| このフェアレディZのレストモッドに際しては80年代の日本のカスタムシーン、そして暴走族スタイルを意識 |
やはり日本車はアメリカでも根強い人気を誇っている
さて、金属加工のプロフェッショナルが作り上げたフェアレディZ(280ZX)”マッドマックス”がYoutubeへと公開されて話題に。
このフェアレディZは道端に打ち捨てられ、フロアには水が溜まって雑草が生えていたというコンディションのものを(現在のオーナーである)マーク・レアさんが発見することになり、その後自身の名義へと移転してレストアがてらここまでカスタムを行ったのだそう。
そのレストアは困難を極める
なお、発見時は「最悪」のコンディションであったそうで、各部にはサビが見られ、電気系統は浸水によって損傷を受けており、まるで水没車さながらであったそうですが、修復に際してはいったんすべてを解体することになり、再度組み上げる際には自作にてアルミ製パイプやパネルを組み合わせ、オリジナルの外観を形作ってゆくことに。
その印象は一言では形容しがたく、レトロでありながらも未来的であり、ある意味ではマッドマックスというよりはサイバーパンク的な印象すら受けますね。
フロントバンパーは「非装着」、しかしかわりにアルミ製のパイプやパネルにて成形され・・・。
オーバーフェンダーやサイドステップもアルミ製。
リベットやホール加工がなんともアグレッシブな印象ですね。
リアフェンダーやBピラーのカバーも自家製です。
フェンダーとタイヤとのクリアランスは「ほぼゼロ」。※エアサスが装着されており車高を上下させることができる
ホイールはレイズ製Volk C1ですが、カーボンファイバー製のカバーを装着しています。
リアバンパーも「レス」、しかし代わりにアルミのパイプとパンチメタル。
テールパイプ、そしてリアサイドのプレートは「ほぼ凶器」レベルです。
エンジンルーム内には自作のタワーバー。
エンジンそものはノーマルのL型6気筒だと紹介されています。
フロントウインドウには「KIMOJI STYLE 気持ちがいい 私の流儀 私の人生」という文字がステッカーにて。
フェアレディZ「マッドマックス」のインテリアも狂気に溢れていた
そしてこのフェアレディZ”マッドマックス”のインテリアを見てみると、ダッシュボード以外はすべてハンドメイドのカスタム品(純正パーツを使用しつつもカスタムされている)。
ドアパネルもオリジナル。
フロアやセンタートンネルも自作です。
サブメーターやスイッチパネルもアルミ板、そしてケーブル類はむき出しとなることでより「マッドマックス的」な雰囲気に。
リアセクションはこう。
このボンベはNOS(ナイトラス・オキサイド・システム)用ではなくエアサス用です。
なおシートバックはホワイトにペイントされ、ウィランズのシートベルトもホワイト。
「マッドマックス」フェアレディZを紹介する動画はこちら
合わせて読みたい、フェアレディZ関連投稿
-
80スープラの2JZエンジンを移植した日産S30フェアレディZが登場!「悪魔のZ」ばりの600馬力、車体重量1,044キロ
| パワーウエイトレシオではフェラーリ、ランボルギーニを凌駕し、マクラーレン・セナに迫る | トヨタ・スープラ(80)に積まれる2JZエンジンを搭載するという日産フェアレディZ(S30)が登場。フェア ...
続きを見る
-
「ブラックデビル」として恐れられたドイツの撃墜王が乗っていたS30 フェアレディZ。死後にその自宅から出てきてカスタムされることに
フロントバンパーレス、悪魔のZっぽい インテリアのカスタムで知られるVilnerがフェアレディZの内外装をカスタムして公開。なんとも魅力的なボディカラーを持つフェアレディZですが、この個体にはちょっと ...
続きを見る
-
【動画】悪魔のZどころじゃない!朽ち果てた廃車から全身フルカーボンボディに生まれ変わったフェアレディZがカッコイイ!
| 納屋に収められたまま錆落ちてしまう運命だったフェアレディZが再び陽の目を見る | Hoonigan AutoFocusが魔改造レベルにカスタムされた「フルカーボンボディ」のフェアレディZを紹介する ...
続きを見る
参照:Larry Chen