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なんか面白いことになってきたぞ。ロータスが「ロータスらしい、他社とは異なる」電動アーキテクチャを発表。中国資本を得て一気に前に進みそうだ

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なんか面白いことになってきたぞ。ロータスが「ロータスらしい、他社とは異なる」電動アーキテクチャを発表。中国資本を得て一気に前に進みそうだ

| もしかすると、フェラーリやポルシェ、ランボルギーニよりも”エレクトリックスポーツ”ではずっと先を行きそうだ |

現在の親会社(吉利汽車)は「カネは出すが口は出さない」ありがたいパトロンでもある

さて、先日は「新しい研究施設と工場」についての発表を行ったロータスですが、今回は”革新的な新軽量シャシー技術”を公開することに。

この新しい構造は、ロータスが昨年10月に発表したプロジェクトLEVA(Lightweight Electric Vehicle Architecture)によって開発されており、プロジェクトLEVAそのものは、次世代バッテリー電気自動車のための全く新しい軽量構造の開発を加速させる研究プログラムだと紹介されています。

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このアーキテクチャ一本でロータスの将来のモデルすべてをカバーできそうだ

この電動車両用アーキテクチャは「エミーラV6に比較して、リアの構造が37%軽量化された(この比較はちょっと無理があるようには思う)」「様々なレイアウトに対応できる、高い汎用性を持つ」ことが特徴。

実際に「2シーター」「4シーター」、「シングルモーター」「ツインモーター」にも対応できるといい、さらにホイールベースは2470ミリから2650ミリ以上に対応でき、搭載できるバッテリーは66.4kWhから99.6kWhまで、そして出力は475~884馬力にまで対応すると紹介されています。

下の画像は2シーター+ショートホイールベース+シングルモーターという構成ですが、最大の重量物であるバッテリーを座席後方へと収納。

なお、EVの場合、多くは「フロアにバッテリーを敷き詰める」構造を持つものの、ロータスではその手法を採用せず、多少重心が高くなってもリアミッドにバッテリーを集中させているということになりますね(もちろん様々なレイアウトを検討したはずで、しかしこれがロータスの選んだ”正解”ということになる)。

Lotus-E-Sports-Architecture-Project-LEVA-1

そしてこちらは2シーターながらもロングホイールベース+ツインモーター。

やはりバッテリー搭載位置は「変わらず」、バッテリーはバスタブ状のスペースに収められて強固にガードされ、そのぶん「交換が非常に難しい」ということもわかります。

ロータスでは、この”座席後方にバッテリーを積み上げる”方式について「チェストレイアウト」と呼んでおり、ピュアエレクトリックハイパーカー「エヴァイヤ」にもこの方式が採用される、とコメントしています。

Lotus-E-Sports-Architecture-Project-LEVA-2

一方こちらは2+2スポーツカーへの採用を想定したもので、バッテリー位置は「フロア」。

ロータスではこれを「スラブレイアウト」と呼んでおり、一般的には「スケートボード型」と呼ばれるものですね。

重心は低くなるものの、フロアが厚くなるので着座位置もその分高くなり、ルーフも高くなるためにセダンやSUVに向いているとされる形式です。

2シーター、2+2ともにアルミ製バスタブシャシーに前後サブフレームを連結した構造を持ち、サスアームとナックルの形状は「AIで設計した」のではと思える形状を持っていますね。

Lotus-E-Sports-Architecture-Project-LEVA-3

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組み立ては「溶接」を導入

なお、ロータスというと「アルミの押出材を接着剤で貼り付けた」フレームが有名ですが、今回の新型エレクトリックアーキテクチャでは「コールドキュア、スポットボンディング、高度な溶接技術」という複数の技術を組み合わせ、組み立て時の環境負荷を低減しているとのこと(やはり接着も併用されるようだ)。

プロジェクトLEVAはロータスの車両コンセプト責任者であるエンジニアのリチャード・ラッカム氏が主導していて、同氏は25年前の”アルミニウム製押出材”フレームの開発に携わった革新的な仕事でよく知られ、「プロジェクトLEVAは、1996年のエリーゼ・アーキテクチャーがそうであったように、現在においても革命的です。真のロータス精神に基づき、車両構造をバッテリーエンクロージャーとして利用し、モーターユニットを統合し、ボルトオンサブフレームを排除し、マルチリンクサスペンションコンポーネントを最適化するなど、究極のパフォーマンス、効率性、安全性に焦点を当てながら、全体的に大幅な軽量化を達成しています」とコメント。

Lotus-EV (3)

つまりは「一つのパーツで複数の機能を兼ねる」というロータスの精神がエレクトリック時代になってもしっかりと引き継がれているということを意味しており、中国資本になったといえどもロータスの精神は失われず、むしろ資金を得てその思想を開花させつつあると考えて良いのかもしれません。

ロータスは以前、アルピーヌとのパートナーシップを発表しているため、これらのアーキテクチャがアルピーヌにも使用されるのは間違いなさそうですが、ロータスは今後サードパーティへの販売も検討しているといい、これによって新たな収益を確保しようと考えている模様。

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実際のところ、ロータス・カーズのエンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクター、リチャード・ムーア氏によると、「プロジェクトLEVAとエレクトリック・スポーツカー・アーキテクチャーは、ロータスの全ての活動の中心にあり続ける革新性を見事に表しています。今日の電気自動車は、ICE(ガソリン車)に比べて重量があります。そのため、ロータスは製品サイクルの早い段階で革新を行い、軽量化と性能密度を目標とした新しい車両アーキテクチャを開発しました。これは、ロータスが単一の車両を開発するのではなく、次世代の電動スポーツカー、将来のロータス製品、そしてロータス・エンジニアリング・コンサルタント会社が商業化するための "青写真 "を手に入れたことを意味しています」とコメント。

ロータスは以前、「フェラーリやポルシェと対等に戦っていた時代の栄光を取り戻す」とコメントしたことがありますが、エレクトリック時代を迎えるにあたり、ロータスは「思わぬ伏兵」となるかもしれませんね。

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参照:Lotus

 

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