| 日本、そして海外でも”オフロード風味”を持つカスタムが急拡大 |
レクサスが、カナダにて開催されているモントリオール・モーターショーにて、ワンオフモデル「GXオーバーランド(Over land)コンセプト」を発表。
これは昨年夏に同じくレクサスが発表した「GXオフロードコンセプト」の延長線上にあるもので、見ての通りオフロード走行性能を向上させ、カナダの雄大な自然を駆け抜けることをイメージしたクルマです。
ちなみに下の画像が昨年の「レクサスGXオフロード・コンセプト」。
レクサスだけにラグジュアリー
このレクサスGXオーバーランダー・コンセプトのベースは2020年モデルの「レクサスGX460エグゼクティブ・パッケージ」。
これに専用デザインを持つ前後バンパーやサイドステップ、ルーフテントを装着し、リフトアップやサスペンション強化、オフロードホイールにオフロードタイヤも与えられることに。
なお、タイヤはTOYO製のオープンカントリーですが、TOYOは数多くのオフロードタイヤをリリースしており、オンロード用タイヤと同様に「今後カスタムカーの主流」となる可能性もありそうです。
昨年のレクサスGXオフロード・コンセプトと比較すると、フロントウインチやシュノーケルが取り払われ、悪路走行よりも「キャンプ」寄りに移行しているようですね。
こちらはルーフテントを展開した状態。
シェードも備え、かなり快適なキャンプサイトを構築できそうです。
ホイールはレイズ製。
なお、車体の下側を映像として映し出すアンダーフロアビューも装備している、とのこと(もちろんパノラミックビューも)。
サスペンションはリフトアップのみではなく大幅に強化され、「キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム」を装備。
アーム類がゴッツいものへと交換s慣れていますね。
サイドステップにも「LEXUS」文字(レクサス好きであれば、この文字を踏むには勇気が要りそうだ)。
インテリアはベースモデルと大きく変わらず、そして外観とは異なり「ラグジュアリー」。
レザーシートにマークレビンソン製の17スピーカー・プレミアムサラウンドサウンドシステムが装備されています。
通常、こういったオフローダーは防水マットや防水・防汚素材を使用したシートを持つものですが、このレクサスGXオーバーランダーのコンセプトは「ラグジュアリー・キャンプ(日本風に言うとグランピング)」でもあり、そのためにこういった”高級な”インテリアを持つのだと思われます。
先日開催された東京オートサロン2020においても、こういった「オフローダー嗜好」が顕著であったといいますが、このレクサスGXオーバランダー・コンセプトを見るに、それは日本以外でも同じなのかも。
そして今日本で売れているSUVはハリアーやヴェゼル、CR-Vといったスマートな都会派ではなく、RAV4やライズ/ロッキーのような、ワイルドなデザインを持つものばかりなので、これからは「土の匂い」がするSUV、そしてカスタムの人気が加速するのかもしれません。