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リビアンがサプライズにてコンパクト、かつレトロ風味な「R3」発表。ラリーを意識したR3 Xも公開され全米が興奮の渦に。あまりのカッコよさにボクも歓喜

リビアンがサプライズにてコンパクト、かつレトロ風味な「R3」発表。ラリーを意識したR3 Xも公開され全米が興奮の渦に

Image:Rivian

| たしかにリビアンはコンパクトなモデルの開発を匂わせてはいたが、まさか今回発表されるとは |

残念ながらリビアンR3/R3 Xの納車は早くても2026年となりそうだ

さて、ニューモデル「R2」を発表したばかりのリビアンがサプライズにて「R3」を発表。

これはR2の発表イベントの最後に公開されたEVですが、R2についてはティーザーキャンペンが展開されていたために登場を予想できたものの、このR3についてはまったく(発表の)ウワサすらなかった完璧なサプライズです。

このR3はR1そしてR2の下に位置するコンパクトなクロスオーバーであり(プラットフォームはR2と同じ)、R2よりもコンパクトかつ安価(価格はまだ発表されていない)、そして シングルモーター採用の後輪駆動とデュアルモーターによる全輪駆動がラインアップされることが明かされています。

Rivian-R3X (10)

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リビアンR3はこんなクルマ

そこでこの新型リビアンR3につき、標準仕様の「R3(オフィシャルフォトではグレーの個体)」、そしてトライ(3)モーターにアップグレードされたパフォーマンスバージョンの「R3 X(オフィシャルフォトだとグリーン)」とがラインアップされることとなるもよう。

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なお、リビアンはR2の生産を「2026年から開始する」としてその詳細を公開し、かつ予約を受け付けているものの、このR3およびR3 Xについてはスペックや価格、納車開始時期に関するアナウンスはなく、もちろん予約もできない状態です。

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よってR3とR3 Xについては主に画像から判断するしかありませんが、そのスタイルはリビアンらしい「レトロフューチャー」。

ある意味では初代フォルクスワーゲン・ゴルフ、ランチア・デルタを連想させるフォルムを持っており、けっこう多くの人に「刺さる」のかもしれません。

Rivian (3)

フロントにはリビアンらしい楕円形ヘッドライトにLEDバーを備え、しかしリアにはほかのリビアン各モデルと異なる「大きく立体的な」一体型ランプが組み込まれています。

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他のリビアン各車と同様に、R3にはフロント トランク (またはフランク) が存在し、単独で開閉するリアガラスを持つ従来のリフトゲートも備えています。

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なお、樹脂製のフェンダー及びバンパーにはウインカーが組み込まれていますが、これは今後のリビアンの一つの特徴となるのかもしれません(同じ処理がR2においても見られる)。

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新型リビアンR3のインテリアはこうなっている

そしてリビアンR3のインテリアはこんな感じ。

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こちらはR3 X。

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画像を見る限りだと、R3 Xのほうは強く(そのエクステリア同様に)オフロード/アウトドアを意識しているように思われ、(やはり外装同様に)スポーティなオレンジのアクセントを確認可能。

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シートにはヘッドライトを模したと思われるアイレットが設けられ、センターにはシンガー・ヴィークル・デザインが得意とするウーブン(編み込み)レザーも。※ステッチの色使いがオシャレ

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さらにはコルクっぽい素材、再生樹脂のようなテクスチャを持つ内装パネルが採用され、「自然との共生」を視覚的に押し出しているようにも(ここはテスラと大きく異なる)。

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加えてブランケットホルダーなど様々なアウトドア対応装備が見られるようですね(ルーフテントなど、多数のオプションも用意されるようだ)。

なお、R3/R3 Xについては、R2よりもややバッテリーサイズが小さくなり、それによってコストを抑えることになると報じられており、もちろんテスラの充電規格(NACS)にも対応することが確認されています。

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参照:Rivian

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