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トヨタ・ランドクルーザーの誕生から現在までの「歴史」はこうなっている!TOYOTA BJとしての誕生から全世界170カ国、累計1,040万台を販売するまで

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トヨタ・ランドクルーザーの誕生から現在までの「歴史」はこうなっている

| トヨタ・ランドクルーザーはもともとGHQの要望によって誕生したTOYOTA BJがベースとなっていた |

そして今、ランドクルーザーの歴史は新たなる境地を切り開く

さて、トヨタは新型ランドクルーザーを発表したところではありますが、同時に「ランドクルーザーの歴史」についても公開。

ランドクルーザーはもともと1951年8月に「TOYOTA BJ型」として登場しており、これは「B型エンジン搭載のJeep」という意味だったとされています。

その歴史を紐解いてゆくと、ランドクルーザー誕生の経緯は「GHQの要請」だとされ、当時GHQが日本に対して警察予備隊(自衛隊)を組織するように要望を出し、そこで活動に必要な移動そして物資に輸送のために四輪駆動車が必要となったため、当時の有力国産自動車メーカーであったトヨタ、日産、三菱にプロトタイプ製作を依頼したのがはじまりなのだそう。

そこでトヨタが完成させたのが1947年から発売していたSB型トラックベースの「トヨタ・ジープ」で、ジープと命名したのはアメリカの軍用車「ジープ」が四輪駆動車の代名詞だったから。

ただ、テストの結果に「三菱ジープ」が採用され、同時に三菱は「ジープ」の名称使用権を持つウィリス社とライセンス契約を結んだため、トヨタは「ジープ」の名称を使用できなくなってしまいます。

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トヨタは「TOYOTA BJ」について民生化の道を探る

このB型エンジンは排気量も3.4リッターと大きくトルクがあったので悪路や坂道に強く、実際に自動車として初めて富士山6合目までの登山にも成功。

かつ車体はメンテナンス性に優れる構造を持っていたため、警察予備隊の「制式採用」は得られなかったものの、その性能が評価されて国家地方警察や各官公庁への納入が進み、同時に考えられたのが一般向けへの販売で、この際に「BJ」だと味気ないということで考えられたのが「ランドクルーザー」という名称だとされています。

この名称についてはよく知られたエピソードがあり、当時ランクルのライバルとされていたランドローバー(陸上の盗賊。ローバーは放浪者、探検者という意味があるが、賊という意味もあり、トヨタはそう解釈した)に対抗するという意味にてランドクルーザー(陸の巡洋艦)と名付けたというわけですね。

なお、名付け親は当時の技術部長である梅原半三氏だとされ、これは広く報じられるところではあるものの、トヨタの公式コンテンツ「車名の由来」ではこのあたりのエピソードは非掲載となっています。

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ランドクルーザーは「トヨタの礎」

ランドクルーザーはこういった歴史を持つクルマとなりますが、トヨタによれば「お客様をはじめ、このクルマに関わる様々な人々に安全と安心をお届けすることが目標」というモビリティカンパニーとしての礎となったモデルであり、ここから70年にわたり続く伝統がスタートした、とのこと。

そこから現在まで、ランドクルーザーは全世界で170カ国、累計1,040万台、年間30万台を販売するに至っていますが、この70年間守り続けている本質が「信頼性・耐久性・悪路走破性」。

加えて「ランドクルーザーがあるからこそ行き来できる場所で人々の暮らしを支える、必要不可欠な道具」「人道支援や災害派遣などで人の命を支える存在」「ランドクルーザーだからこそ提供できる体験を通じて、より豊かな人生を支える存在」という用途を定め、究極の目的として「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」がランドクルーザーだと定義しています。

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ランドクルーザー年表はこちら

そしてトヨタが今回発表した「ランドクルーザー年表」がこちら。

形式販売時期特徴
BJ1951年8月~1956年1月当時の警察予備隊向けに計画。警察予備隊の採用は叶わなかったが国家地方警察のパトロールカーとして採用。自動車として初めて富士山6合目まで登坂。車名は1954年よりランドクルーザー(陸の巡洋艦)
20系1955年11月~1959年12月民間向けにふさわしい外観となった2代目。海外への輸出を開始。海外でトヨタの品質・耐久性・信頼性を広める役割(ランドクルーザー作戦)を負った
40系1960年8月~1986年10月3代目、「信頼性・耐久性・悪路走破性」というランドクルーザーの本質を備えた代表車種クロスカントリー車として世界で高い評価と人気を獲得(24年のロングセラー、今日でも多くのお客様がご愛用)
50系1967年8月~1981年7月全く新しい、独自のデザインを持つ本格的ステーションワゴン型。ランドクルーザーの本質はそのままに、広い空間と快適性を備えた、300シリーズの祖先
60系1980年8月~1990年1月50系の後継となるステーションワゴン型。車両の高速化に伴い、走行安定性向上のためワイドトレッド化。個人ユーザー向けに快適装備を充実
70系1984年11月~販売中40系の後継モデルとして、ランドクルーザーの本質をいまも守り進化するヘビーデューティー型。登場翌年の85年から、ライトデューティ型が派生(90年には初代プラドが誕生)。ヘビーデューティー型は現在も販売中
80系1989年10月~1998年1月60系の後継。ランドクルーザー史上最高のオフロード性能と高級セダンの装備・乗り心地を備えたステーションワゴン型
90系1996年5月~2002年10月ランドクルーザーとして初のフロント独立懸架を採用。悪路走破性を備えながら、オンロード性能・乗り心地をさらに向上させた、専用の車体のライトデューティ型(プラドとしての2代目)
100系1998年1月~2007年8月80系の後継。ステーションワゴン型として初のフロント独立懸架を採用。4WDとしての基本性能の向上に加えて高級4WDとしてのプレステージ性とオンロード性能・乗り心地を向上
120系2002年10月~2009年8月新設計の高剛性フレーム(ランドクルーザーとして初の分割フレーム構造)を採用。電子制御の採用を含め悪路走破性とオンロードでの快適性を向上させたライトデューティ型(プラドとしての3代目)
150系2009年9月~販売中120系から、更にボディ剛性を向上させ、オフロード走破性を高める先進技術を盛り込んだライトデューティ型(プラドとしての4代目)
200系2007年9月~2021年春100系の後継。ステーションワゴン型としての分割フレーム構造を採用。プラットフォームを一新し、剛性、耐久性、衝突安全性能、室内の快適性を向上
300系2021年夏200系の後継として発表

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参照:TOYOTA(1), TOYOTA(2), Gazoo.com

 

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