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まるでスーパーカーのコクピット!知らない間にホンダ・ゴールドウイング(バイク)のメーター周りがトンデモないことになっていた

2020/05/16

| ホンダの2輪部門はそのトンガリ具合が凄まじい |

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さて、ホンダがバイクにおけるフラッグシップ、「ゴールドウイング」につき、Android Autoへの適用を開始した、とのこと。

これ自体は特段驚きに値するニュースではないのですが、そのプレスリリースにある画像を見て「え・・・!?」と衝撃を受けたわけですね。

ぼくは今までに様々なバイクに乗ってきたものの、ゴールドウイングは完全に「守備範囲外」でノーマーク。

よって「名前と、”高い”ということくらいは知っている」程度だったのですが、そのメーター周りを見ると、これまもうクルマというか高級車やスーパーカーなみ。

ゴールドウイングの歴史は40年以上

ホンダによれば、ゴールドウイングシリーズは、最初に(1975年、北米で)発売された「GOLD WING GL 1000」がその祖となり、その歴史はすでに45年。

その間ずっとホンダの二輪におけるフラッグシップとして君臨してきたということになります。

現在、ゴールドウイングのラインアップは「ゴールドウイング(2,787,400円)」「ゴールドウイングDCT(2,930,400円)」「ゴールドウイング・ツアー(3,018,400円)」「ゴールドウイング・ツアーDCT(3,381,400円)」の4タイプ。

そのスタイリングたるや堂々たるもので(当然か)、エンジンは水平対向6気筒(1833cc)。

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なお、フロントサスペンションはホンダ得意の「ダブルウィッシュボーン」。

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ちなみにエンブレムはこんな感じで、ホンダによるとその意図は下記の通り(GWではなくGLとなっているのが不思議。”ゴールドウイング”ではなく初代の形式名を表しているようだ)。

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唯一無二の存在であるGold Wingの象徴として、“威厳、風格、力強さ”をテーマとしたエンブレムをセンターコンソール部とスマートキーに採用。立派なたてがみを持った威厳のある獅子の頭、力強い肩から伸びる威風堂々とした翼と軽快さを持った羽先、獲物に掴み掛かる爪をモダナイズしたデザインを、シャープな立体感と2トーンクロームによる高い質感で仕上げることでGold Wingのアイデンティティーを表現している。

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ヘッドライトはこんな感じで、ホンダの4輪にも通じる部分がありますね。

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テールランプもなんとなくクルマ的。

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それにしても驚かされるのはこのメーター周りで、センターの7インチ液晶ディスプレイや左右のアナログメーター、そして両脇にある液晶表示、そこから手前に伸びた、コンソール上にあるロータリーコマンダーなど、もう見た目は「スーパーカーのコクピット」。

さらに左右グリップ部のスイッチボックスにも大量のボタン/スイッチが取り付けられ、ここだけ見るとバイクとは思えないほど。

ちなみにトルクコントロールやサスペンションのプリロードアジャストもインフォテイメントシステム経由で行えるとのことで、「今のゴールドウイングはこんなことになってたのか・・・」という感じですね。

もちろんオーディオも装備されており、スクリーンは「電動昇降式」。

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ホンダのバイク(2輪)部門は現在絶好調であり、「PCX」「CBR250RR」「レブル」「ADV150」などヒット連発。

営業利益だとホンダの4輪部門が2096億円であるの対し、2輪部門はそれを大きく超える2916億円を記録しています。

営業利益率においても2輪部門は16.3%、4輪部門は1.9%と比較にならないレベルであり、ホンダ車内でも「2輪部門が4輪部門を食わせてやってる」的な風潮も強いと聞き及んでいるところ。

2輪部門がここまで成功している理由は多々あるかと思いますが、やはり「ライバルを意識せず、ホンダらしいバイクを作っている」ということに尽きるともぼくは考えていて、そこが4輪部門との大きな差なのかもしれません。

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よって、ホンダの2輪部門は「(コストをほぼ気にせず)開発者がやりたいことを、やりたいようにできる」環境があるように思われ、そして世に出る製品はほかメーカーのバイクに比較するとかなり高価な場合があるものの、そのこだわりが消費者にも伝わり、広く受け入れられているのかもしれませんね。

そもそもバイクは現代において非常に「不便な」乗り物で、駐輪場所はないわ、厚いわ寒いわ濡れるわで、かつ別途運転免許を所得する必要も。

それでもバイクに乗るということは「バイクをそれだけ愛している」ということになり、そういった人々が求めるのは「中途半端なものではなく、自身が納得できる、とことんこだわったもの」だとも思われます。

VIA:HONDA

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