| もともと「割り切った」Rocks-eをさらに割り切った仕様に |
Rocks-eエクストリームを使用したワンメイクレースがあっても面白そうだ
さて、オペルはつい2週間ほど前にマイクロエレクトリックカー「Rocks-e」を発表したところですが、今回は工業デザインを専攻する学生、Lukas Wenzhöfer氏がそのハードなオフロードバージョン、”Opel Rocks e-xtreme”を発表。
同氏はドイツのプフォルツハイム大学にてデザインを学んでいるそうですが、今回の作品を製作するにあたり、"新型Opel Rocks-eは、そもそもかなり偏ったデザインなので、完全に狂った方向に行ってしまってもいいのではないか"と考えたのだそう。
そのデザインはたしかにクレイジーだった
今回のRocks-eエクストリームは見た目こそクレイジーですが、意外なことにオリジナルのボディパネルはすべて残されており、しかしそこへオフロードタイヤ、トラベル量の多いリフトアップサスペンション、超ワイドなトラック、ウイング装着などの改良が施されてタミヤのラジコンカーのようなルックスに。
こうやって見るとサスペンションの「伸び側」もそうとうなトラベルを持つことがわかります。
そして超ショートホイールベースということを考慮し転倒の可能性を案じたのか、車体上部にはロールケージを(外側に)装着。
ちなみにヘッドライトとテールランプはLukas Wenzhöfer氏によるオリジナルデザインですが、むしろこのほうがオペルのデザイン言語にマッチしているようにも見えますね。※新型モッカやアストラとの共通性が見られる
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その走りもやっぱりクレイジー
そのほか、オフローダーっぽいスキッドプレートやオーバーフェンダーも装着され、ルーフ上のLEDライトや、オペルっぽいイエローとグレーのカラーリングもなかなかナイス。
インスタグラムにアップされた動画では、まるでスケートボードでパークを走るかのようなスタントを見せています。
オペル・Rocks- eはこんなクルマ
そこでベースとなったオペルRocks-e(ロックス・イー)について触れてみたいと思いますが、これはSustainable Urban Mobility(=SUM)として開発されたマイクロEVで、全長2.41メートル、全幅1.39メートルというボディサイズを持っています。
搭載されるバッテリーは5.5kWh、最高速度は時速45キロ、一回の満充電あたり航続可能距離は75キロ。
これは先に発表されたシトロエン「AMI」のリバッジモデルとなり、販売もしくはリースにて今年秋から市場投入される、と公表されています。
なお、ドイツでは「AMクラス」という乗り物に分類され、15歳から運転ができる、とのこと。
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参照:Lukasw_Design(Instagram)