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【新記録達成】新型BMW M2 CS、ニュルブルクリンクで7分25秒5のラップタイムを記録。コンパクトスポーツの新たな基準に【動画】

【新記録達成】新型BMW M2 CS、ニュルブルクリンクで7分25秒5のラップタイムを記録。コンパクトスポーツの新たな基準に【動画】

Image:BMW

| BMW M2 CSがニュルブルクリンクにて快挙を達成 |

新型M2 CSはライバルを凌駕する軽さにて速さを獲得

2025年4月11日、新型BMW M2 CSがドイツのニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)にて、7分25秒5というラップタイムを記録。

これは、従来のコンパクトカー最速タイムを8秒も更新するもので、ドライバーを務めたのはBMW M開発エンジニアのヨルグ・ヴァイディンガー氏。※M2 CS以前の「コンパクトカー王者」はアウディRS3だが、その前のランキングトップはM2であり、今回は「王位奪還」ということに

今回の記録達成二歳氏、BMW M GmbHのCEO、フランシスカス・ファン・ミール氏は次のようにコメントしています。

「M2 CSは、パフォーマンスと技術、そして卓越したドライビングダイナミクスを兼ね備えたモデルであることを証明しました。」

BMW M2のタイムを13秒短縮、進化の証明

今回のアタックにおいて、M2 CSは、2023年に同じくヴァイディンガー氏が記録したM2(旧型)の7分38秒7というタイムを13秒も短縮。

BMWによれば、これまでミッドサイズのM4 CSやM3 CSが記録していた7分30秒を切るタイムに迫る実力を、より小型なM2が実現したのは”画期的”であると説明しています。

ニュルブルクリンク北コースとは?

通称「グリーン・ヘル」とも呼ばれるノルドシュライフェは、全長20.832km、70以上のコーナーを誇る世界屈指の難関サーキット。

BMW Mはこのコースを開発のベンチマークとして活用しており、Mモデルすべてがここで鍛えられていることでも知られていますが、BMWはこの地に「Mテストセンター」を設置し、量産前の厳しい耐久・走行テストを実施したうえでその車両を世に送り出しているわけですね。※BMWはニュルブルクリンク24時間レースでは21回の総合優勝を誇る

Image:BMW

新型BMW M2 CSのスペック

BMW M2は多くの外装・内装部品にカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)を採用することでM2比で約30kgの軽量化を実現し、その結果として俊敏なハンドリングと加速性能を高次元で両立しています。

MコンパウンドブレーキやアダプティブMサスペンションなども標準装備され、まさに“走りのプロフェッショナル”を満足させる仕上がりを持つ「小さな巨人」とも言えるクルマでもありますね。※なによりM4 CSに比べ70kgも軽いのは魅力的である

  • エンジン:3.0リッター直列6気筒ターボ(Mツインパワー)
  • 最高出力:530ps(390kW)
  • 最大トルク:650Nm
  • トランスミッション:8速Mステップトロニック(Drivelogic付き)
  • 駆動方式:FR(後輪駆動)
  • 車重:約30kg軽量化(CFRP使用)
  • 価格:115,000ユーロ(ドイツ価格)
  • 生産地:BMWメキシコ・サンルイスポトシ工場
  • 市場投入時期:2025年夏以降(限定生産)

まとめ:BMW Mの伝統と革新が生んだ至高の一台

今回BMW M2 CSが記録したタイムはBMWではM4 CS、M4 CSLに次ぐ「3番手」のタイム、そしてニュルブルクリンク全体だと63位くらい(ただしランキングには20.6kmで計測したタイムも含まれるので実際はもっと上だと思われる)。

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M2 CSは単なるコンパクトスポーツカーにとどまらず、BMW Mの哲学と技術力が凝縮された「走る芸術品」と言える存在でもあり、納車がはじまった後の公道でのインプレッションも期待したいところです。

BMW M2 CSが「コンパクトカー最速」を記録する動画はこちら

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参照:BMW

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JUN

2013年より当ブログを運営中。 国産スポーツカー、ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ等を乗り継ぎ現在に至ります。 単なる情報の記載にとどまらず、なにかしら自分の意見を添え、加えてクルマにまつわる関連情報(保険やメンテナンスなど)を提供するなど「カーライフを豊かにする」情報発信を心がけています。 いくつかのカーメディアにも寄稿中。

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