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本当に発売するつもりだったのか・・・!水素推進システムを持つハイパーカー、ハイペリオンXP-1がベガスを走る!!納車は来年からと報じられるが

2021/01/19

ハイペリオンXP-1

| 発売はともかく、実用面では大きな不安が残る |

さて、昨年8月に突如姿を表した水素ハイパーカー、「ハイペリオンXP-1」。

ラスベガスにて開催される家電やテクノロジー関連のショー「CES2021(今年はオンラインのみでの開催)」にて再度その姿が公開され、同時に実車がラスベガスのメイン通りを走行するというパフォーマンスを披露しています。

アメリカから水素を動力源とするハイパーFCV「ハイペリオンXP-1」登場!0-100km/h加速は2.2秒

| このハイペリオンにはバックグラウンド含め謎が多い | ちょっと前からティーザーキャンペーンを行っていた新興ハイパーカーメーカー「ハイペリオン」。今回、そのニューモデル「XP-1(プロトタイプ)」を ...

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そのメカニズムには謎が多い

なお、このハイペリオンXP-1は10年にもわたる研究によってようやく形を表したとされており、しかしその詳細は謎のまま。

現状わかっているのはFCVであること(しかしそのシステムは不明。Lightweight Hydrogen Propulsion System=軽量水素推進システムとだけアナウンスされている)、ウルトラキャパシタ、いくつかのエレクトリックモーター、3速トランスミッションを有する4WDであること、5分で水素をチャージでき、一回の充填によって1635kmを走行できること、0-100km/h加速は2.2秒、最高速度は356km/hであること。

車体は「チタンカーボン(パガーニ同様、チタン繊維を編み込んだカーボンファイバーだと思われる)、キャビンを覆うのは合計134インチの面積を持つカーブガラス。

2023-hyperion-xp-1-headquarters

逆にわかっていないのはその「価格」で、いったいいくらするのかが全く不明。

ただし、それでも来年には納車を開始するともコメントしているので、実際に注文を入れている人がいるのだと考えられます。

ちなみに燃料の「水素」チャージについてはインフラが全く追いついておらず、よってハイペリオンは自前の「安全な」水素ステーションの建設も視野に入れているようですね。

2023-hyperion-xp-1-in-the-desert

なお、インテリアについては公開されていないものの、内装も外観同様に独特のデザインと先進性を持つとされ、「98インチのカーブ液晶を持つ」とも報じられています。

2023-hyperion-xp-1-on-the-vegas-strip (1)

この「ハイペリオン(Hyperion)」は2011年に創業された新興テクノロジー企業で、その核は「水素、自動車、宇宙」産業ですが、このXP-1のほかにどういった収入源があるのかも謎のままで、こういった企業が存続しているのも「アメリカらしい」ところですね。

そのルックスは地球のものとは思えない

今回ラスベガスを走ったのはカモフラージュが施されたプロトタイプ。

ただしその「完成状態」はすでに公開されており、プロトタイプが公開済みCGと大きく変わらないということもわかります。

ちなみにサイドからリアへと繋がる帯のようなブレードは「太陽電池」。

ディヘドラルドアを採用していますが、これは「勝利の女神」、ニケ(ナイキもここから命名)にインスパイアされた、とのこと。

参照: Hyperion

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