づけで、外壁はすべて透明な素材で構成され、乗員はパノラミックビューを楽しめるというコンセプト。
動力源は不明ですが、なかなかに美しい船ですね。
そしてこちらはバウンシング・ムーン・ローラー。
映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」に登場したポッドのような形状を持っていて、外側は「フレキシブル・グラファイト・ナノチューブ」製。
地形に関係なく走行できる、ということを前提にデザインされています。
一人乗りバイク、「ゼロ・グラビティ」。
新しいコンセプト「Tazuna(手綱)」を取り入れ、人を中心に据えたデザインを行っています。
なお、フロントには「3Dスピンドルグリル」が採用され、時速500キロで走行(飛行)可能。
乗ってる人が「ブラックパンサー」っぽいですね(レクサスはブラックパンサーともタイアップ)。
こちらはレクサス「ムーンレーサー」。
重力の低い月面上にて、ジャンプしたり、クレーターを登ったり降りたりといったアクティビティを楽しむためのもの出そう。
一人乗りで、車体後部にはウイングのようなものが見え、やはりこの車両も「前から見たらスピンドルグリル」。
このレクサス・ルナ・ミッションは月へと向かう宇宙船。
やはり正面から見ると、翼の形がスピンドルグリルに見えるようですね。
マルチパーパスビークル「レクサス・ルナクルーザー」。
大径タイヤを装備して高い走破性と快適性を誇り、タイヤの角度を変えることで「真横にも」移動が可能な構造を持っています。
キャノピー形状そしてエレメントの発光形状に「3Dスピンドルモーション」を採用。
こんな感じでいずれの「月面レクサス」もスピンドルグリルをフィーチャーしていることがわかり、レクサスは今後ずっとこれを継続するつもりであるということもわかりますね。
なお、トヨタは2030年に「月面車を月に送る」計画を持っていて、レクサスも「月とは無関係」ではなく、将来的に月面がコロニー化された際「月の富裕層」はレクサスの車両または宇宙船を所有しているのかもしれません。
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VIA: Lexus USA