【新型アストンマーティン・ヴァンテージS登場】680馬力・3.3秒で0-100km/h、過去最強の「S」モデルがデビュー

Image：Astonmartin

｜　680馬力を誇るV8ツインターボ、新シャシー設計と美しき“S専用”ディテールで武装した究極のフロントエンジン・スポーツ　｜

「ヴァンテージ」はボクがもっとも興味を惹かれるアストンマーティンである

2025年7月9日、 アストンマーティンが新型ヴァンテージS（Vantage S）を正式発表。

これは既存のヴァンテージをベースに、パワー・走行性能・内外装すべてを強化した「史上最強のS」モデルであり、今週末開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて世界初の実車披露、そして走行が予定されています。

パフォーマンス：680ps／800Nm、0-100km/h加速3.3秒

新型ヴァンテージSに搭載されるのは改良型の4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジン。

最高出力は680ps／最大トルク800Nmに達し、0-100km/h加速はわずか3.3秒、最高速は325km/hにも達するうえ、ローンチコントロールの最適化により0-200km/h加速は10.1秒へ（アストンマーティンはちょっとした遊び心を加えるため、急加速時にテールを振り出す設定を採用することが多かったが、今回は”真面目に”数字を取りに来たのかも）。

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シャシー＆ハンドリング：ハード＆ソフトの最適バランス

さらにアストンマーティンのエンジニアは「俊敏性と洗練性の両立」を実現したと述べており、まさにフロントエンジン・スポーツカーの新ベンチマークといえる仕上がりを持っているようですね。

• ビルシュタイン製 DTXアダプティブダンパーの再チューニング
  
• リアサブフレームをシャシーにリジッドマウント（ゴムブッシュ廃止）
  
• 一方でトランスミッションマウント剛性を10％緩和（快適性向上）
  
• フロントグリップ・旋回性能向上のためジオメトリー最適化（キャンバー・トー・キャスター）
  

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エクステリア：攻めの“S”スタイル、最大111kgのダウンフォース

• 新デザインのボンネット・ブレード（グロスブラックまたはカーボン）採用
  
• リアデッキスポイラー装着にて最大44kgのリアダウンフォース
  
• アンダーボディ・ベンチュリ含め合計111kgのダウンフォース
  
• サイドフェンダーに“S”バッジ（真鍮鍛造、赤いガラスエナメル）
  
• 専用21インチYスポークホイール（レッドのグラフィック＋ブロンズキャリパー）
  

この新たな“S”スタイルは、空力性能と美しさを両立する見事なデザインですが、アストンマーティンは今後「S」をひとつのサブブランドあるいはサブカテゴリに育て上げたいのかもしれません。

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インテリア：刺繍2,500針の“S”ロゴ、レッドまたはシルバーのドライブモードロータリー

なお、シートショルダー部の“S”刺繍には、2,500針・16m以上の糸を使用するというこだわりを見せていて、ここからもアストンマーティンの「S」に対する意識の高さを見て取ることが可能です。

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このほか、（外装同様に）インテリアにも“走り”と“ラグジュアリー”が共存しており、内外装全てにおいて「S」を強調しているようですね。

• 専用「Accelerate」インテリア（アルカンターラ＋レザー）
  
• 新型ドライブモード・ロータリー（レッド or シルバーのアルマイト仕上げ）
  
• カーボントリム標準装備、アストンマーティンのウイングエンブレムロゴ刺繍
  
• オプションで「Inspire Sport」：セミアニリンレザー／アルカンターラ仕様、シェブロン・キルティングパターンを選択可能
  

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発売・デリバリー時期・スペック

なお、この新型ヴァンテージSはすでに受注受付を開始しており、2025年第4四半期から納車が行われる、とのこと。

現時点では価格など未発表ですが、クーペとロードスター両方にこの「S」が設定されるといい、おそらくは「限定」ではなくカタログモデルとなるもよう。

ちなみにぼくが（現行）アストンマーティンにおいてもっとも興味を惹かれるのが「ヴァンテージ」シリーズで、それだけに「またひとつ、気になるクルマが登場した」と今回の発表を捉えています。

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アストンマーティン ヴァンテージSのスペック一覧

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