| メルセデス・ベンツがこういったプロモーションを行うのは珍しい。それだけ期待度が大きい? |
メルセデス・ベンツが新型Eクラスのティーザー画像を公開。
現行Eクラスのクラスは2016年に登場していて、今回の「新型」とはフェイスリフト(マイナーチェンジ)版を指しますが、フェイスリフトの際に、そしてこういったプロトタイプを用いたティーザーキャンペーンを行うのはメルセデス・ベンツにとって極めて異例(メルセデスAMGではいくつかの例がある)。
つまりはそれだけ気合の入ったフェイスリフトということになりそうですね。
ちなみにプロトタイプを撮影した場所は米国ラスベガスですが、酷暑テストに向いているということで多くの自動車メーカーがこの地を選ぶようです(BMW 8シリーズのティーザー画像もラスベガスだった)。
フロントには新デザイン導入?
メルセデス・ベンツが新型Eクラスにここまで力を入れる理由は不明で、一説には「テクノロジー面で、今後メルセデス・ベンツを牽引するような、大きな革新がある」ためだ、とも。
外観については(カモフラージュされている部位から推測して)前後バンパーやグリル、ヘッドライト、テールランプあたりが変更対象となりそうです。
公開された画像を見てみると、タイヤ/ホイールサイズから推測して、手前がベースモデル、真ん中が上位モデル、そして奥がAMG。
手前の車両はホイールがやや小さくタイヤも細く、そしてフロントグリルが「ベースモデル」に採用される横方向のルーバー。
そして真ん中のプロトタイプはホイールが大径切削加工となり、グリルが「ダイヤモンド」に。
一番奥も大径ホイール、しかし異なるデザインのフロントバンパー、グリル端にはカモフラージュ。
そしてこちらは「おそらく」AMG版。
これまでのメルセデス・ベンツでは、ベースモデルに「左右つながった」フロントロワーグリルを与え、AMGモデルではさらにそれを強調した加飾がなされていましたが、これがAMGモデルだとすると、「新しい」デザインをフロントに与えるということになりそう。
ただしフロントグリルがAMGならではの「パナメリカーナ」デザインではなく、それを考えるとこのEクラスのグリルが「ダミー(市販時にはパナメリカーナ・グリルに置き換えられる)」もしくは「AMGではない、別の上位モデル」という可能性があるのかも。※それにしてもフロントグリルの両端が隠されているのは気になる
リアはこんな感じ。
2本出しテールパイプが見えますが、トランクリッドスポイラーやディフューザーはなく、それを考えても「やはりAMGモデルではない」という気もしてきますね(リアのブレーキキャリパーもフローティング)。
現時点では、メルセデス・ベンツは新型Eクラスについて画像以外の情報を公開しておらず、よってその多くが謎。
ウワサによると、ステアリングホイールが新型になり、MBUXもアップデート、そして快適装備が強化される、とも。