>トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS) >スズキ(SUZUKI) ■ニュース

スズキがトヨタRAV4 PHVベースのニューモデル、「アクロス」発表!RAV4の”ワイルド”に対してアクロスは”スマート”路線

投稿日:

| 日本の自動車業界はどんどん再編されている |

さて、スズキがかねてよりウワサされていたニューモデル、「アクロス(Across)」を欧州向けに投入。

このアクロスは、提携関係にあるトヨタから供給を受けるRAV4 PHVのOEM車ですが、競合を避けるため、もしくはスズキの戦略上の理由なのか、RAV4特有の「オフロード風味」を消し去り、都会的な印象へと変化しています。

現在スズキは欧州において、スイフト、ジムニー、ビターラ、S-CROSSを展開していますが、ジムニーという特殊な例を除くと、いずれのモデルも「都会的」なイメージを持っているので、今回の新型アクロスについても洗練された雰囲気を出したかったのかもしれませんね。

トヨタ/スズキが提携内容を発表。「やらまいか」精神でインド、アフリカへ共同開発車投入

| トヨタとスズキがインド及びアフリカでの事業展開を共同にて | 昨年にトヨタとスズキは「社会課題の解決」および「自動車社会の健全で持続的な発展」についての提携を発表していますが、これは詳細まで明らか ...

続きを見る

ベースはトヨタRAV4 PHV

このアクロスについて、ベースとなるのは上述の通りトヨタRAV4 PHV。

つい先日、「発売一ヶ月で」売れすぎのために受注を停止したクルマがベースということになりますが、もちろんスズキ分について、トヨタはちゃんと生産枠を確保しているものと思われます。

2021-Suzuki-Across-06

RAV4 PHVが人気すぎて発売一ヶ月で受注停止!受注再開の目処は立たず、なぜそんなに人気なのかを考えてみた

この記事のもくじ1 | 「PEHV=高くてもいい製品」という考え方の浸透、そしてRAV4 PHVの場合は”我慢して乗るエコカー”ではなくガソリン車よりも性能がいいから? |1.1 RAV4 PHVはな ...

続きを見る

ドライブトレーンに変更はなく、エンジンは2.5リッター直4(177PS)、これに18.1kWhバッテリーを持つハイブリッドシステムを組み合わせ、フロントモーターが182PS、リヤモーターが54PS、システム合計では306PS。

駆動方式はもちろん4WDを採用し、フロントとリアとのトルク配分が100:0 ~ 20:80まで変化するのもRAV PHVと同じです。

2021-Suzuki-Across-04

トヨタがRAV4 PHV発売!RAV4最上位モデルとしての質感を高め、災害時には「3日分の電力供給」を可能とするなど利便性も向上

この記事のもくじ1 | 現時点ではもっともユーティリティの高いPHEVかもしれない |1.1 EVモードの走行可能距離は世界最長クラス1.2 RAV4 PHEVは災害時にも活躍 | 現時点ではもっとも ...

続きを見る

スズキ・アクロスのインテリアはこうなっている

インテリアもRAV4 PHVとは大きく変わらず、ステアリングホイールとその上のエンブレム、メーター表示が変更される程度。

レッドステッチもRAV4 PHV「そのまま」が採用されているように見えますね。

加えてインフォテイメントシステムにも変わりはなく、9インチサイズのタッチ式スクリーンを備え、アップルカープレイ、Android Auto、ミラーリンクにも対応。

2021-Suzuki-Across-07

トヨタRAV4とスズキ・アクロスとはどう違うのか

そしてこちらはトヨタRAV4とスズキ・アクロスとの比較。

2021-Suzuki-Across-02

こちらはRAV4。

フロントから見ると、アクロスのほうがボンネットが低く、かなりスマートに見えますね。

ボンネットやフェンダーといった、プレス機を使用して大きなコストの掛かる部分の変更は行わず、バンパーやヘッドライトという、まだ製造コストが抑えられる部分の変更にとどめていますが、それでも大きく印象を変えることに成功しているようです。

001

こちらはスズキ・アクロスのリア。

2021-Suzuki-Across-05

こちらはRAV4。

フロントに比較するとリアの変更は非常に小さく、見たところエンブレムの相違程度に収まっている模様。

11

スズキはラインアップ間でのデザイン的統一を行っていない

なお、現在各自動車メーカーが進めているのが「デザインの統一」。

日産であればVモーショングリルであったり、レクサスであればスピンドルグリルであったり、スバルであれば「ダイナミック×ソリッド」であったり、三菱であれば「ダイナミックシールド」であったり、ホンダだと「ウインググリル」といったように、主には「顔面」の統一を図ります。

欧州車であればBMWやメルセデス・ベンツ、アウディもフロントグリルやヘッドライトの形状/構造を統一してブランドとしてのプレゼンス向上を図っているものの、スズキはそういったことを行っておらず、この理由は明かされていないため真意を知ることはできず。

11

ただ、世界一の自動車メーカーであるトヨタもこういった「統一」を行っておらず、おそらく(ぼくが推測するに)これは「消費者の好みを尊重したため」。

ブランドとしてのデザインや統一性、アイデンティティを強調すると、どうしても「アク」の強いデザインとなってしまい(ブランドロゴのついたバッグや服と同じ)、しかしトヨタやスズキはブランドの主張よりも「買いやすい」デザインを心がけているんじゃないかということですね。

実際のところスズキはインド市場において「一人勝ち」を収めていますが(トヨタもインド市場でのシェア拡大を見込んでスズキと提携している)、この理由としては「現地の嗜好を反映したデザインを行ったから」だとされています。

2021-Suzuki-Across-03

インドだとスズキはほぼ独占企業だった!市場シェアは50%を超え、「2台に一台はスズキ」。いったいなぜ?

この記事のもくじ1 | スズキは自ら運を引き寄せる行動力を持っている |1.1 スズキのインドにおけるシェアは51.2%1.2 なぜスズキはインドで支持されたのか | スズキは自ら運を引き寄せる行動力 ...

続きを見る

つまり、ブランドとして「押し付けがましい」デザインを行うのではなく、インド人の嗜好を調査し、「好まれる」デザインを採用することで、より買いやすい、買ってもらいやすいクルマをつくっている、ということになりますね。

そうなると「視覚上」のブランディングとしては弱くはなるものの、消費者には受け入れられやすくなるので販売は増加し、トヨタにせよインドでのスズキにせよ、結果的に「圧倒的」なシェアを獲得することで、”トヨタ””スズキ”というブランド名を轟かせることになり、これはまた他メーカーとは異なる方向からの「ブランディング」だとも言えそうですね。

参照:SUZUKI

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でintensive911をフォローしよう!

  • この記事を書いた人

管理人:JUN

ランボルギーニ/ポルシェ/ホンダオーナー。 ハイパフォーマンスカーを中心に、それにまつわる話、気になるクルマやバイク、モノ、出来事などを紹介します。

->トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS), >スズキ(SUZUKI), ■ニュース
-, , , , , ,

© 2020 Life in the FAST LANE. Powered by AFFINGER5