| まさか雲上ブランドに呼称が発生するとは |
さて、購入してすぐに問題が露見した腕時計、オーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノ(26400SO)。
現在購入した時計店経由にてオーデマ・ピゲへ修理を依頼し、その後「ひげゼンマイの動きが渋い」というところまではわかったのですが、その後あちこちを調整したのちも症状が改善せず、一ヶ月経過して出てきた回答が「原因不明」。
ただオーデマピゲとしても問題を放置することはできないので、きっちり修理を行ってくれる意向ですが、そのためには「ちょっとやそっとの調整では修理できず、完全に分解して再度組み立てる必要がある」とのことで、どれくらい修理に時間がかかるのかはわからず、そこで時計店と相談し、結局代わりの同じ製品に交換してもらうことに。
解決に至るまでは色々あって、実際は購入して届いた際に腕時計が動いておらず、「おや」と思ったのが始まり。
通常、宅配で届いた自動巻腕時計は輸送時の振動でゼンマイが巻き上げられて動いてるのですが、今回購入したものは動いておらず、その時は「よほど輸送時に揺れなかったのだろう」程度に考えていたわけです。
その後実際に使用した直後に問題が発覚し、「これはおかしい」ということになったのですが、要は「最初から問題があった」と考えられ、ぼくが使用を開始したのちに問題が出たとは考えにくいのですね。
つまりぼくに帰責性はないと考えられ、この辺りを時計店と話をして双方歩み寄れる解決策が「交換」であった、ということになります。
なお交換を希望した理由としては「原因不明」のトラブルが発生したこと自体が不安であり、動きの渋さを考えるとどこかに物理的な「負担」がかかっている可能性があるわけです。
その原因がわかっていればいいのですが、原因が「わからない」状態だと、いかに修理が完了したとしても、また「原因不明」の故障が発生する可能性もあり、そうなると双方にとって面倒なこと。
こういったことを訥々と時計店に話をしたわけですが、さすがにこういった例(届いた時点で故障)は初めて。
時計店もやはり初めてのケースなので対応には困っていたようで、とりあえずは丸く収まった、というのが現在の状況になります。
今後のことを考えると今回の経験があってよかったと考えていますが、届いた腕時計はたとえ新品であっても、しばらく使用してみて動作を確認する必要がある、と感じた次第です(ぼくは腕時計が好きな割に実際に身につけることがなく、また色々な腕時計を身につけたいので、届いたのちでも1〜2回使用して片付けてしまうことが多い)。
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ロイヤルオーク・オフショアクロノの動作不良その後。ヒゲゼンマイに問題がある模様
さて、先日動作不良が発見された、購入したばかりのオーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノ。
購入した時計店にて確認してもらったところ、「ヒゲゼンマイの動きが渋い(つまり故障)」とのこと。
不具合を確認した際、ぼくは下記の通り三つの仮説を立てたわけですが、今回の原因はそのうち「3」に相当する模様。
1 ローターの動きが渋い
通常、自動巻の腕時計であれば腕時計そのものを勢いよく振るとローターが遠心力で何回転かすると思いますが、今回購入のロイヤルオーク・オフショアクロノはローターがそこまで回っていないようですね。
ただし動きが硬いというわけではなく、ほんのちょっと時計を傾けてもローター自体は動いています。
2 パワーリザーブが効いていない
手巻きで巻いてもすぐに止まるということを考えると、そもそもゼンマイを巻いてもリザーブできていないのかもしれませんね。
3 内部駆動系の抵抗が大きい
ゼンマイを巻いてしばらくは普通に動き、その後に急激に時間が遅れ出すので、内部の抵抗がどこかにあり、それでゼンマイのパワーを食っており、巻き上げたとしてもすぐにパワーが尽きるのかもしれません。
これは他の部分に負担がかかる可能性があり、最も恐ろしいケースですね。
なお「ヒゲゼンマイ」とは渦巻状のゼンマイのことですが、下の動画で伸び縮みしている蚊取り線香のようなパーツのこと。
これの動きがイマイチとのことなので、「巻けない」もしくは「巻けても動けない」のだと思いますが、手巻きにてゼンマイを巻いても止まるので、やはりなんらかの負荷がかかっているのでしょうね。
もちろん修理にかかる費用は保証対応にて無償となりますが、複雑時計だけに修理には1ヶ月以上を要するようで、しばらく手元に戻ってこないのはちょっと寂しいところです。