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これがヤマハによる「発売直前だった」2シータースポーツカーだ!なんとピュアエレクトリックを想定、トヨタあたりが計画を引き継いでくれないものか

投稿日:2020/05/04 更新日:

| すでにヤマハは公式に4輪事業から撤退を表明しており、これが実現することはない |

yamaha-sportcar

ヤマハが2018年に出願していた特許画像が今になって堀り起こされ、ちょっとした話題に。

なお、ヤマハは2019年に「4輪(完成車)事業から撤退する」と表明しており、この特許画像は今となっては”実現しなかったヤマハの夢”ということになりますね。

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ヤマハはこのスポーツカーについて、マクラーレンF1の設計者、ゴードン・マレー氏と共同にて実現するという計画を(当時)持っていて、車体構造にはスチールをカーボンファイバーで挟み込んだ「iStream」構造(下の画像)を採用する”はず”だったと報じられています。

Gordon-Murray-Design-iStream-Carbon-6

ヤマハが四輪?

そこでちょっと気になるのが、そもそも撤退するも何もヤマハは4輪なんかやってたの?ということ。

実際のところヤマハ名義での4輪モデルの市販車は存在しないも同然ですが、古くは「トヨタ2000GT」の開発に関わったり、過去には今回の特許画像を示唆するコンセプトカー「スポーツライド」を発表したことも。

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さらに定期的に4輪コンセプトカーを発表していて、2017年には「クロスハブコンセプト」も発表済み。

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そして時計の針を1990年代まで戻すと、実際に「公道を走るF1」、OX99-11 V12を約1億円で販売(売れなかったけど)していたことも。

こういった例を見るに、ヤマハは4輪事業に強い関心を持っていたことがわかります。

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ヤマハが発売するはずだったクルマを見てみよう

そしてこちらはヤマハが発売する「はずだった」クルマ。

今となってはその名すら知ることがかなませんが、おそらくはスポーツライド・コンセプト同様、コンパクトなミドシップ2シーターだろうと思われます。

Patents-of-Yamaha-stillborn-sports-car-designed-by-Gordon-Murray-7

ですが、ここで注目に値するのは「フロントグリルが口を開けていないこと」。

Patents-of-Yamaha-stillborn-sports-car-designed-by-Gordon-Murray-3

さらにリアにはテールパイプが見られず、つまりこの車はEVだと考えて良さそう。

Patents-of-Yamaha-stillborn-sports-car-designed-by-Gordon-Murray-1

リアタイヤ前部には吸気口があるものの、これはバッテリーとモーターのクーリング用だと捉えることができ、どうやら「ヤマハはピュアエレクトリックスポーツを発売しようとしていた」と結論づけることができると思います。

Patents-of-Yamaha-stillborn-sports-car-designed-by-Gordon-Murray-4

ヤマハは新規事業にて4輪撤退の穴を埋める?

そこでまた出てくる疑問が「ヤマハがEV?」。

しかしヤマハは、4輪事業撤退の数ヶ月後に「4輪用のエレクトリックパワートレーン」を供給する用意ができているという発表を行なっていて、つまりは「これまで自社が発売するスポーツカー用として研究していたエレクトリックシステムを、4輪事業撤退に伴い、そのモトを取るために別事業化した」ということになりそう。

【動画】ヤマハが突如「世界最小、ハイパワーな」モーターユニット発表。アルファロメオ4CをEV化してデモを行う

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このエレクトリックシステムは非常にコンパクトで軽量、そして高出力なことが特徴で、ヤマハいわく”業界最高の出力密度を持ち、水冷と油冷に対応し、最高出力は270馬力まで”。

現時点ではエレクトリックモーター含む試作開発受託業務にとどまるようですが、ヤマハは4輪を捨てるかわりにこちらで利益を得る道を見出したということですね。

Patents-of-Yamaha-stillborn-sports-car-designed-by-Gordon-Murray-5

ヤマハの行動ひとつひとつを見ていると「え?なんで?」とクエスチョンマークが出てくることが多いのですが、数年というターム、そしていくつかの行動や発表を見ていると、すべてが繋がってくるというところが面白いですね。

ただ、ここで「発売直前まで」進んでいたピュアエレクトリックスポーツを葬り去るのはあまりに勿体無く、どこかほかの自動車メーカーがこの計画を引き継いでくれないものか、と考えたりします。

 

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