| ノーズには誇らしげに「Countach」の文字 |
細部を見ても、やはりLP500に通じる要素が伺える
さて、数日前にランボルギーニは「新型カウンタック」を登場させると発表したばかりですが、今回は同社のインスタグラム上にて3枚のティーザー画像を公開しています。
これらを見ると、ベースがシアンFKP37になると言われているものの、明らかに固有のデザインを持っていることがわかり、ビッグネームの復活にふさわしいルックスを持つことになりそうですね。
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モチーフは「LP500」?
ランボルギーニは今年が「カウンタック誕生50周年」と述べ、様々なキャンペーンを展開していますが、その「50年」は市販モデルのLP400(1973年)ではなく、コンセプトカーとして発表されたLP500(1971年)にさかのぼってのカウントとなっています。
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そして今回公開されたティーザー画像を見ても、やはり1971年に公開された「カウンタックLP400」をモチーフにしていることがわかります。
たとえばノーズだと、縦スリットに加え「Coutach」の文字。
この仕様を持つのはLP500のみで、LP400以降の市販モデル(下の画像)ではランプが埋め込まれたためかこのCountach文字が消滅しているわけですね(1982年に登場したLP5000S以降では縦スリットも消滅)。
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そしてCピラーを見てみると、数本にて再現されたルーバー状のエアインテークが見え、これもまたLP500の持っていた特徴です。
正確に言うならば、1985年発売のLP5000クワトロバルボーレまでは、この”進行方向に向かって縦方面”のルーバー状デザインが採用されているものの、その後ろが平坦なデザインとなっているのはLP500のみ。
市販モデルのLP500以降はこういったボックス型のダクトが装着されています。
そしてこちらは新型カウンタックのリアセクション。
この部分については大きく形状を変更することが難しかったのか、カウンタックに採用される「トンネルバック」ではなく、(シアンFKP37よりも)アヴェンタドールに近い形状を持つ模様。
現代のランボルギーニらしい六角形(ヘキサゴン)を用いており、各パネルの内側に黒い縁取りが設けられています。※エンジンヘッドカバー形状はアヴェンタドールSVJ、シアンFKP37と同じであるように見える
参考までに、こちらはLP500(真後ろから見た画像がない)。
LP400だとこんな感じ。
イメージカラーはホワイト?
そして今回公開された一連のティーザー画像を見るに、イメージカラーにはホワイトが用いられる模様。
ランボルギーニがオフィシャルフォトにホワイトを用いるのは非常に珍しく(ガヤルドLP560-4とコンセプトSくらいしか記憶にない)、しかしこれはランボルギーニ創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニ自身が「スタークホワイト」のカウンタックを愛用し、常々「カウンタックはこの色であるべき」と語っていたことに由来するのかもしれません。
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参照:Lamborghini(Instagram)