| 中国市場において、マセラティは女性からの圧倒的人気を誇るようだ |
さて、中国での販売が比較的好調だと言われるマセラティ。
今回上海モーターショーにおいてはレヴァンテ・ハイブリッド、そして「Fトリブート」を発表しています。
まずはFトリブートから見てみたいと思いますが、ボディカラーにはオフィシャルフォトに採用されている「アズーロ・トリブート」、そして画像はないものの「ロッソ・トリブート」の2つ。
用意されるのはギブリとレヴァンテ
そしてこのFトリブートが用意されるのはギブリとレヴァンテ(レヴァンテの方の画像はない)。
いずれもブラックチタンもしくはブラックのホイールが装着され、ブレーキキャリパーはイエロー、そしてリム部分もイエロー。
ギブリとレヴァンテのFトリブートバージョンは、アズーロ・トリブートとロッソ・トリブートの2種類の専用ペイントが用意されており、それぞれ光沢のあるブラックチタンの21インチホイールとブラックの21インチホイールが採用され、イエローのリムとブレーキキャリパーが装着されています。
見たところ、ボディに装着されるパーツのいくつかはブラックアウト。
なお、やはり画像がないものの、インテリアにおいてもエクステリアカラーにマッチしたステッチやレザーシートが与えられる、とのこと。
ちなみに「Fトリブート」の「F」とは何なのか明かされていないものの、アズーロ(ブルー)はともかく、ロッソ(レッド)とジアッロ(イエロー)を使用しているところから見て、「フェラーリ」なんじゃないかと思ったり。
マセラティはフェラーリから供給を受けたエンジンを自社のクルマに積んでいますが、今後は自社製エンジンへと切り替えるためにフェラーリエンジンの発注をストップしたといい、一つの時代の終焉を表すために「Fトリブート」を発表したのかもしれません(ぼくの推測であって確証はない)。
「困難な時代に生まれ変わったことを表現
そして今回の上海モーターショー出展において、マセラティのダビデ・グラッソCEOによると「本ショーへの出展は、困難な時代に生まれ変わったことを示すもの」だと表現。
実際のところ、マセラティは昨年5月にブランドをリブートする予定だったものの、コロナ禍によってこれが遅れ、2020年9月にまで延期されることに。
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ただしそこからはMC20はじめ様々なニューモデルや特別仕様車を公開しており、同時にアナウンスされたのが「フォーリ・セリエ(シリーズ外)」と呼ばれるパーソナリゼーションプログラム。
これはフェラーリのテーラーメイド、ランボルギーニのアドペルソナム同様に様々な使用や素材・カラーを自由にオーダーできるものですが、あまりに選択肢が多すぎて決めることができないという人のために「コルサ、ウニカ、フューチュラ」という3つの基本ラインを用意しています(これもフェラーリやランボルギーニと同じ)。
そして上海モーターショーにて発表した当日より、MC20もこのフォーリ・セリエの対象となったようですね。
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マセラティはレヴァンテにもハイブリッドを投入
そしてマセラティは「レヴァンテ・ハイブリッド」を上海モーターショーにて発表。
システム構成としてはギブリ・ハイブリッド同様となり、エンジンは2リッター4気筒ターボ+マイルドハイブリッドを採用しますが、重要なのは最大トルク(450Nm)を発生するのが(ノンハイブリッドモデルの)4,000回転から2250回転へと引き下げられていること。
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つまりはそうとうに乗りやすい車になっていると考えて良さそうで、そのほか公表されているスペックとしては「最高速240km/h」、0−100km/h加速は6秒。
なお、それでいて燃費はノンハイブリッド版のレヴァンテに比較して16%も削減できており、これはかなりありがたい、と思います。
オフィシャルフォトに採用されるボディカラーは「アズーロ・アストロ」、そしてフロントフェンダー横の3つのサイドギル、ブレーキキャリパー、Cピラーのトライデントエンブレム等に「ブルー」のアクセントが入ります。
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