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今日のランボルギーニ・ウラカンEVO RWD。タイヤの跳ね上げる石等「チョコチョコと気付いたこと」。やはり実際に自分のクルマとして乗らねばわからないことも

2021/02/03

ランボルギーニ・ウラカンEVO

| やはり試乗だけではわからないことがけっこう多い |

さて、今日のランボルギーニ・ウラカンEVO RWD。

今回は乗っているうちに気付いた点について述べてみたいと思います。

まず最初は、予め想定できていたものの、「タイヤの跳ね上げる石」。

パフォーマンス向上のためには受け入れなくてはならないことも

ウラカンEVO RWDのリアバンパーは、タイヤハウス内のエアを抜くためのダクトが設けられています。

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そして実際に走行すると、リアタイヤが跳ね上げた石が盛大にリアバンパーへと排出されることになり、実際に走行後にリアバンパーを見てみると、「結構な量の石が乗っている」ことも。

ただしこの構造はパフォーマンス向上のために採用されたものであり、まさか塞ぐわけにもゆかず、よってそのまま受け入れるしかなさそうですね。

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ちなみにリアディフューザーの汚れっぷりもかなりのものですが、これも「エアロダイナミクス最適化、そしてルックス向上(ボディカラー同色を選んだので)のための代償」だと割り切り、傷や汚れも勲章のようなものだと考えるようにしています(実際のところ、あまり気にしていない)。

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なお、こういった「ホイールハウス内のエアを抜く構造(後ろから見て”リヤタイヤ丸見え”っぽいスーパーカーも多い)」「ボディカラー同色リアディフューザー」は近年のスポーツカーを中心に幅広く取り入れられており、気になる場合はラッピング等の対策を考えると良いかもしれません。

やたらウインドウ内側が曇る

そのほかウインドウの内側がやたら曇るという状態が何度か発生しており、しかしこれは以前に乗っていたウラカンLP610-4では経験したことがなく、よって「なにかエアコン関係が変更されたのか」と思った部分。

ぼくはいつもエアコンの風量を「2」くらいにして走行しているのですが、それだと曇りが発生し、しかし「5」あたりに強めても曇りがとれず、場合によっては視界を遮ることもあったわけですね。※画像ではフロントウインドウの下が曇っていることがわかる

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どうしたものかと考えていたのですが、インフォテイメントシステムの右上に「車内循環」ボタンがあることに気付き、これをタッチすると曇りがみるみるうちに引くことに。

どうやらウラカンEVO RWDではデフォルトで「車内循環」となっていて、これがウインドウ内側の曇りを発生させる原因となっていたようです。

なお、エアコン自体には改良が施されたようで、ウラカンEVO RWDではちょっと風量を強くするとファンの作動音のようなものが聞こえていましたが、ウラカンEVO RWDではそれが聞こえない模様。

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ちなみにランボルギーニの属するフォルクスワーゲングループ各ブランドとも(ポルシェやブガッティといったスポーツカーブランドでも)エアコンについては相当に力を入れているようで、車内をより快適に保つため、かなりの力を注いでいるようです。

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その力の入れどころとしては、エアコンの出力はもちろん、車内をまんべんなく快適にしたり、作動音を低減したり、乗員に直接風を当てずに冷やしたり暖めたりということですが、ぼくがこれまでに所有してきた中でもっとも優秀だったのはアウディTT(8S)のエアコン(作動している様子を感じさせないのに、いつも車内は快適だった)。※おそらくぼくのなかでは、「エアコンが非常によく効き、快適だったクルマ」として一生記憶に残るだろう

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ブガッティ・シロン・ピュールスポール
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ウラカンEVO RWDではエアコンが常時ON

そしてもうひとつエアコン関連ですが、ウラカンEVO RWDでは「デフォルトでエアコンがON」。

つまり、エアコンを切った状態でエンジンを停止して再度エンジンを始動させた際、以前の状態を反映させずに「つねにエアコンがON」になっているということですね。

ぼくは省エネのためにエアコンをつけずに走ることもあるのですが、この仕様については、おそらく上述のような「エアコンへのこだわり」が反映されたものだと考えていて、かつ以前に乗っていたウラカンLP610-4では「常時エアコンを入れていないと、異臭がするときがあった」ため、ランボルギーニとしては常時エアコンをONにして乗って欲しいと考えているのだと思われます。

よって、(ぼくの推測ではあるものの)そういった設計時の前提に従い、ウラカンEVO RWDでは常にエアコンONにて乗ろうと考えています。※エアコンをONにしても、コンプレッサーの音が聞こえないので、やはりエアコンにはかなりの心血を注いでいるのだと思う

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